本記事では両方の内容について記述する。
不正行為の概要
ズル賢いという意味の「cunning」という英語が語源で、英語圏では日本でのカンニングはチートでお馴染みの「cheating」と呼ばれており、カンニングは和製英語である。
一般的なのは他の受験者の答えや隠し持ったメモ(いわゆるカンニングペーパー、カンペ)を盗み見して回答するというもの。近年では電子機器・通信機器の発達などにより新しいやり方でのカンニングも増えており、ヤフー知恵袋に問題を書きこむなどのインターネットを使ったカンニング行為も話題になった。
何らかの方法で事前に出題問題を知っていたというのも広義にはカンニングかもしれない。生徒に試験問題を盗み見られないよう、試験週間前の一定期間は職員室等に出入り禁止になるからと夜中に職員室に忍び込んではいけない。
凹凸・配置・模様・音などをモールス信号状にしてしまう手もなくはないが、記録できる情報量に対して作る手間のほうが大きすぎたり、他の筆記等の雑音に紛れてしまう、規則的な不審な音になるなど実用性はお察しください。
歴史・結末
その一方でカンニング行為の歴史は古く、特に中国で長く続けられた国家試験「科挙」においては、そこまでやるのかと言いたくなるようなカンニング用のアイテムなどが発掘されている。学歴が重視される社会といった側面もある。
殆どの試験では不正行為として禁止されており、発覚した場合は当該試験の成績が(他教科も含め)0点になる、受験資格を失う、単位取り消し、各種処分などの重い罰則が科せられる。
場合によっては犯罪になる可能性もある。偽計業務妨害罪(刑法第233条)に該当し、要約すると、他人を欺き、または他人の錯誤・不知を利用し、採点者や主催者を騙すため。
たとえ罰を受けなくとも、カンニングが行われたのが知れ渡れば「卑怯」という評価がされ、なにより自身の罪の意識は消えないだろう
対策
- 試験者同士の机を離し、会話や協力を困難にする。
- 試験官がカンニングの大まかな手口と知っている。
- 不正行為ができないよう途中退出が禁止される。
- 必要以上の文房具を机の上に置かせない。
- 文房具を落とした場合においても試験官が拾う。
- 机・椅子・壁などに不審な落書きや模様がないか注意する。
- 不自然な姿勢や頭の動きに対して注意・警告を行う。
- 衣服・文房具・動作等に違和感のある場合は直接確認する。
問題のないもの
テレビ番組などで出演者が話す内容・スタッフからの指示などを記載したスケッチブックやボードのことも「カンニングペーパー」という。これは盗み見してもよい。
カンニングを題材とした漫画、創作の中のカンニング
テストに合格するためにカンニングを行うという場面が描かれる創作作品も存在している。違反行為ではあるが、子供のころからだれもが経験するテストに付随する行為であるため、共感を得られやすいという利点がある。
カンニンGOOD
カンニングで100点を取りまくり、また強敵による困難・妨害を乗り越えてまでカンニングするという漫画(別冊コロコロコミック1995年6月号~2002年12月号まで連載)。
ただしこの漫画におけるカンニング方法は名探偵コナンや007シリーズのような秘密道具、仲間や親族の物理的支援などが必要なものであり、要するに実際のカンニングの参考には全くならない。「よい子は絶対にマネしないでください」と書かれるが、まず真似できない。エピソードによっては協力者の不在などでカンニング道具が使えないなど、常にスムーズにカンニングが進むわけではない。
NARUTO
中忍試験編での第一試験としてペーパーテストが行われたが、ここでは忍術を駆使した数々のカンニングが行われた。また、試験官も厳しくカンニングを監視しており、失格者も多発した。
実は、この第一試験自体がカンニングを前提として作られた試験であり、受験生の「情報収集能力」を問うものであった。テストには一般の受験生が解けるような問題は一つもなく、受験生たちは忍者らしく、試験官にばれないようにカンニングして点を稼がなくてはいけなかったのである。また、カンニングをする対象として受験生の中に試験官が扮装して紛れ込んでいるという手の込みようであった。
ドラえもん
テストではいつも悪い点数を取り続けているのび太。ドラえもんの道具を使ってカンニングをすれば簡単にいい点数が取れそうなものである。実際、いくつかのエピソードにおいてカンニングに該当しそうな例や、カンニングに触れたエピソードがある。
- 「ペコペコバッタ」 - 人の体内に入るとその人が何でもかんでも謝ってしまうというひみつ道具。のび太の同級生の優等生に取りつかせた際には、その生徒はカンニングを告白した。
- 「アンキパン」 - ノートに書かれた内容を食パンに写し取り、それを食べると暗記ができるというひみつ道具。のび太はパンを食べすぎておなかを壊してしまい、覚えた記憶ごとパンを排泄してしまって、再度覚えなおし=パンを大量に食べさせられるというひどい目にあう。さあ、さっさとパンを食べる作業に戻るんだ!!
- 「悪魔のパスポート」 - このパスポートを持っていればあらゆる行為が許されるという悪魔のパスポートを手に入れたのび太は、先生に向かって「次のテストはカンニングします」とカンニング宣言を行う。しかし、最後には自らの良心に耐えかねて悪魔のパスポートを手放してしまったため、実際にはカンニングできなかった
以上のほかに、のび太が一度だけ100点をとったエピソードではドラえもんが「ああ、ついにカンニングしたか」というセリフを放ち、のび太が泣き出してしまうということもあった。
不正行為の関連動画
不正行為の関連静画
不正行為の関連項目
芸人カンニングの概要
二人とも福岡県出身。それぞれ別々の仕事をしていたが1992年に東京で再会した時にお笑いコンビを結成。お互い借金苦に陥るなどして10年ほど下積み時代を過ごすが、2002年~2003年ごろからテレビ番組の出演が多くなる。
2004年に中島が病気により芸能活動を休止してからは竹山がピン芸人として活動する。「カンニング竹山として活動しているのはコンビとして仕事をすればギャラが折半されて中島の家族にお金が行くから」という話が広まったことがあるが、竹山自身がこの話はガセであると語っている。
メンバー
- 竹山隆範
ボケ(というかキレ)担当。
コンビ時代は当り構わず怒鳴り散らかしたり、テレビでウンコしようしたりと暴れていたが、ピン芸人として活動して以降は某番組でカブトムシさいとう呼ばわりされるなどいじられ芸人としての活躍が多くなる。 - 中島忠幸
ツッコミ担当。「カンニング」というコンビ名の考案者。キレると竹山よりはるかに怖いらしい。
芸人になる前は料理人を務めており、その腕前は芸人の中でもトップレベル。
2004年に病気により芸能活動を休止、のちに白血病であることが明らかになる。その後も闘病生活を続けるが、2006年12月20日に死去。
芸人カンニングの関連動画
芸人カンニングの関連項目
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