カンフーパンダとは、米アニメーション大手の『ドリームワークス』が制作した映画用アニメーションである。 2008年6月6日(米国)、2008年7月26日(日本)公開。
概要
カンフーマニアの主人公のパンダ・ポーが、偶然にも巨悪のタイ・ランに立ち向かう『龍の戦士』として認められてしまったことから物語がはじまる。
しかし、ポーはカンフーマニアというだけであって、自身はカンフーをやったこともないただの大食漢であった。
キャッチコピーは「ここらで白黒つけようぜ!」「自分を信じろ。」
この世界に住んでいる住民はすべて動物だが、直接物語と関係のない平民たちはウサギやブタなどになっている。
時代背景としては複雑だが、少なくとも「現代より過去(おそらく古代)の中国」が舞台となっている。
中国四川省成都では、中国を侮辱しているとして映画の上映を中止するという事態が発生した。しかし、監督は侮辱するつもりは毛頭なく、むしろ中国が注目されるよい機会だと考えていただけに、残念なことになったとコメントしている。
『インターニュース』の報道によると、タイの『カンフーパンダ』の特設オブジェ人形がまったく『カンフーパンダ』のパンダに似ていないと、タイで話題になっているという。
尚、アメリカでは2008年11月に30分の新作短編映像が公開されているほか、2011年8月に続編『カンフーパンダ2』が、2016年1月に『カンフーパンダ3』が公開されている(日本国内では『3』は劇場公開はなく、Netflix限定配信)。
ストーリー
安住の地で知られる平和の谷。だがとある理由から最悪のカンフー使いと呼ばれるユキヒョウ「タイ・ラン」に狙われてしまう。
しかし彼に対抗できるのは、伝説に伝わる『龍の戦士』のみ。
そこでカンフーの達人たちは、龍の戦士に選ばれるため選抜大会で腕を競い合う。だが最終的に選ばれたのは、ひょんなことから会場に乱入してしまった素人のパンダ「ポー」だった。
カンフーへの熱意だけは人一倍のポーは、達人たちの師匠である「シーフー老師」に弟子入りするのだが…はたしてポーは無事カンフーを修得し、平和の谷をタイ・ランの脅威から救う事が出来るのだろうか。
登場キャラクター
ポー
本作の主人公にしてカンフーオタクのパンダ。
カンフーの知識は豊富だが、やったことは1度もない。実家がラーメン屋なのでラーメン作りの腕はかなりのもの。
偶然にも1000年に1度選ばれる『龍の戦士』に選ばれたことから、彼の運命は大きく変わってくる。シーフー老師によると息が臭いらしい。
シーフー老師
ウーグウェイ導師の弟子にして、マスターファイブ、そしてポーの師匠であるレッサーパンダ。
弟子に対しては厳しい態度を崩さないが、それには理由があった。
最初はポーが『龍の戦士』に選ばれたことに猛反対していたが、ウーグウェイ導師によって諭され、最終的にカンフーを教えることになる。
古き友であり、師匠でもあるウーグウェイ導師を尊敬する一方で、導師の不可思議な言動に翻弄される事も多い。
カンフーの腕前はウーグウェイ導師を除き作中で1番の腕前であったが、心の迷いからタイ・ランに敗北してしまう。
マスターファイブ
- マスター・タイガー (声:アンジェリーナ・ジョリー 吹き替え:木村佳乃)
- マスター・ツル (声:デヴィッド・クロス 吹き替え:真殿光昭)
- マスター・モンキー (声:ジャッキー・チェン 吹き替え:石丸博也)
- マスター・カマキリ (声:セス・ローガン 吹き替え:桐本琢也)
- マスター・ヘビ (声:ルーシー・リュー 吹き替え:MEGUMI)
ポーの5人の兄弟子。いずれもカンフーの達人であり、この中の誰かが龍の戦士に選ばれるだろうと期待されていた。
ウーグウェイ導師
カンフーの始祖にして、シーフー老師の師匠でもあるゾウガメ。
圧倒的なカンフーの腕前を持ち、平和の谷の実質的な指導者とも言える存在。
次代の『龍の戦士』を決める選抜大会において、ひょんなことから会場に出現したポーを龍の戦士に指名した。
作中でポーや老師にさまざまな助言を行い、2人を導いていく。
タイ・ラン
二十年もの間チョーゴン刑務所に収監されていた、最悪のカンフー使いと呼ばれるユキヒョウ。
関連動画
関連項目
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