概要
16世紀(大航海時代)に、南米で目撃されたと言われる未確認生物。
頭部に赤い宝石のような物体が付いており、この石を手に入れた者は幸運や富を得るとの言い伝えがある。
小動物風であるとされるが、詳細は不明。
転じて、現在の日本文化では神話上の生物などと同様の見方をされており、モンスター、召喚獣、聖獣などといった扱いをされているものが多い。
以下にカーバンクルがモチーフであると思われるものをいくつか記す。
ファイナルファンタジーシリーズ
召喚獣の一体として登場する。
ウサギのような見た目をしており、緑色の体毛を持つ。
多くは額に大きな赤い宝石を持つ(ルビーであるとされる)。
その能力は額の宝石から放たれる光によって味方を守るというもので、
基本的にはルビーの光によってリフレク(魔法攻撃反射魔法)をかけるというものだが、
FFやⅪでは多彩な技を使うことができる。
右は特にチョコボの不思議なダンジョン2のもの。
ファイナルファンタジー3
シリーズ初出のカーバンクルは祭壇の洞窟(=最初のダンジョン)に出てくるザコモンスターである。
外見はごつごつした岩に目玉がついたような姿であり、後のシリーズに出てくる同名のキャラとは似ても似つかない。もちろん、かわいくはない。
戦闘力も、出現場所が出現場所だけに最弱クラスであり、初期状態のパーティでも全く苦戦せずに倒せる。
言うまでもないが、召喚はできない。
リフレクをかけるのはオーディンの仕事である。
魔導物語・ぷよぷよシリーズ
黄色い体をもつ一頭身の生き物。 愛称「カーくん」。
額には横六角形(上下が平面)の赤い宝石ルベルクラクを持ち、強力なビームを放つ。
詳細は『カーバンクル(ぷよぷよ)』の項目を参照のこと。
容姿は右の通りだが、ぷよぷよフィーバーでは作品に合わせてポップな絵になっており、
額のルベルクラクは縦六角形に、口の中には星型の喉が追加されている。
「万が一スクウェアのカーバンクルが黄色くなるようなことがあれば、コンパイルの社長は訴えるつもりだった」
という噂があるらしいが、真偽の程は不明。
遊☆戯☆王
宝玉獣 ルビー・カーバンクル
『宝玉獣 ルビー・カーバンクル』のカード、及び同カードのモンスターのこと。
青い体に赤い大きな瞳と額の赤い宝石が特徴。耳が4つあり、尻尾の先にも赤い宝石がある。
アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』においては、登場キャラクターの一人ヨハン・アンデルセンの使用カードのひとつであり、宝玉獣では唯一言葉を話さないマスコットポジション。OCGでのテキストは以下のとおり。
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻 300/守 300
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」モンスターカードを可能な限り特殊召喚する。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。※遊戯王カードWiki
より引用
魔法カード扱いの宝玉獣を全て召喚する効果は非常に強力であり、場合によっては勝負の決め手になることも十分ありえる。ただし、任意効果の『可能な限り召喚できる』は上記のとおり宝玉獣を「全て」召喚する必要があるため要注意。
アニメでは永続魔法状態から展開する能力を備えていたが、OCG化の際に削除されている。その代わりに他の特殊召喚の手段でも展開効果を使えるようになった。
ちなみに、GXではヨハンが絡むと迷言や言葉のドッジボールが多くなる傾向があるが、このカードに対するやり取りもご多分に漏れず、こんな会話がある始末。
A(アドバンスド)宝玉獣 ルビー・カーバンクル
上記を闇堕ちさせたカードで、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』においては、ヨハン・アンデルセンがユベルに憑依された状態で使用してくるカード。
OCGでのテキストは以下の通り。
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻 300/守 300
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
(3):このカードが永続魔法カード扱いの場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、自分の魔法&罠ゾーンの「A宝玉獣」モンスターカードを可能な限り特殊召喚できる。
「アドバンスド・ダーク」が存在していないと実質自壊となるリスクは抱えているものの、このカードから起動する展開そのものは優秀。
また、アニメからの変更点として永続魔法状態では墓地送りにはならなくなった。
永続魔法状態から自力でモンスターとなって、可能な限り展開する能力はアニメでのルビー・カーバンクルの能力であり、そのままの能力が「A宝玉獣」限定で使えるというもの。ただし、名称ターン1制限がついている。(ある意味妥当とも言えるかもしれない)
また、「アドバンスド・ダーク」がなくても特殊召喚そのものは可能である。(最終的にすべて墓地送りとなるが)
OCGでは永続魔法状態から特定の効果が使える「宝玉獣」モンスターは2種類目である。
(1種類目は「究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン」)
カーバンクル
同名の漫画のタイトル。作者はJUDAL(ジュダル)で、新書館から刊行されている。
有石族(カーバンクル)と呼ばれる額に宝石を持った種族(人)が主人公。
その他のカーバンクル
1)丸く磨きあげられた柘榴石(ガーネット)のこと。
元々はラテン語で「燃える石炭」といった意味をもつ「カルブンクルス」が語源であり、
未確認生物としてのカーバンクルの語源も同様であると思われる。
英単語carbuncleには以下のような意味もある。
どちらも赤い宝石であるというだけであり、元々は前述の通り赤い石としか言われていないらしい。
ただ、ルビーは赤いものしか存在しないが、ガーネットは色の幅が広いため、ルビーだと思われがちなのだろう。
動画
関連項目
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