『カービィのグルメフェス』とは、HAL研究所が開発し、任天堂から配信されたNintendo Switch用ダウンロードソフトである。価格は1,500円(税込)。
概要
一度は食べてみたかった
山のように大きなイチゴのケーキ!
小さくなっちゃったカービィたちの
食いしんぼうバトルがはじまります。
ゲーム情報 | |
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ジャンル | 対戦アクション |
開発元 | HAL研究所 |
販売元 | 任天堂 |
機種 | Nintendo Switch |
発売日 | 2022年8月17日 |
価格(税込) | 1,500円 |
対象年齢 | CERO:A |
通信 | ローカル通信 インターネット通信 |
ゲームソフトテンプレート |
イチゴのケーキを食べようとした時に不思議なフォークの力で小さくなってしまったカービィが、コロコロ転がってイチゴを食べまくり、一番大きなカービィ目指して優勝を狙うゲーム。
一言で説明するなら、カービィのグルメレースに『Fall Guys』や『スマブラ』などの要素を付け足したパーティーゲーム。最もイチゴを食べて大きくなったカービィが勝つシンプルなルールで、最大4人での対戦に対応している。試合時間は長くても5分程度と短いため、気軽に楽しむことができる。
シリーズおなじみのコピー能力は「コピーフード能力」として登場。その名の通り、見た目がお菓子になっており、能力を使うとカービィが食べ物の姿に変身する。
このゲームは対人戦に特化した作りとなっており、ストーリーモードのようなものは存在しない。Nintendo Switch Online加入者でない場合、CPUや近くにいる人との対戦しか楽しむものがないため、注意が必要となる。
グルメグランプリの試合の流れ
一試合は「レース→ミニゲーム→レース→バトルロイヤル」の順に進んでいく。
モード選択によってレースのみ、ミニゲームのみ、バトルロイヤルのみを選ぶことは可能。
ネット対戦のだれかとバトルの場合はグルメグランプリのみ(かつレート付き)なのでご了承を。
レース
2回行われるレースでは、グルメレースの要領でイチゴを食べながら進むため、ただ早くゴールしても結果的に食べたイチゴが少ないときもある。なるべく多くのイチゴを取ろう。まずはCPUと練習して一回のゴールまでに道中50個以上を目安にがんばろう。対人戦の時はより道中でイチゴを取るのが難しくなるのでゴール優先かちょっと稼ぐかの割りきりを見極めるべし。
ゴールにはそれぞれ「50個」「20個」「10個」の山盛りイチゴがある。また道中には5個分のイチゴ、イチゴとは異なる「チェリー」「ブルーベリー」「ラズベリー」なんかも落ちている。たまにフェンスとして行く手を遮るクッキーは何回か体当たりしないと壊せないが、コピーフード能力を使うことによって素早く突破することができる。能力は箱からゲットすることができ、食べたイチゴの総数が相対的に少ないと二回分・三回分手に入ることがある。コースアウトしそうになってもホバリングである程度耐えられるが、大量のイチゴを食べていると猶予が少なくなる。
ミニゲーム
「ランダムに落ちてくる」「カップインすると取れる」「箱を壊すと取れる」「敵を倒す」の4つのルールでイチゴをさらに取る。ここで取ったイチゴの数や倒した敵の数はかなり重要になるため、気を抜かないように。
バトルロイヤル
狭いフィールドでの落としあい、落とした相手からイチゴを奪取、情け無用の真剣勝負。コピーフード能力は箱から手に入れる他、落とされた後のルーレットによってもゲットすることができる。レース時のコピーフード能力の追加取得ルールは健在なので、上位に居ても全く気が抜けない。また、体当たりするとイチゴを落とす「イチゴのかご」や一番でかいカービィを掴もうとする「トング」、突然大量に降ってくるイチゴ等々、逆転を促す要素が多分に存在する。ここでの「溶けたチーズ」や「バター」などは足を止めるトラップとして機能しているので、見落とさないようにしよう。
イチゴの奪い合いが白熱しすぎて1位の取ったイチゴの数があまりにも少なくなってしまっていると15秒のえんちょうタイムが発生することがある。のこり20秒の時は共通してやきいもシューティングのアレンジBGMが流れるが、えんちょうタイムではさらにロボボプラネットで追加されたサビ部分まで流れる。
けっかはっぴょう
ここで今まで太字で書いてきた要素に応じてイチゴ40個のダメ押しボーナスを入れた後で勝敗が決する。一つ目はレースに関するもの、二つ目はミニゲームに関するものかレースに関するもの、三つ目は能力の使用回数かホバリング回数。狙って全部ゲットするのはまず無理だと思っておこう。
なお「クッキーに体当りした回数」は道中の小さいクッキーも対象に入り、「敵を倒した数」はミニゲーム外の道中の敵も含むので意外な形でまくられる可能性はある。
コピーフード能力
- トルネイド
- 「トルネイドソフト」を取ると使える能力。周囲に竜巻を発生させてプレイヤーを吹きとばせるほか、周りにあるイチゴを集めることができる。能力発動後にもう一度ボタンを押すと、少しの間だけ竜巻の範囲が広がる。
- ニードル
- 「ニードルキャンディー」を取ると使える能力。主に最後のバトルロイヤルで活躍し、乱戦になっているところにトゲトゲで突っ込めば一網打尽にできる。一度トゲを出してから好きな方向に体当たりすることも可能。
- ホイール
- 「ホイールドーナツ」を取ると使える能力。猛スピードで敵もプレイヤーも関係なく吹き飛ばす。先頭に追いつくのに最適。
- ゼリー
- 「プルプルゼリー」を取ると使える、今作から初登場の能力。道中に立ちはだかるクッキーの壁をすり抜けられる。また、バトルロイヤルでは、相手の猛攻をやり過ごす防御手段として役に立つ。
- ストーン
- 「ストーンチョコ」を取ると使える能力。バトルロイヤルで登場し、周囲に衝撃波を発生させてプレイヤーを吹き飛ばす。ボタンを長押しすると、その分大きな衝撃波が生まれる。
- バーニング
- 「バーニングペッパー」を取ると使える能力。炎を身にまとって突進する。
- ハイジャンプ
- 「ハイジャンプグミ」を取ると使える能力。レースで遅れをとっていると出現し、大ジャンプでコースを一気にショートカットすることができる。
- ドリル
- 「ドリルキャロット」を取ると使える能力。地面を潜って移動し、出てきた時に真上にいたプレイヤーを攻撃する。
グルメランク
外伝系カービィでおなじみのランクアップで解禁される要素は今回もある。前作にあたるカービィファイターズ2のそれがあまりにも上がりにくいのを反省したのか高いランクに行っても3~4回程度でランクアップできる。ただし天井は135とハチャメチャすぎるので気長にやるとよい。
ごほうびメニューのBGM
前述のグルメランクをアップさせることで手に入ることがあるうちの「レースBGM」はごほうびメニュー内で一回カーソルを合わせた後でホームテーブルに戻ると流れっぱなしになる。またその状態でメインメニューにてレースに関する競技を選択する際にYを押しっぱなしにすることで、そのレースBGMを指定することができる。なお、ミニゲームBGMやバトルロイヤルBGMは自由に聞くことができない。少々もったいないかんじ。
ゲームのセーブデータに「スターアライズ」「スーパーカービィハンターズ」「カービィファイターズ2」「ディスカバリー」が入っているとそれぞれ3曲ずつボーナスでレースBGMが追加される。まだ持ってないひとは、試しに遊んでみるのも良いと思います。
キャラおかしコレクション
「グルメグランプリ」「シングルレース」「シングルバトロワ」をプレイするともれなくもらえるもので、デコレーションをすることでタイトル画面に表示されるケーキを飾ることができる。絵柄は歴代カービィシリーズから多数の256種類。また一番目のデコレーション、てっぺんに飾ったものはホームテーブル・レース等のスタート地点台座にも反映される。フリーロールのモードでは集めたキャラおかしがランダムに飾られ、特定の位置にスタート地点台座と同じキャラおかしが置かれる。
きせかえスキン
今作ではカービィの色を変更できるほか、大きく分けて三種類のスキンが用意されている。
たべもの系
あたまにおっきな食べ物載せてんのかい!的なスキン。「ホイップクリーム」のような控えめなものとカービィカフェでもお目に書かれる「カービィバーガー」「くるまほおばりケーキ」がある。
コスプレ系
「バンダナワドルディ」や「デデデ大王」のようなパーツだけ・「リック」達等の頭と口になんかつけてる系・「タランザ」みたいなただのお面等、とりあえずなりきりがはかどるスキン。セットとして使える色も用意されている。例えばメタナイトのスキンにメタネイビーの色を組み合わせると、堂々とイチゴを食いまくってぶくぶく太るメタナイトといういろいろとヤバい絵面が出来上がってしまう。
いきもの系
このスキンは"生きてる"んだぜッ!カービィハンターズ系列で好評だったのかカービィの頭に乗っかるスキンが30周年記念ということで色々ラインナップ。ちゃんとまばたきもします。最新作の「エフィリン」から元祖頭に乗っかる系のおともの「チュチュ」、なんとなく頭に乗っかっている「グーイ」の他にコスプレといきものが一体化している豪華仕様「アドレーヌ&リボン」がある。ちなみに頭に乗っかっているひとたちは走行中もれなく地面にめり込みながらひっついているのでやはりヤバい絵面が出来上がっている。
余談・小ネタ
- 名曲揃いにもかかわらず、以降の作品でアレンジ曲が全く登場しなかった『カービィのブロックボール』だが、今作でついにアレンジ曲が登場した。Stage5とボス戦の楽曲がアレンジされ、レース等で聞くことができる。
- レースBGMの「ディスカバリー:プレイ特典楽曲3」やランク101で解禁される曲(曲名はネタバレなので詳細は伏せる)等はレースが終了してもミニゲーム中にそのまま流れ続け、二回目のレースが終了するまで持続する。これは恐らくボーカルソングだから長めに聴いて欲しいという開発の粋な計らいである。
- キャラおかしをコンプリートすることで手に入る楽曲もある(曲名はネタバレなので以下略)。その曲には86秒経過後に流れる音楽が変化するという仕掛けが盛り込まれている。似たようなことはスターアライズの星誕・ニルの最終楽曲でもやっているので30周年向けリファレンスなのかもしれない。
- ランク20のレースBGM「カービィファイターズ2:メモリアル楽曲1」は夢の泉の曲を和風アレンジしたようなものだが、これはカービィファイターズ2原作ではファイターズランク100(天井)まで到達しないと手に入らないのでだいぶ安売り(80%OFF)を食らっていることになる。
- ランク64で「星のカービィ64:メモリアル楽曲1」、ランク86(ハル)で「20周年スペシャルコレクション:メモリアル楽曲2」等、一部のランクで手に入る曲目は語呂合わせが入っている模様。
- フリーロールで集めたイチゴはグルメランクに全く反映されないが、それはそれとしてステージ上のでかいワドルディキャンディを特定の位置に到達させるとたくさんのイチゴが降ってくる仕掛けがある。
- ごほうびメニューで音楽を流しているときにレコード(っぽいクッキー?)から音符が表示される。この色はディスカバリーと同様に作曲者が誰かを示しているらしく、今作では8色(虹の7色と無色)確認できる。
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関連項目
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- 0pt