ガセネタとは、事実と異なる内容を含んだ嘘の情報のことである。
語源としては、「お騒がせ」や「人騒がせ」のがせから来たと考えられている。
元は一部の業界(テキ屋)での偽物を評する隠語であったが、一般に語彙として普及する中で嘘の意味が強くなった。
ガセネタの程度
同じような意味を持つ言葉(隠語)にデマがあるが、ガセネタとの線引きは実に難しい。
より悪意をもって広く流布するのがデマで、より個人的な嘘であるのがガセネタであろうか。
デマカセになるとほぼ同義の言葉になる。
新聞や記者の間ではガセネタとしての嘘情報という言葉がよく通じる。
わざとそういった嘘を面白おかしく書き連ねる虚構新聞や、本気なのかよく分からない東スポなどがその代表だろうか。
勿論、意図せずにガセネタを真実として流してしまう場合も多々ある。
特にゴシップ記事、週刊誌、スキャンダルなどにはガセにあたる嘘情報が多々含まれる。
更に現代においては一般レベルで相当にインターネットが普及し、以前の口コミ感覚から、よりガセネタの流布する速度が上昇した。
「ポケモンでAB連打でモンスターを捕まえやすくなる」
この程度ならまさにガセネタ、あるいはウソテクとして捉えられるものだが、
「フライデー襲撃事件後、芸能界から干されていたたけしや軍団の生活費を当時ライバル関係にあった志村けんが助けていた」
数十万人単位の人間が数日でガセを信じれば、よりデマや都市伝説に近くなる。
冗談や憶測で書いたものが、嘘や仮定である前提が抜け落ちた上で流布されることも多い。尾ひれがつく中で「これが××なのは××であるため」「××では××が常識だからだ」と誰かが悪い意味で機転を利かせてしまい、一層の信憑性を付与してくるパターンや、なぜか「東大の教授が言っていた」などと飛躍してしまい何でもありなパターンもある。
ニコニコ動画で言えば「0秒コメが重い」がガセネタの代表だろうか。
ゲーム動画などではウソテク、ドラマやアニメの嘘バレ、芸能人に対しても亡くなった(例:ねるねるねるね死亡説)などといったようなガセネタが蔓延している。
前々から悪意をもった釣りコメントはもちろん、2ちゃんねるなど電子掲示板からのガセネタが多かったが、最近ではtwitterやfacebookなどのSNS情報からのガセ流布も多々見られる。
動画を視聴する際にはうそはうそと見抜けないと難しいのは掲示板と同様である。
【拡散希望】として被災地のガセネタを発信したことで、現地や支援・輸送の経路・団体を混乱させる事もあるため、正しい情報源のない情報の拡散に加担しないこと。(重要な情報であれば国や都道府県、市町村からの発表=情報源がある)
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