ガチ恋とは、アイドルや二次元などの存在に対して本当に恋をしてしまった際に使われる用語・スラングである。「ガチ恋」をしている人たちのことを「ガチ恋勢」、類語に「リアコ」がある。
概要
ガチ恋は、2000年代にアイドルの現場で生まれた用語である。2000年代、AKB48を筆頭に現場で会えるアイドルが頻出。それにより、1990年代までの「アイドルは遠い存在」という壁が崩れ始め、本当に会えることでファンが恋に落ち、「ガチンコで恋をしてしまう」略して「ガチ恋」が誕生した。
それまで、二次元カルチャーを中心に「俺の嫁」と言われる「お気に入りの二次元キャラ」を指す言葉が存在したが、アイドルの現場では流石に自分の嫁だというのは嫌厭されるため、この言葉が使われず、後に「嫁」と言うことが痛いなどと思われることから、「ガチ恋」が俺の嫁の代用語として使われ始めている。
ガチ恋が進むことで、一部のファンが周りから厄介と思われる行為や思想になることが時に問題となっており、同じファンを拒否する「同担拒否」やストーカーや執拗にガチ恋対象に対して告白するなど過激化が進んだ例が後を絶たない。中でもストーカー行為などでは、事務所が公式見解を発表したり、ライブハウスの出禁、公式アカウントからのブロック、警察沙汰になることもある。
節度ある推しの仕方を選べるのが本当のファンである。間違っても一線を超えてはならない。
類語の「リアコ」は、主に女性のサブカルチャー界隈(夢女子界隈)で使用される言葉であり、意味は「ガチ恋」とほぼ同じであるが、時にそのファンの対象であるものの暗黙の了解上、「同担拒否をしている」という意味になることもある。
ガチ恋口上
ガチ恋口上は、アイドルの現場においてガチ恋の対象に対して自分が好きであることを叫ぶコールとして生まれた。基本的にはファンが考え、自分のガチ恋に対して叫ぶが、場合によっては公式やアイドル本人から「こう叫んで欲しい」とガチ恋口上のテンプレートを指定されることもある。この口上は、通常のコール以上に場を選ぶものであり、声優ライブなどの現場などにおいては基本タブーとされる。そのため、マナーを考え、空気を読んでこのコールを行っていただきたい。
言いたいことがあるんだよ
やっぱり○○(推し)はかわいいよ (かっこいいよ)
好き好き大好き やっぱ好き
[やっと見つけたお姫様 (王子様)
俺が生まれてきた理由
それはお前に出会うため
俺と一緒に人生歩もう
世界で1番愛してる]
ア・イ・シ・テ・ルーーー!!
上記は典型的なガチ恋口上である。改変をする際でも、歌詞のない間奏などにファンが長い文章を叫び続けることと、最後に「ア・イ・シ・テ・ル」を叫ぶことは概ね共通している。上記の[]で囲まれた箇所は改変がしやすいことからよく変更がされる。
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関連項目
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