ガルーラとは、ポケットモンスターに登場するNo.115のポケモンである。初登場は赤・緑。
基礎データ | |||
---|---|---|---|
名前 | ガルーラ | タイプ | ノーマル |
英語名 | Kangaskhan | 高さ | 2.2m |
分類 | おやこ | 重さ | 80.0kg(通常) 100.0kg(メガ) |
全国図鑑 | #115 | 特性 | はやおき |
ジョウト | #205 #210(HGSS) |
きもったま | |
ホウエン | #279 #―(ORAS) |
隠れ特性 | せいしんりょく |
シンオウ | #― | メガ特性 | おやこあい |
イッシュ | #― | グループ | かいじゅう |
#― | 孵化歩数 | 5120歩 | |
カロス | #062(コースト) | 性別比率 | ♂:0.0% |
アローラ | #165(アローラ) #199(USUM/アローラ) #092(アーカラ) #100(USUM/アーカラ) |
♀:100.0% | |
ガラル | #― | 努力値 | HP+2 |
世代 | 第1世代 | ||
進化 | 進化しない |
図鑑説明
- ポケットモンスター赤・緑、ポケットモンスターファイアレッド
- メスは おなかの ふくろに こどもを いれて そだてる。 れんぞくパンチ こうげきが とくい。
- ポケットモンスター青、ポケットモンスターリーフグリーン
- こどもは ははおやの おなかにある ふくろから ほとんど でてこない。 やく3ねんで おやばなれする。
- ポケットモンスターピカチュウ、ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- おなかのふくろで こどもをそだてる。 こどもを まもるためになら どんな あいてにも たちむかっていく。
- ポケットモンスター金、ポケットモンスターハートゴールド、ポケットモンスターY
- あんぜんな ばしょなら こどもも おなかの ふくろから でて あそぶ。 おやは それを じっと みまもる。
- ポケットモンスター銀、ポケットモンスターソウルシルバー
- こどもを まもるためなら どんなに キズついても けっして たたかいを あきらめない。
- ポケットモンスタークリスタル
- ねむるとき おなかの ふくろにいる こどもを つぶさないよう よこにならず すわりこんで ねむる。
- ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド、ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア
- ガルーラの こどもが 1ぴきで あそんでいても ぜったいに つかまえたりしては いけないよ。 ちかくに いる おやが はげしく おこりだすぞ。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ、ポケットモンスターブラック・ホワイト、ポケットモンスターブラック2・ホワイト2、ポケットモンスターX
- おなかの ふくろで こそだてをする。 あんぜんな ときだけ こどもを ふくろから だして あそばせる。
- ポケットモンスターサン
- 通常
- ガルーラの ははおやの あいじょうは ふかい。 わがこを まもるためならば しさえ おそれないと いわれている。
- メガガルーラ
- メガガルーラが つよい りゆうは こどもの せいちょうに よろこび はりきっている ママの せい。
- ポケットモンスタームーン
- 通常
- おなかの こどもは およそ 3ねんで おやばなれする。 ははおやが おおごえで なくのは そのときだけ。
- メガガルーラ
- メガシンカで こどもが せいちょう。 まけんきばかりが つよく ははおやは しょうらいが すこし しんぱい。
- ポケットモンスターウルトラサン
- 通常
- おなかの ふくろに わがこを いれて まもる。 こどもを きずつけたものは ぜったいに ゆるさず たたきのめす。
- メガガルーラ
- ばくはつてきな エネルギーを あびた こどもが いちじてきに せいちょう。 ははおやは きが きでは ない。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- 通常
- ふくろから ぬけだして あそんでいる こどもには ちかづいては いけない。 どこかで ははおやが みまもっている。
- メガガルーラ
- メガシンカした この せなかを みた ははおやは いずれ おとずれる わかれのひに おもいを はせるのだ。
概要
※中に誰かいます。
- ♀しかいないノーマルポケモンの一体。カンガルーのようにしてお腹の袋に子供を入れて育てている。だけど、タマゴから生まれたばかりのガルーラにもすでに子供が中にいる。どういうことなの・・・
- ちなみに初代の図鑑でわざわざメスと表記していることから当初はオスのガルーラもいたようだが、現在では♀しかいないことにされている。
- 初代ではサファリゾーンに低確率で登場するが、ただでさえ出にくいのに捕まえるのにもかなりの運を要するため、ケンタロスやラッキー同様手に入れるのが非常に難しいポケモンだった。
- 青バージョンでは野生では登場しないが、サイドンとの交換で手に入れることができる。NNは「ロダン」。
- 当時対の関係だったケンタロスと比べると攻撃・素早さが劣り、当時特攻と一括りにされていた特防の低さもあって彼ほどのメジャーポジションにはなれなかったが、カウンターを活用すればそれなりに強かった。
- 第2世代では特防が上昇し、"鈍い"+"ほえる"のコンボでエアームドすら捻じ伏せる等目覚しい活躍を遂げていたが、第3世代は鈍いの没収によりポリゴン2共々著しく弱体化した。
- 特性の"はやおき"は"ねむる"との相性も良く、相手の催眠戦法にも若干強い。これを活かした耐久型として用いられるケースもある。
- 第4世代で追加された"きもったま"はゴーストタイプにもノーマル・格闘タイプの技が当たるようになる。この効果のお陰でノーマル・格闘技だけでヌケニン以外のポケモンに等倍以上のダメージを与えられる。ふいうちでは簡単に読まれておにびやつるぎのまいをされるだけなので、ヌケニン対策には"ほのおのパンチ"等の方がいい。
- 第5世代では夢特性の"せいしんりょく"を得た。きもったまが強力なためあまり使われないが、使用頻度の高いねこだまし、いわなだれ、あくのはどうなどでひるまなくなるのは大きな利点なので使う価値はある。
- 技レパートリーも非常に広いため、型もそれなりの数が揃っている。とはいえ、攻撃も95とアタッカーとしては控えめの数値で積み技も無い。鋼など硬くて分が悪い相手には素直に弱点をつける別のアタッカーに任せてしまったほうがいいだろう。
- 確率で混乱させる攻撃技"ピヨピヨパンチ"はもともとガルーラの専用技だった。現在はミミロップやパッチールなども習得できる。
- ダイヤモンド・パール・プラチナでは主人公の母アヤコがコンテストマスターランクで使用。ニックネームは「ガルちゃん」。このガルちゃんはコンディションが完璧であり、かつ演技部門においても技やCPUが強力なため相当に優れたポケモンを用いても勝つのが困難なくらい強い。ママ自重。相手に当たってしまった場合その場でリセットするのがある意味最も確実で安全な攻略法である。
- HGSSではポケウォーカーを使えばかなり簡単にパーティーに入れることが出来る。序盤においては異常に高い種族値のため物凄い強さを誇り、殿堂入りされた人もいるだろう。
- アニメでは第34話で登場。ガルーラの声優はなんとあの幸子EX小林幸子が担当している。そのためか小林幸子が歌ったED曲「ポケモン音頭」において彼女は「ガルーラ小林」という名義でクレジットされている。ちなみに、ピカチュウのふゆやすみに登場したガルーラの声優は水原リン。
- サトシのピカチュウがまだピチューだった頃を描いた「ポケットモンスター(2019)」1話にも登場。ピカチュウへの進化に大きく関わっている。
- ポケダンシリーズではおばちゃんキャラで登場しており、主に倉庫の管理を担当している。
メガシンカ
メガシンカした姿は、母親の袋にいた子供が成長して袋の外に出るというもので、母親には外見的な変化はない。
メガシンカ時には母ガルーラが子供の手を取り、揃ってポーズを取る微笑ましいモーションが見られる。- メガシンカで得られる特性「おやこあい」は全ての攻撃が二回攻撃になるという非常に強力な特性。
二発目は下降補正で威力が半減するが、それでもみがわりやがんじょう、タスキ潰しをしながら相手を殴れるという大きなアドバンテージを得られる。125と大きく上がった攻撃種族値を持つこの親子から、タイプ一致や特性によって実質威力2.25倍となるおんがえしやすてみタックルを喰らってしまえば、軟なポケモンでは容赦なく一撃で落とされる。 - 真の恐ろしさは、彼女らがメガシンカの無い時代から受け継いできた技レパートリーの豊富さにあったのである。
まず、対ゴースト用の物理技としてはかみくだく、読みが必要になるものの先制で叩けるふいうち、威力・命中共に安定でギルガルドやメガゲンガーにも刺さるじしんなどいくらでもあり、物理受けとして運用されるポケモンに対する各種特殊技も、エアームドやナットレイにはかえんほうしゃやだいもんじ、ヤドランには10まんボルト、夢特性のゴツメ持ちガブリアスにはれいとうビームと何でもござれ。メガガルーラは特攻が60と低めだが、それでも全ての技が実質1.5倍で撃てる分、役割破壊には十分な数値である。 - メガガルーラを相手にする場合、とにかく高火力の技か何らかの補強を行ったポケモンで上から叩いて処理するのが一番の対処法だが、それが出来るポケモンは非常に限られており、一撃で落とすのは困難を極める。
何故なら攻撃時の性能だけでなく、元々単ノーマルタイプである故に弱点が格闘のみで4倍弱点も無い事、素早さ種族値や耐久種族値が共に100まで上昇しているといった強化点により、欠点らしい欠点が無いからである。
無論、格闘対策として後続にゴーストタイプや飛行タイプのポケモンを控えさせているガルーラも多く、こいつがパーティにいるだけでほぼ選出が縛られてしまうと言ってもいい。 - 以上の凶悪さと隙の無さから低種族値のマイナーポケモンではとても手に負える相手ではなく、第6世代ではフリー・レート問わず対策必須のトップメタポケモンへと登り詰め、全メガシンカポケモンの中でも「最強」との呼び声も高かった。実際第6世代のWCSでも上位勢の多くがこぞってガルーラをパーティに加えており、このあまりにも偏った環境を皮肉る意味でゲームそのものが「ガルモン」と揶揄される事すらあった。
- しかし、流石のゲーフリもこの事態を重く見たのか、第7世代の『サン・ムーン』では子供が与えるダメージが親の1/4に半減し、グロウパンチの技マシンが消失したことで実質習得不可能になるなどの異例の措置が取られた。とはいえ、火力が低下しても常に2回分攻撃出来る事自体が大きな強みであり、高い種族値と豊富な技ラインナップは変わらないのでまだまだ強力なポケモンである事に変わりはない。
- ポケモンカードゲームXYにおいても「MガルーラEX」として、メガシンカしたガルーラが登場する。
そのワザと効果は以下のとおり。
- 「ウラが出るまでコイントスをし、その数だけ30ダメージの追加攻撃」というその効果は
「ポケモン界のバーサーカーソウル」と言っても過言ではないかも知れない。 - アニメではサン・ムーンでイリマの手持ちとして登場。親、子供と一直線に並ぶように立ち回られ、親の行動が制限され敗れた。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- 11
- 0pt