ガンキャノン(Guncannon)とは、『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人型機動兵器、モビルスーツ(MS,Mobile Suit)「ガンキャノン」のこと。型式番号はRX-77-2。
概要
機動戦士ガンダムにおいては中距離戦を主眼において開発された、連邦軍のV作戦試作モビルスーツの一つ。ホワイトベースのガンダム、ガンタンクと共に一年戦争を戦った。
連邦軍量産型モビルスーツGMに採用された「顔のあるガンダムの様なツインカメラでないタイプ」のメインカメラを採用している。派手な真紅のボディカラーが特徴である。
ガンキャノンはガンダムの企画初期段階の主役機である「機動歩兵」の没デザインの流用である。
本編ではサブメカとして登場している「ガンキャノン」こそが、当初予定されていた主役メカだったのです。
ガンダムのメカデザインを担当した「大河原邦男」が描いた主役メカがあったようですが、富野監督の要請が入って却下。次いで安彦がガンキャノン(の原型)を描いたそうです。
ガンダム同様に手持ちビーム兵器、ビームライフルを携行装備可能、両肩に装備した二門の240mmキャノン砲での中距離砲撃戦闘を主眼に置いた機体だが、ガンダムより分厚い装甲(ガンダムのシールドを一撃で吹き飛ばしたドムのバズーカを胴体に受けても傷一つ付かなかった)を生かした格闘戦も可能であり、ランバ・ラルのグフと互角の格闘戦を繰り広げた。また膂力も相当にあるらしく、とある戦闘では弾薬が切れた際、アムロの援護要請に岩投げで応えたこともある(ガンダムvsガンダムNEXTでは特殊格闘で再現されている)。
240mmキャノン砲はスプレーミサイルランチャーにも換装できるが、劇中では使用されなかった。
メインパイロットはカイ・シデン。ガンダムをセイラに取られたアムロ・レイが代わりに搭乗したことがある。また、劇場版3部作の「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」ではガンタンクのリストラに伴ってハヤト・コバヤシにもガンキャノンが支給された。ガンキャノンの左胸にカイ機はC108、ハヤト機はC109の白地のシリアルナンバー(機体番号)があった。
初期RXシリーズ中では唯一同仕様の機体が量産されており、前述の劇場版でもカイやハヤトの機体と共に1カットのみ「203」のシリアルを持つ機体が描かれている。
安彦良和が描く「THE ORIGIN」においてはジムに先駆けて多数量産されているが、最初は三本指だったり旧ザク(とはいえ赤い彗星や黒い三連星搭乗ではあるが)にフルボッコにされたり頭だけザクに据えられた挙句に結局ボコられたりと散々すぎる扱い。
Zガンダムではハヤトが館長を務める博物館にガンキャノンのレプリカが登場した。
量産型や後継機、MSV (作品名)
- RX-77-1 ガンキャノン(モビルスーツバリエーション)
- 設定がはっきりしてないのでよくわからないが、RX-77-2と外見は変わらないらしい。最初はビームライフルが使えなかったとされる。
- RX-77-1A ガンキャノンA(M-MSV)
- RX-77-1の装甲パターン案の一つ。
- RX-77-3 ガンキャノン重装型(モビルスーツバリエーション/機動戦士Zガンダム)
- ガンキャノンの派生から生まれ、Zガンダムの劇中に登場している。元々はモビルスーツバリエーションにてプラモデル改造例としてデザインされたもの。肩のキャノン砲は実体弾とビームの2種類がある。スラスターの改良によりジャンプ機能も強化されている。色が青い。ガンキャノンの浴びせ蹴りが見れるのはZだけ!
- RX-77-3D ガンキャノン重装型タイプD(MSV-R)
- ガンキャノン重装型の改修機。ガンキャノンでは珍しくシールドを標準装備している。
- RX-77-4 ガンキャノンII(モビルスーツバリエーション)
- 黒いガンキャノン。従来の連装実弾砲から単装のビームキャノンに変更されている。スラスターの改良によりガンダムのような短時間飛行が可能となっている(いわゆるジャンプ力強化版ともとれる)。現在、ガンダムエースに連載中の『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』においてその勇姿を見ることが出来る。
- RGC-80-1 ジムキャノン試作型(モビルスーツバリエーション/MSV-R)
- ガンキャノンの量産検討タイプ。頭部はガンキャノンで、体はガンキャノンカラーのジムである。当初は両肩にキャノン砲があったが、後に右肩のみに変更された。リアルでは文字設定しかないのだが、SDガンダムのガシャポンではシールに描かれており、立体化されている。後にMSV-Rでリアルタイプもデザインされた。
- RGC-80 ジムキャノン(モビルスーツバリエーション/機動戦士Ζガンダム)
- ガンキャノンの量産型。RGC-80-1と違いジム頭であり、脚部は装甲が強化されている。キャノン砲は右肩のみ。ジムとの部品共有率は60%。
- RX-77D 量産型ガンキャノン(ポケットの中の戦争)
一年戦争終盤にプラン化され、『ポケットの中の戦争』の劇中にその試作機が登場している。RX-77-3ベース。ポケ戦においてはケンプファーにフルボッコにされており、それが原因で量産化が見送られたと言うカワイソスな境遇であったが、ドリームキャスト専用 ゲーム『コロニーの落ちた地で』に登場した際には格闘レンジでもマシンガンが使える(というか格闘用武器を持たぬため近距離でもマシンガンを乱射できる) ので一部ゲーマーには『最強機体』と言われている。(ただし、「両腕ともマシンガン装備」という特性からか他の機体では可能な防御ができず、見た目に似合わず落ちやすいという欠点もある)またGジェネにおいて比較的手に入れやすく序盤のお供になりやすい。よって作中とその他メディアで評価がまるっきり違う機体でもある。- 『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』にはリド・ウォルフ専用機が登場する。
- RX-77D-2 ガンキャノン量産型改(リターンオブジオン)
- RX-77Dの改修型。
- RGC-83 ジムキャノンII(0083)
- 基本フレームやジェネレーターはジム・カスタムとの部品共用化は図られているものの、ほぼ新規設計となったガンキャノンの量産型。キャノン砲は両肩に装備し、ガンダムNT-1アレックスのチョバムアーマーも受け継いでいる。
- 作中では主人公コウ・ウラキの友人であるチャック・キースや、「不死身の第四小隊」隊員のチャップ・アデルが搭乗している。
- また、劇場版ZガンダムⅢにもゲスト出演している。
- MSA-005K(MSK-005) ガンキャノン・ディテクター(Z-MSV)
- メタスの派生系の色合いが強くコアなガノタはガンキャノンに分類させないことがある。これはメタスのムーバブルフレーム(機体内部の骨格部位)を使用しているためである。また、変形MSからの流用のため体育座りができる変り種でもある。ディテクターはメタスの弟さんだよ!
- F70 キャノンガンダム(F91-MSV)
- Gキャノンの試作型。名前の通り顔はガンダムであり、カラーリングもガンダムF91のものに近い。
- F71 Gキャノン(機動戦士ガンダムF91)
- 0120年代においてフォーミュラ計画の一環としてF7x系統サポートタイプとして開発されたMS。主な装備はダブルビームガンと連装4連マシンキャノン砲。また、ハードポイントシステムを採用しておりV・S・B・R(ヴェスバー)も装備可能。
- しかしながら作中において目立った活躍はできなかった。作中でこれでもかというほどフルボッコにされたジェガンA型同様、クロスボーンバンガードの兵士と連邦のパイロットの技能差が浮き彫りとなったようである。
- 【機動戦士ガンダム00のネタバレあり項目】
- CBY-077 GNキャノン(機動戦士ガンダム00P)
- 1ガンダムの支援機として開発された機体。読みはガンキャノン。
- RCX-76-01、02 ガンキャノン最初期型(機動戦士ガンダム THE ORIGIN、MSD)
- TV原作版のガンキャノンのプロトタイプである。アナハイム・エレクトロニクス(AE社)が初めて開発した「二足歩行機体」(MBT)。開発主任は当時AE社のエンジニアであったテム・レイ。
- THE ORIGIN漫画版と劇場版でも設定が異なっており、前者はMSにカテゴライズされているが、後者の劇場版にて前述の通りMSではなく戦車として61式戦車やガンタンク前期型の後継機として開発されている経緯が説明されている。マニピュレーターも3本指だったりMS開発の過渡期らしい趣がある。
- RX-77-02 ガンキャノン(機動戦士Gundam GQuuuuuuX)
- 本来とは異なる歴史をたどった一年戦争において、正史と同様にV作戦の一環として開発された地球連邦のモビルスーツ。
- 正史同様のビーム・ライフルに加え、肩の二門のキャノンはビーム・キャノン砲となっている。
- 他のモビルスーツと同じように若干スリムなデザインとなっているが、配色などは正史に準じている。
- RGM-79 軽キャノン(機動戦士Gundam GQuuuuuuX)
- 本来とは異なる歴史をたどった一年戦争において、GMに代わる存在として開発されたモビルスーツ。
- ガンダムの開発データを用いた白兵戦能力とガンキャノンの砲撃戦能力を組み合わせた構成となっており、肩キャノンは一門に減らされた代わりにビーム・サーベルが搭載された。
- 配色は赤ベースだが、エース機体には正史ガンダムと同様のトリコロールカラー配色されているものもある。
巷の評価
しかしながら世間の評価はあまり高くなく、S社のスパロボ攻略本に至っては『どうしようもないユニット、とっととウォンに引き取ってもらおう』と、ぼろ糞な内容で書かれてしまう扱いであった。それらの問題はゲームによるがZガンダムや逆襲のシャアなどのMSも登場する関係上、どうしてもそれらに性能が劣ってしまうためとも言える。
ちなみに原作中でアムロが搭乗した際はかなりアグレッシブな活躍を見せており、ガンダムで無断出撃したセイラさんを無事に連れ帰りつつ徒手格闘でザクを圧倒し、挙句パイロットごと捕獲している。結局パイロット次第ということなのだろうか…
しかし、1stガンダムがストーリーの中心となったスーパーロボット大戦GC及びXOにおいては終盤まで活躍できる性能と、ガンダム・ガンキャノンとの合体攻撃『V作戦』の存在によって無事面目躍如を果たした。SDガンダム外伝騎士ガンダム物語では戦士として出演する。しかし、SFC版の大いなる遺産であるとんでもない事態に巻き込まれることになるのだが……詳しくはプレイ動画を視聴するなり人に聞くなりして欲しい。
ニコニコ動画において
ニコニコ動画・静画のタグ検索などでは通常のガンキャノンが登場する作品の他に、背中に二本の砲身やそれに類似した形状のものを背負っているキャラクターが引っかかることがある。
以下、その一例
- 八坂神奈子 - 同人ゲーム『東方Project』の登場キャラの一人。背中に四本の御柱を背負った姿で登場するため、愛称・俗称がガンキャノンとなっている。詳細はこちらを参照。
- 時雨(艦これ) - ブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』の登場キャラの一人。肩に背負った二本の短砲身からガンキャノンと呼ばれることがある。
- 東北きりたん - 東北地方応援キャラクター兼Voiceloid。背中に二本の巨大なきりたんぽを背負っており、ガンキャノンと言われることがある。
関連動画
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関連項目
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