概要
ガンジープレイとは、主にアクションゲームやSTG等において倒さねばならない敵以外を一切倒さず進むプレイである。非暴力不服従運動を行ったインドの偉人を思わせる事からこの名が付いたと考えられる。
非暴力、不服従
行動としてはボスキャラなどのゲームクリア上絶対に倒さなければいけない敵以外を全て回避したり無視して進んでいくプレイである。しかしTAS動画にはこうした呼称は付きにくい。おそらく姉歯城ドラキュラなどのようにそもそもラスボス以外のギミックやステージをほぼ無視していたり、最速クリアのための行動であり敵との関係を認識し辛いのが大きな一因であろう。そういう意味では速度のための無視ではなく、低レベルクリア縛りの一種といえる。
あくまでも非暴力を旨とするため、ゲームシステムとして不殺プレイが組み込まれているLIVEALIVEの幕末編のような例外を除けば、イベント戦闘や強制エンカウントが存在しやすく敵攻撃の回避や耐久が勝利条件となりにくいRPGでは難しい。 相手のわるあがき自滅を望めるポケモンでは理論上可能で実践者もいるが、ひたすら耐える事が求められるためマゾゲーというより一種の精神修行に近い面がある。
概要で挙げたアクションやSTGはそもそも回避が必須スキルであったり、即死後にオプションアイテム等の戦闘力リセットが発生するケースが多い。そのため1面の一番デフォルトに近い武装で戦う事も理論上可能である場合が多いため、RPGよりは比較的厳しくない。(チビマリオでボスまで行きボスを倒したり、東方においてスペルカードの時間切れまで弾幕を回避しつづけるなどは難しいが不可能ではない)このため、行うプレイヤーはRPGよりは多く存在する。
また不服従も旨であり、ゲームクリアを放棄するものではない。よってギガゾンビの逆襲で「いいえ」を連打しつづける(=ゲームオーバー)事や敵を倒さないと民間人等が死ぬゲームでのバッドエンド狙いスルーなどはガンジープレイとは呼ばれにくいだろう。あくまでも最低限の戦いでのクリアを目的とする場合が主である。
仏の顔も三度まで
このプレイは敵のドロップアイテムやレベルアップによる強化を基本的に投げ捨てているため、プレイヤースキルが高かったりゲームを熟知しているプレイヤーでなければ難しい。逆に言えば大抵は玄人のプレイであるため、倒さねばならない敵ボスなどへの攻撃は全く容赦がなく、正に仏の顔も三度までというような猛攻撃と華麗な回避で撃滅される哀れなボスが転がる場面がある。
防御力や体力などのダメージ許容要素が必然的に少ないため、撃破する時は確実または素早い敵の撃破が要求されるのが一因である。敵のダメージによるのけぞりや攻撃パターン変化を利用した一方的な攻撃(下記のロックマンでのボス戦)やRPGの場合はバニシュデスのような即死コンボやバグ・裏技による超火力攻撃など、ある意味では修羅の国へも踏み込んだプレイヤーによる戦いぶりと言えよう。
余談
ちなみに、仏の道だの仏の顔も三度までだのとこの項目では良く書かれているが、マハトマ・ガンジー自身はヒンズー教徒である。もっと言うと彼の祖国インドは確かに仏教発祥国であるが今ではすっかりヒンズー教徒国家である(イスラム教徒やキリスト教徒、仏教徒も少々。一応仏教の聖地的なものは結構保護されて残ってます)。
関連動画
ポケモンの場合。タグが示すように主な敵は自分の精神であるとの認識が強い。
最古の「ガンジープレイ」タグ動画。STGのこちらは紳士という扱いである。
ドットイート
STGではノーショットと呼ばれたり斑鳩ではタイトル通りドットイートと呼ばれるなどゲームにより呼称が異なるようである。(東方など他ゲームにもドットイートタグの動画があったりする)
東方ではこれとは別に「東方無抵抗」タグの動画が存在する。上記のようにゲームにより呼称が違う一例のようだ。
このロックマン容赦せん。雑魚には優しいが、ボスは攻撃すら寄せ付けず一方的に沈める。
関連商品
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関連項目
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