ガンダム・バエルとは、アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツである。
聞け!ニコニコ大百科の諸君!今、300年の眠りから、マクギリス・ファリドのもとに概要は甦った!
GUNDAM BAEL ガンダム・バエル |
|
型番 | ASW-G-01 |
頭頂高 | 18.0m |
重量 | 30.0t |
搭乗者 | アグニカ・カイエル マクギリス・ファリド |
動力 | エイハブ・リアクター×2 |
採用フレーム | ガンダム・フレーム |
武器 |
アニメ第2期から登場したガンダム・フレーム第一号機。ヴィーンゴールヴの地下深くの格納庫「バエルの祭壇」に封印されており、手にした者はギャラルホルンの頂点に立つ資格を得るとされている。幼少期にラスタル・エリオンの質問に対してマクギリス・ファリドが求めているものとして返答した「バエル」の正体がこの機体である。
名前の由来は『ゴエティア』の72柱の悪魔の内序列1番に位置する同名の悪魔。
スマートな形状をしており、白を基調に所々に青のアクセントが加わったカラーリングをしている。背部には翼を思わせる一対のスラスターユニットを持つ。
武装はMSのフレームに利用される稀少金属を錬成して製造された二振りの手持ち式ブレード「バエルソード」と背面のスラスターユニット内に内蔵された電磁式の機関砲が1門づつ。
鉄華団の協力のもと改革派を率いておこしたクーデターの末ヴィーンゴールヴを手中に収めたマクギリスは、この時に備えて自らに施術していた阿頼耶識システム(本人の独白によるとグレイズ・アインのデータがフィードバックされている模様)を介して起動させた。ギャラルホルンの権力の象徴たる白い悪魔が新たな契約者を得て300年来の目覚めを迎えた瞬間である。
ラスタル曰く、本機にはギャラルホルンの英雄にして創設者であるアグニカ・カイエルの魂が宿っているという。
300年前の厄災戦においてアグニカはこの機体を駆って人類を勝利に導いたと言われており、たった2本の剣と2門の機関砲のみという軽度な武装でありながら、阿頼耶識システムを用いた超反応、超起動を利用して戦場を渡り歩いたという。
軽装である理由も「超硬金属によって折れる事の無い剣より優れた武器は無い」との判断であるらしく、アグニカが最も信頼していた武器であったとも言える。
その伝説的な活躍から機体は厄災戦終了よりギャラルホルンの象徴として海上拠点「ヴィーンゴールヴ」に存在するバエル宮殿に保管されていた。
機体のフレームから外装、武装などの装備も当時そのままの状態で非常に保存状態がよく、バルバトスやグシオンのように手が加えられていない。逆に言えば性能面は300年前とほぼそのまま同じであるため、対MS戦に合わせて改修を受けているバルバトスなど他のガンダムフレームと比べるとスペック面では劣っているとされる。
バエルの祭壇
ギャラルホルンの海上拠点「ヴィーンゴールヴ」の地下深くに存在する格納庫。
創設者アグニカ・カイエルのガンダム・バエル及び彼と共に戦った7つのガンダム・フレームを保管するために建造された施設である。
戦後、ガンダム・キマリスはボードウィン家が所有しており、同家の格納庫は「空席」となっている。
また、詳細は不明だがバクラザン家の格納庫のガンダム・フレームも不在となっている。
余談
武装の少なさは機体のデザインをした鷲尾氏が監督から「アグニカは格闘戦メイン」と聞かされ、当初はパンチを強化する武装・機構を用いた独特な戦闘スタイルを模索していたらしい。後にマクギリスが搭乗すると分かったため、彼のイメージに合わせる形でグリムゲルデと同じ双剣で戦うスタイルとなったとの事。これに合わせてメイン武器となる双剣もグリムゲルデのブレードをバエル用に作り直したものという形でデザインされている。それ以外にも電磁砲も当初は積ませる予定がなかったが、武装が極端に少なくなってしまったため、背部のスラスターに内蔵させる形で設定に加えたとの事。鷲尾氏の構想から考えるに、パンチだけでMAに無双していたガンダムというイメージだったと思われる。
ラスタル・エリオンはバエルを「錦の御旗」と称しており、戦力としてはあまり考えてなかったと思われる。
バエルを持つ私に逆らうか・・・!
ガンダムVS.シリーズにて
アーケードゲーム「機動戦士ガンダムEXTREME VS.MAXIBOOST ON」にて2018年6月下旬参戦。鉄血のオルフェンズの機体では初のコスト3000機体(エクバ2のロケテを含めたら2機目)である。希少な射撃武器である電磁砲とバエルソード(投擲)、スーパーアーマー付きの突進、デスティニーガンダムの残像ばりに動く特殊移動を布石にしてバエルソードの格闘を叩き込む機体と紹介されている。
ギャラルホルンに於いて、関連項目を操る者こそが、唯一絶対の力を持ち、その頂点に立つ!
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