ガンバ大阪(GAMBA OSAKA)とは、大阪府吹田市を本拠とするプロサッカークラブである。
概要
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「ガンバ」はイタリア語で「脚」という意味で、日本語の「頑張る」にも通じる名前として採用された。
前身は松下電器産業(現:パナソニック)サッカー部で、1991年10月1日に運営会社を独立させJリーグに加盟。Jリーグ発足時より参加しているチームの一つである。
Jリーグ開幕当初は下位に低迷し、名古屋グランパス、浦和レッズとともにお荷物クラブと揶揄されていたが、2000年あたりから、ユース上がりの選手達の活躍もあり徐々に順位をあげてくる。そしてついに、2005年、リーグ戦を制覇し悲願の初タイトルをチームにもたらした。
その後、2007年のナビスコ杯優勝、2008年には天皇杯優勝とACL優勝の二冠を達成、2014年には国内タイトル三冠(リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯全てを優勝)を達成し、2015年には天皇杯連覇を達成。今ではJリーグ屈指の攻撃力を誇るチームとなっている。
2012年は吹田市に加え、茨木市、高槻市、豊中市を、2015年には池田市、摂津市、箕面市をホームタウンに加えることがそれぞれJリーグ理事会で承認された。同じ大阪府のチームであるセレッソ大阪が大阪市をホームタウンとしているのに対し、ガンバ大阪は北摂・北河内地域の14市3町を重点地域にしている。
2011年のシーズン終了後、2002年から10年もの間、監督を務めてきた西野朗が退任。新監督にはジョゼ・カルロス・セホーンが就任した。しかし2012年シーズンは序盤から低迷し、リーグ戦ではクラブ史上初となる開幕3連敗を喫してしまう。結局、リーグ戦第3節終了後の3月26日にセホーン監督は解任され、コーチの松波正信が監督に就任した。
第6節の川崎F戦で今季初勝利を挙げたものの、5月~7月の11試合で最下位の札幌から奪った1勝にとどまるなど、結果を出すことができなかった。ACLもグループリーグで敗退し、終盤は降格争いに巻き込まれる事となった。降格圏の16位で迎えた最終節で磐田に敗れ、クラブ史上初のJ2降格が決まった。
シーズン得点はリーグ1位の67ながら、リーグワースト2位の65失点が大きく響く形となった。なお、オリジナル10のJ2降格は5クラブ目。(J1リーグ制覇後の降格は東京V(2005)に続き2クラブ目。)
初めてのJ2、2013年シーズンは監督に長谷川健太を迎え、ヴィッセル神戸と激しい首位争いを重ね、残り3試合を残してJ1への自動昇格条件である2位以内を確定させ、2014年シーズンは再びJ1に戻る事になった。最終的には2試合を残してJ2優勝も決めた。
総得点99点は2位のヴィッセル神戸(78得点)を大きく上回るJ2トップの数字。なお、J1優勝とJ2優勝の両方を達成したのは史上3クラブ目だが、先にJ1優勝を達成してからJ2優勝を達成したのはガンバが史上初であった。
J1復帰直後となる2014年シーズンはエース・宇佐美貴史をケガで欠いてのスタートとなり、攻撃力不足からシーズン開幕から降格圏に低迷。ブラジルW杯中断前には16位、首位浦和とは勝ち点で14もの差が開いていた。
しかし、リーグ再開後は宇佐美の復帰、パトリックの加入により攻撃陣に厚みが増したこともあり、5連勝・7連勝で一気に優勝戦線に参戦。第32節の首位浦和との天王山を後半終了間際の2得点で勝ちきると、翌33節には得失点差で遂に首位に立つこととなった。最終34節は守りを固められた最下位徳島相手にスコアレスドローとなるものの、優勝の可能性があった浦和・鹿島が共に敗れたため、2005年以来9年ぶり2回目のリーグ制覇を達成した。
リーグ戦と並行して行われたナビスコ杯も2点差からの逆転でサンフレッチェ広島を下し、2007年以来7年ぶり2回目の優勝。リーグ優勝翌週に行われた天皇杯決勝も、J1昇格で勢いに乗るモンテディオ山形を下し、2009年以来の優勝。2000年の鹿島アントラーズ以来となる国内タイトル三冠を達成した。その翌年にも天皇杯で優勝、連覇とした。
なお、同じ府にあるセレッソ大阪とは、かなり仲が悪い(サポーターが)。2011年シーズン大阪ダービーの際、一部のガンバ大阪サポーターがセレッソに対し侮辱行為をしていたりしている。(関連動画にて)
他にも2012年シーズンの最終節、残留をかけてジュビロ磐田と対戦したが、2-1で敗退、降格が決定した。その際、ジュビロ磐田のホームであるヤマハスタジアムで座り込みを決行。退散するジュビロサポーター、選手、警備員、あろうことか磐田の吉野博行社長にさえ誹謗中傷の言葉を浴びせたなど、数多くの問題を起こしている。
優勝歴
- J1リーグ優勝: 2回(2005年、2014年)
- J2リーグ優勝: 1回(2013年)
- 天皇杯: 3回(2008年、2009年、2014年、2015年)
- Jリーグカップ(ルヴァンカップ/旧ナビスコカップ): 2回(2007年、2014年)
- ACL優勝: 1回(2008年)
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関連項目
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