基礎データ | |
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正式名称 | ガンビア共和国 Republic of the Gambia |
国旗 | |
国歌 | わが祖国ガンビアのために For The Gambia Our Homeland |
公用語 | 英語 |
首都 | バンジュール(Banjul) |
面積 | 11,300 km2(世界第159位) |
人口(’17) | 約210万人 |
通貨 | ダラシ(GMD) |
ガンビア共和国、通称ガンビア(The Gambia)とは、アフリカ大陸の西側の出っ張り、その端っこにある、ガンビア川流域を中心に、セネガルに三方を取り囲まれた東西に細長い国。
面積は秋田県より若干狭いぐらいで、アフリカ大陸では最も小さな国である。東西が320kmあるのに対して、南北は最大48kmしかない。地図で形を見るとなんか卑猥。人口は約210万人(長野県と同程度)。
イギリス連邦の一員(2013年に一度脱退したが、2018年に復帰している)。2015年から2017年までの1年ちょっとの間、「ガンビア・イスラム共和国」となっていた。
概要
13世紀から15世紀頃はマリ帝国の勢力下にあり、その後イギリスとフランスの間で、現在のセネガルを含めた領域の領有権が争われた。セネガルと統合して全部フランス領にする話もあったようだが、結局1886年に、現在のガンビアにあたる地域がイギリス領、セネガルにあたる地域がフランス領ということでほぼ確定する。
その後、1965年に英連邦王国の一員としてイギリスから独立。1970年に共和制に移行し、ダウダ・ジャワラが初代大統領に就任。ジャワラ大統領はセネガルと国家連合を結成したり解消したりしつつ6選を果たす長期政権となったが、1994年にクーデターを起こされて亡命。すったもんだの末、1996年に元陸軍中尉のヤヒヤ・ジャメが2代目大統領となる。
ジャメ大統領も長期政権となったが、同性愛者の国外退去、魔女狩り(!)、イギリス連邦脱退、英語を公用語から外す(実質的には特に意味なし)など、だんだんとおかしくなって次第に国際非難も高まっていく。2015年に国名を「ガンビア・イスラム共和国」に変えるに至ってさすがに「こらあかん」となったのか、2017年の大統領選挙でアダマ・バロウがジャメを破って3代目大統領に就任。ジャメは一時退陣を拒んだが周辺諸国の圧力もあって結局亡命し、バロウ大統領はイギリス連邦復帰や国名を元に戻すなど、ジャメ政権の暴政の後始末に追われている。
経済的にはアフリカでも最貧国の部類に入る。主産業は農業で、主な農産物は落花生、米、トウモロコシあたり。また大西洋沿岸のビーチを主にした観光業も主要産業のひとつ。公用語は英語だが、住民は日常会話には現地の言葉を使うことが多いらしい。宗教は人口の90%がイスラム教徒。他にキリスト教徒が8%、アニミズムが2%ほどだとか。
日本との関係は薄いが良好。ガンビア国内に日本大使館はなく、セネガルの日本大使館が兼務している。また日本国内にもガンビア大使館はない。
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関連項目
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