ガールガンレディとは、2021年4月6日に放送を開始したドラマである。全10回。
概要
BANDAI SPIRITSとADKエモーションズが企画を立ち上げ、ROBOT社の制作で送り出す“新時代の大人向け特撮ドラマ”。
専用の空間内にて、プラモデルで組み立てた銃を使い、時には友人や同級生とも命のやりとりを行う「ガールガンファイト」に巻き込まれた女子高生の物語。
次回予告の後には、主演の白石聖が劇中で使われる武器を実際に作ってみた様子を、各回15秒程度のダイジェスト方式で紹介している。
毎日放送の深夜ドラマ枠「MBSドラマイズム」で火曜深夜に放送が行われ、関東でもTBSが火曜深夜に放送。両局での放送に合わせて、
- 週替わり見逃し配信:TVer、MBS動画イズム、BANDAI SPIRITS公式YouTubeチャンネル、GYAO
- シーズン見放題配信:TELASA、auスマートパスプレミアム、J:comオンデマンド
上記各所で配信が行われる他、地方局でも順次放送が始まっている。TVer見逃し配信も含めた本放送期間終了までに始めた局は以下の通り。
- 北陸放送/2021年5月10日より、月曜深夜
- CBCテレビ/2021年5月31日より、月曜深夜
- テレビユー山形/2021年6月8日より、火曜深夜
- チューリップテレビ/2021年6月12日より、土曜深夜
ガールガンファイトのルール
- 戦場に集められるのは火曜日の24時。コマンダー1人とプレイヤー3人によるチーム戦でシーズンを争い、欠員が出たチームには都度補充が行われる。
- 戦闘方法は複数あり、
- 殲滅戦:第1話で行われた、チーム1対1で制限時間内の撃墜数を競う方式。4チーム同時参加の際は総当たり戦と名称が変わり、第2話、第4話、第6話前半で行われた。
頭部、胸部、腹部を撃たれると撃墜と判定され、腕部や大腿部への被弾は撃墜扱いにこそならないが戦闘不能と見なされる。撃墜、あるいは戦闘不能にした戦績に応じて各チームへポイントが割り振られ、ポイント数の1番高かったチームが勝者。撃墜されたプレイヤーの取得ポイントは反映されないことが、第4話で明かされている。 - 陣取り戦:各チームの拠点にあるスイッチを押すことで、チームフラッグを自軍のものに染め変えるのが最大の目標。撃墜数は問われない。第3話で採用された。
- フラッグ戦:陣取り戦と大まかな内容は似ているが、こちらはチーム1対1で行われ、フラッグの設置箇所もチーム拠点に置かれるとは限らない。第5話と第7話で採用。
また、戦闘方法を問わず、制限時間は一律で30分と決められているが、シーズン最終戦は制限時間が2倍の60分に増えて、生存者の数で勝敗が決まる総当たり戦が行われる。 - 殲滅戦:第1話で行われた、チーム1対1で制限時間内の撃墜数を競う方式。4チーム同時参加の際は総当たり戦と名称が変わり、第2話、第4話、第6話前半で行われた。
- コマンダーは専用のタブレットで戦況を見ながら指示を行い、プレイヤーとの通信は骨伝導にも似た直通式だが、コマンダー同士は顔を合わせているため、語りかけている内容は保護されない。
- 戦闘の舞台はパラレルワールドに再現された、主人公たちが通う高校の敷地内。校外の風景も再現されているが、学校全体が電子の壁と呼ばれる不可視型のバリア(通称“変なビリビリ”)で覆われており、外へ出ることは難しい。バリアに穴をあけて校外へ出たプレイヤーは脱走扱いとなり、ウサギ狩りから着想を得たラビット戦の対象となって、所属以外の全チームから標的にされる。第6話後半で、主人公チームが3人とも校外へ出たことで、総当たり戦から変更された。
ちなみに、撮影で使われた和洋国府台女子中学校の旧校舎は、平成初期から学園ドラマの撮影が何度も行われている名所。 - 被弾箇所には傷が生まれて痛覚が反応するが、負傷箇所は現世に戻った時点で回復する。
一方で、シーズンを通して被撃墜数が3回に達したプレイヤーはゲームオーバーが告げられ、ファイト参加者以外は現世での記憶全般が消されてしまう。 - 各シーズンで優勝したチームのコマンダーは人間になれるが、それには配下だったプレイヤーの命を吸収する「式典」を経る必要がある。
一方、優勝できなかったチームは引き続きファイトを続けることになり、コマンダーは主催者の手でいったん分解されるが、式典執行前に行われるラビット戦にて、シーズン終了時点で生き残っていたプレイヤーを1番多く撃墜した者だけは分解を免除される。
主要登場人物
- 立花小春/白石聖
本作の主人公で、存在感の薄さに悩む高校2年生。趣味のプラモデルについては、金ヤスリを所持しているほどの本格派。
ある日、学校の帰りに立ち寄った骨董品店FFFにて、“人生が変わると言われている”と店主から勧められるままに買ったプラモデルを完成させると眠気に襲われ、ガールガンファイトに参加させられることになる。
もともと戦闘に乗り気ではなく、先に参戦していた同級生の水野が第2話でゲームオーバーとなり存在を消されるのを目の当たりにした影響もあり、実際に銃を撃ったのは第5話でチームメイトを救おうとしたのが初めて。プラモデルの腕は確かなため、チーム全員分の銃を改修したことは戦力向上につながった。
- 門脇松子(2年)/石井杏奈
小春と同学年で、幼馴染でもある生徒会長。幼少期は模型女子であり、小春がかばんに付けているマスコットも、かつて互いに作ってプレゼントしあった「ねこぶそう」のキットだったが、高校で再会するとプラモデルなどくだらないと拒絶するそぶりを見せる。
BRAVOタンゴにいた水野がゲームオーバーとなり欠員が出たため、第3話から参戦。以前にもファイトに参加経験があり、銃撃だけでなく白兵戦で殴っても強い上に指示も的確という武将ぶり。BRAVOのコマンダーに認知されていなかったが、前回と所属チームが違うのか、コマンダーが分解される際に記憶もリセットされるのかは不明。
余談だが、演じる石井にはE-girlsの初期から解散当時まで参加していた経歴があり、最強クラスのプレイヤーと謳われることに違和感はない。
チームALPHAタンゴ
- レディコマンダーアリス/大原優乃
自軍プレイヤーが撃墜されると涙を見せるなど、コマンダーの中で1番人間に近い人格を有し、プレイヤーとも上下関係を感じさせず、ほぼ対等に接する。観察眼と勘の鋭さがストロングポイントであり、第2話では小春をファイトに参加させるため、残機制を隠してポイントを争う場だと説明するよう、仲間に指示を出していた。一方第4話では、小春が現世で独自に進めた不殺協定を見抜いてファイトを甘く見るなと叱責した上で、DELTAタンゴの狙いを察知していち早く退避を勧めている。 - 薄井夏菜(3年)/伊藤萌々香
陸上部所属で、800m走の全国大会に出場できるほどの走力を誇る。陸上大会開催前に残機1の状態を迎えてしまうが、そのために気遣われることを嫌っている。銃を横向きで構えるのも特徴。
走力はファイトにも活かされており、素早く相手の懐へ飛び込んで確実に仕留めるだけでなく、とっさの退避でもクリーンヒットを免れた場面が多い。
第6話で、チームが校外へ出た目的を達成させるべく陽動役を負い、執拗に追いかけてくるDELTAと1対3の攻防を行うも、途中で弾を撃ち尽くしてしまい、全国大会を1週間前にしてゲームオーバーとなった。 - 稲田秋帆(1年)/出口夏希
具体的な名称こそ出なかったが、科学実験系YouTuberの顔も持つ理系女子。囮役を買って出たり、手慣れた様子でピッキングをこなしたりと、戦闘でも腕が立つ。人付き合いは最低限でいいと割り切っているが、ブリーフィングでは教室の席についた夏菜の膝の上に収まったり、現世でも頻繁に集まっている他チームをうらやんだりする様子も見られる。ゲームオーバーになった夏菜の手から松子が回収した銃を受け取ると、銃口部に取り付けていたオプションパーツを自分の銃へ移植し、第7話から形見として愛用している。
外来語を言おうとすると詰まる他、射撃音を口に出しがち。 - 中崎まさみ(2年)/十味
小春と水野の同級生。写真部所属で、ブリーフィング中にチーム内でよく写真を撮っていた。
小春と同様に撃つことをためらう優しい性格が災いして、アリスが指示ルームを離れてフィールドでピンチになったところをかばい、3つ目のライフも消失してゲームオーバーを迎える。第1話の朝礼シーンで空いていた席の使用者。 - 薄井冬美(1年)
第7話で補充メンバーとなった、夏菜の妹。伊藤萌々香が役を変えて引き続き出演しており、姉妹揃って陸上部員ゆえ運動能力も夏菜に劣らず高い。組は違うが秋帆とは現世から旧知の仲で、ふゆちゃん、あきちゃんと呼び合う。
姉の記憶が消された後から参戦したが、心に穴が開いたとこぼしてみたり、夏菜の形見のひとつとなったステッカーをダサいと酷評しつつも涙を浮かべたりと、本来の戦闘フィールドである学校ではない場所でゲームオーバーになったからか、記憶抹消が不完全な様子も見られる。初戦闘時には、「怯えて校外へ逃げようとするも、電子の壁にぶつかって阻まれる」という第1話のシーンを、小春と立場を入れ替えて再現していた。
チームBRAVOタンゴ
スクールカースト上位という共通点を持つプレイヤーが集まったチーム。
- レディコマンダービアンカ/寺本莉緒
ピンク髪に水色の眼鏡、常に丁寧語で行う指示が特徴。ただし指示が慎重な上に大ざっぱでしかないため、プレイヤーの不満、不信感は根強い。感情を表に出すことはほとんどなかったが、途中で半ばチームを乗っ取ったような松子に対して、第9話で思いの丈を爆発させながら銃を向けた。 - 水野千鶴(2年)/井頭愛海
小春の同級生。社交性が高くファッション情報も豊富。そして、まさみがいた席にいたのではないかなど、小春をからかうのがある種の日課だった。
第1話終盤でALPHAに倒されたことで残機が1になり、手加減、あるいは忖度を期待して小春に声をかけるも拒否され、第2話で夏菜に撃たれてゲームオーバーとなった。 - 大竹凛(3年)/鈴木ゆうか
チームの力関係に敏感で、長いものに巻かれる主義。 - 梅林葵(1年)/染野有来
危険な物事に対する免疫が弱い。戦闘能力が低いながら、第1話で自分に銃口を向けたものの撃てずにいた小春を挑発するなど、基本は子分気質。
チームCHARLIEタンゴ
- レディコマンダーシャーロット/石田桃香
演じる石田が大阪府出身ということを受けて台本が書き替えられ、関西弁でスパルタ気味な指示を出す。「かわいい」と「その場のノリ」を重視する指示は変則的だが、第8話でシーズン全日程を終えるまでのプレイヤー被撃墜数が1番少ない点は侮れない。 - 生島一華(3年)/大原梓
二卵性双子の姉。運動神経が良く、かねてから(スーパー戦隊シリーズに代表される)チームで戦うヒーローに憧れており、双子ならではの合体技を考案する。 - 生島双葉(3年)/神南里奈
二卵性双子の妹。似ていないのは顔だけというくらい、運動神経やチーム制ヒーローへの関心などは姉と同等のレベル。姉の言うことは何でも聞く。
デスデッドなんやらという合体技の名称を考えているのは妹の方。 - 雨宮三津恵(1年)/Hina
生島姉妹の幼馴染で、2人のフォロー役に回ることが多い。実は第2話からの参戦で、シャーロットが新入りと呼んでいたのもそのため。
チームDELTAタンゴ
どこまで意図しているのか、プレイヤーが全員眼鏡とベレー帽を着けており、心理面から狡猾に攻める戦法を好む。
- レディコマンダーデイジー/安藤咲桜
目標を達成できなかったら自分がプレイヤーを撃つと脅すなど、かなりサディスティックな性格。射撃精度をはじめ自らの戦闘能力も最強クラス。
前髪で隠した右目付近を覗かれるのを嫌う。 - 北本レイ(2年)/見上愛
戦闘中はポーカーフェイスだが、その実は負けず嫌いな気質。 - 東野菜月(1年)/田辺桃子
罠を仕込んで相手をだますことにおいてはチーム1の才能を見せる。第5話では、小春に自分も残機が1であり、消えるのが怖いと嘘を告げて戦意喪失を目論んだ。 - 南加奈(2年)/葵うたの
スプラッター映画を愛し、自分が優位に立っても即座にとどめを刺さず苦しめるなど狂気的な言動が目立つ。デイジーに心酔している。
その他
- 骨董品店「FFF」店主/濱田岳
ガールガンファイトを主催し、小春に“完成させれば人生が変わる”とプラモデル購入を促した張本人。特殊なタブレットで戦況を見守り、小学校の運動会風の少年声でアナウンスも行う。
本編中で役柄上の本名は公表されておらず素性は不明だが、自分の周囲に電子の壁を張れるなど、宇宙もしくは異世界から来たような言動が見られる。伝説のモデラーが作った、アリスに追加装甲を施したような姿のキット「ガールアーマー」を探すのが、店を作った目的のひとつ。
第2話において、自らもガールガンファイトで人生が変わった身と言っていたのは、コマンダーたちの設定に引き込まれ、実際に部隊を率いる様子を見てみたいと願ってファイトを主催するまでに至った経緯を端的に語ったものと推測される。設定が崩れる言動を嫌う。 - 守山薫/和田雅成
プラモデルとプリンアラモードを愛する養護教員。表彰経験もあるくらい腕の立つモデラーだが、他のことには関心が薄い。保健室の机に30 MINUTES MISSIONSの機体を飾っているが、部屋が仮設だからか生徒会に苦情が届いたらしい。 - 星宮美麗/朝比奈彩
まさみ、小春、千鶴にとっては2年C組の担任、夏菜にとっては陸上部顧問として関わりのある教師。実はプラモデルに魂を込めると言われる伝説のモデラー“M太郎”その人であり、キットの魂は制作者の想いでもあると最終話で告げて店主撃破のヒントを与えた。
一見唐突に見える正体の告白だったが、第5話終盤に伏線が隠されていた。
各種装備
劇中に登場する銃器類は、バンダイが実寸大のプラモデルで商品化。
アタックガールガン
プレイヤー全員が携行している、バレルレス型の拳銃。各チームのトレードカラーで彩色されている以外に相違点はないが、組み立てる際の作業精度が性能にも関わってくる。銃口はオプションパーツで補強も可能。
銃弾もキットの一部であり、実在の拳銃同様にグリップ底面から装填する方式。1回の装填で撃てる弾数は4、5発程度のため弾切れも発生し、ストックを持ってなければ校内各地に置かれた銃弾ランナーを自分で組み立てる必要がある。
ブラストガールガン
陣取り戦やフラッグ戦の勝者に支給される、アサルトライフルに近い形状の銃。入手するチームが決まるまでは、サーフェイサーに近い濃い灰色でフィールド内に飾られているが、チームが2挺目以降を手にしても配色は変わらない。劇中ではBRAVOが2挺、ALPHAが1挺所持しており、BRAVOの1挺目にあたる銃は、第3話で松子が先行して手に入れ、敵の攻撃を避けながら組み立てた。
アタックガールガンでは1個しか積めない銃弾を5個装填可能で、形状が大きくなり装弾数が増えた分、射程も威力も上がっている。上部にアタックガールガンを乗せて強化もできる。
チェンジガールガン
アタックガールガンよりひと回りほど大きく、轟音の空砲、閃光、拡散など使い分けの利く特殊弾を主体とした銃。どのチームが入手しても彩色は同じで、通常弾を装填した上で、特殊弾の役目を決めるカートリッジの切替も必要になる。ブラストガールガン下部に接続可能。
そして、ガールアーマーは本品の付属パーツとして扱われている。
レディコマンダー
ファイトフィールド内では実体をもって行動しているが、プレイヤーと心が通じた際にプラモードと呼ばれるキットサイズに変身が可能。プラモードでアタックガールガンやブラストガールガンに乗り、ターゲットサイトを務めてプレイヤーを補助することもある。キット設計上はブラスト単独でのプラモード搭乗もできるが、本編で使われたのは、アタックブラストプラモードと、さらにチェンジガールガンを加えたフルアームドプラモードだけ。
プレイヤーと違ってライフは1つだけで、プラモード中の被弾などで即死もありえる。第5話にて、特に好戦的なデイジーが、戦闘フィールドへ出て行こうとするアリスを一度引き留めたのも、コマンダーのライフが失われることによってファイト自体の進行が危ぶまれたため。
(同じ第5話の回想シーンで、デイジーがフィールドへ出たアリスに向けた発砲を指示したことについては、残機1のまさみを確実にゲームオーバーにするための策略という見方もできる)
また、ファイト中に自軍プレイヤーが全滅した際もキット状の姿になり、指揮権を失う様子が明確に描かれている。
早くから存在が明かされたコマンダーアマツは、松子の転生前の姿。実は小春と幼馴染というのも後付けの設定で、自身が従えていたプレイヤー、今野さくら、岸すみれ、塩見らんの命と引き換えに人間の体を得た。本人には式典の記憶がなく、パラレルワールドで剥製になった3人を見て、元の世界に返すと誓っていた。
関連商品
主題歌CD、DVD Boxなど、装備類を除く商品はこちらで紹介。
OP曲「U撃つ」は2021年6月発売のミニアルバム『透明な付箋』でCD化。
ED曲「monologue」は当面CD化の予定なし。
どちらもサントラ盤には収録されていない。
迷曲「プラモアラモード」
小春が武器を作る際にダンス映像付で流れる、電波ソング風挿入歌。TVサイズ、フルサイズの概念は無く、もともと本編中で流れた分しか作られていない。
(サントラは配信販売も行われており、直接買わずとも演奏時間の確認が可能)
第1話では自宅の寝室で組み立てていたため、ダンスも1人での映像だったが、第2話で仲間のアタックガールガンを改修した際と、第6話でブラストガールガンを作った際には、学校の理科室で作業していたこともあり、チームメンバー3人で踊る映像が披露された。
さらに、第7話で冬美がFFF店内にてチェンジガールガンを組み立てたシーンでは、新メンバーを簡単に明かせない演出の都合もあり、店主が踊る映像で顔を隠すというサプライズが用意されていた。店主バージョンは歌詞も書き換えられたがサントラ非収録。
視聴者の反応も、これは必要なのかと首をかしげる声や、展開が徐々に重くなる中でむしろ気が休まると歓迎する声などさまざま。
ちなみに、夏菜と冬美の姉妹2役を1人で務めた伊藤は、フェアリーズのメインボーカルでもあり、本作の撮影が行われた頃にグループが休止を公表したため、今までとジャンルは違うがまた踊る姿を見れてうれしいというファンもいる。
ダンスシーンを入れた理由については、推測でしかないのだが、プラモデルを作る様子を描こうとしても、他作品の大型兵器ほどのカタルシスを持ち込めず地味になってしまうと共に、それが唯一の趣味とも言われる小春のテンションの上がり様を表現したかったからだろう。
ゆるキャン△との奇縁
制作会社も放送局も異なるのだが、なぜか『ゆるキャン△』とも縁のあるキャストが揃っている。
こちらではアリス役の大原と菜月役の田辺がドラマ版1期からメインキャラとして出演しており、松子役の石井は、大原の役と幼馴染という立ち位置でドラマ版2期に参加。
さらに、オープニング主題歌を歌う高橋李依も、アニメ版で主要キャラの声を務めている。
本作は2020年夏、向こうは1期、2期とも秋から年末にかけて撮影が行われたためか、役の切替に関する苦労は特に聞かれない。
「期待値の高い若手女優を(積極的に)起用する深夜ドラマ」という共通点ゆえに起きた珍現象といえよう。
関連リンク
関連項目
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