キアス単語

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キアス (Cirth) とは、J・R・R・トールキンがルーン文字を基にして創作した音素文字。

概要

テングワールと同様、トールキンが著した物語に登場する言語であるクウェンヤおよびシンダール語を表記するための文字である。物語中では吟遊詩人で学者のエルフであるダイロンが考案し、主にドワーフがこの文字を使うようになったとされている。

横書きで左から右に表記し、母音文字と子音文字を持つアルファベットの文字体系である。見た目がルーン文字に類似しているが、例えば無声音に筆画を加えると対応する有声音になる等、キアスの方は発音に基づいて字形の規則が決められている。

文字	音価	文字	音価	文字	音価	文字	音価	文字	音価	文字	音価
	p		dh		gh		l		hy*		ō
	b		n―r		ŋ―n		lh		u		ö
	f		ch		kw		ng―nd		ū		n*
	v		j		gw		s―h		w		h―s
	hw		sh		khw		s―’		ü		* (曖昧母音)
	m		zh		ghw, w		z―ŋ		e		* (曖昧母音)
	(mh) mb		nj―z		ngw		ng*		ē		ps*
	t		k		nw		nd―nj		a		ts*
	d		g		r―j		i (y)		ā		+h
	th		kh		rh―zh		y*		o		&

関連項目

• テングワール
• エルフ
• ドワーフ
• 指輪物語
• ルーン文字
• 文字体系の一覧

外部リンク

• キアス - Wikipedia - 上掲の音価はこのページ等に基づいている。
• Dan Smith's Cirth Erebor Fonts - 上掲の文字画像はこのサイトで配布されているフォント「Cirth Erebor」に基づいて作成。

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