キオーラとは、マジック:ザ・ギャザリングの登場人物の1人であり、神とLiveバトルする女である。
概要
ゼンディカー出身のマーフォークであるキオーラは、海の魔法とのつながりを強めるために次元を渡り歩いてきました。押し寄せるエルドラージに故郷を壊滅させられた彼女は、今やゼンディカーを支配するタイタンを打ち砕くには、クラーケンや海蛇といった深海の脅威を召喚する必要があると考えています。この目的に執着するあまり、彼女はそれが周囲に与える影響をほとんど気にかけていません。
キオーラは、テーロスに棲息する巨大な海洋生物を探し求めてやってきました。到着してすぐに、彼女は海の猛獣たちに呼びかけるために巨大な波を引き起こしました。この波は近隣のメレティスの海岸に押し寄せ、甚大な被害をもたらしました。これによりテーロスのマーフォークであるトリトンたちも、彼らの領域に現れた新しい力に警戒を示しました。彼らは力の源を探し出し、呼び出したリバイアサンの背に乗って水上を駆けるキオーラに遭遇しました。
一部のトリトンたちは、キオーラは海の神タッサの化身または使者であると信じています。キオーラはこの誤信を払拭しようとはしません。実際、彼女は注目を楽しんでいます。もっとも、キオーラが信仰を着服し続ければ、タッサは気を悪くするかもしれませんが。
(WotC公式サイトより抜粋)
マジック:ザ・ギャザリング デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ 2012で初登場したプレインズウォーカー。
マーフォークの女性であり、巨大海棲生物の召喚術に長けている。
出身が同じ《ラル・ザレック》が「ドラゴンの迷路」でカード化されたので、彼女がいつカード化されるか注目を受けていた。
自分の軍団に使える生物を探しに次元「テーロス」へ訪問しており、その際にあれこれパワーを見せつけた結果、現地のマーフォークに海の女神「タッサ」の化身と勘違いされた。
役に立つしまーいっか! っと放置したら案の定「タッサ」がキレて戦うハメになる。
戦いが始まり両者は均衡していたが、やがてキオーラは追い詰められる。
そしてタッサから槍でトドメの一撃を食らわされかけるが、キオーラはその槍ごと何処かへプレインズウォーク。結果は痛み分けのような形となった。
なお、デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ 2012では《キオーラ・アトゥア/Kiora Atua》という名前だった。
「Atua」はマオリ語で「神」、「祖先」といった意味を持つ単語であったため、現実世界との絡みでトラブルにならないようカードになる際に《キオーラ/Kiora》になったとのこと。
カードとしてのキオーラ
キオーラとしてデザインされたカードは、2014年10月現在1枚存在する。カードタイプはプレインズウォーカーである。
Kiora, the Crashing Wave / 荒ぶる波濤、キオーラ (2)(緑)(青)
プレインズウォーカー — キオーラ(Kiora)
[+1]:対戦相手がコントロールするパーマネント1つを対象とする。 あなたの次のターンまで、それに与えられるすべてのダメージとそれが与えるすべてのダメージを軽減する。
[-1]:カードを1枚引く。このターン、あなたは追加で土地を1つプレイしてもよい。
[-5]:あなたは「あなたの終了ステップの開始時に、青の9/9のクラーケン(Kraken)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。」を持つ紋章を得る。2
「神々の軍勢」に収録された1枚目のキオーラ。
次元「テーロス」でモンスターを物色している時のキオーラをあらわしている。
プラス能力はパーマネントの無力化&無敵化。戦闘後に対戦相手のクリーチャーを無力化するために能力を起動することが多いだろう。
クリーチャー以外も対象とできるため、エンチャント、アーティファクト、プレインズウォーカー、土地からのダメージも無力化が可能。あまり意味はないが、ダメージを出さないものを対象とすることもできる。
小マイナスはドロー&追加土地セット。
効果自体はなかなか良いのだが、4マナのカードであることを考えるとこの能力で使いつぶしてしまうのはちょっともったいないか。
大マイナス能力はクリーチャー生成能力の紋章獲得。生成するクリーチャーは脅威の9/9。とにかくでかい。
各種能力は悪くないのだが、デッキに組み込むにはどうも足りてないもどかしいカードである。
一番大きな問題点となるのがやはり初期忠誠度[2]という低さ。プラス能力を使っても次のターンまでキオーラが戦場に残っていられるか怪しいところである。
追加の土地を出す能力を買われて【迷路の終わりコントロール】[1]に顔を出したり出してなかったりしたのが今のところの実績である。「タルキール覇王譚」のスタンダード入りで新しい居場所を見つけられるだろうか。
関連項目
脚注
- *「ラヴニカへの回帰」ブロック各種に収録された10種類の「門」カードと《迷路の終わり》によって特殊勝利するデッキ。「《迷路の終わり》の門サーチ能力を起動し、それが解決したときに10種類の門が戦場に出ていること。 」という条件である。
条件成立まで時間がかかるが、土地を置いていくだけなので非常に妨害しにくいことが特長である。
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