- プロ野球選手一覧 > キップ・グロス
キップ・グロス(Kip Lee Gross、1964年8月24日-)とは、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手(投手)である。
概要
OB | |
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キップ・グロス Kip Gross |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ネブラスカ州 |
生年月日 | 1964年8月24日 |
身長 体重 |
188cm 88kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1986年 |
引退 | 2001年 |
経歴 | |
選手歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
1964年8月24日生まれ。アメリカ合衆国ネブラスカ州出身。
ネブラスカ大学卒業後、ニューヨーク・メッツからドラフト4巡目(全体102位)で指名され入団。
1990年、シンシナティ・レッズにてメジャーデビュー。翌年には6勝を挙げている。1992年、ロサンゼルス・ドジャースに移籍。
1994年途中、日本ハムファイターズに入団。途中入団ということもあり日本野球に適応しきれず、6勝12敗、防御率4.29と振るわなかった。ただ、中4日でも登板でき、完投能力も高いことから残留が決まった。
1995年、オープン戦期間にチェンジアップの習得に成功、投球の幅が広がると成績も大きく飛躍。16勝13敗、防御率3.04の成績をマークし、最多勝利のタイトルを受賞。外国人投手による最多勝利はジーン・バッキー以来31年ぶり、パ・リーグでは初の受賞であった。また、オールスターゲームにも初選出された。
1996年、前年の活躍もありエースとして投手陣を支え、成績は前年以上の17勝9敗、防御率3.62の成績を残し2年連続で最多勝利に輝いた。外国人投手による2年連続最多勝利は2リーグ制導入後史上初(後にセ・リーグでセス・グライシンガーが達成)。
1997年、前年同様順調なシーズンを過ごしていたが、酔っぱらいに絡まれた際に脇腹を骨折。しかしこれを隠して投げ続け、最終的には13勝11敗、防御率3.63の成績を残した。
1998年、シーズン前に右肘を故障し手術を受けた。終盤戦に復帰し3勝を挙げたが、シーズン終了後に解雇された。
日ハム退団後はボストン・レッドソックス、ヒューストン・アストロズでプレー。2001年限りで現役を引退した。
引退後は米独立リーグで監督を努めたりと指導者として活動し、現在はカリフォルニア州に居を構え、子どもたちに野球を教えている。
プレースタイル・人物
パワーピッチではなく制球力の高さや打たせて取る投球術で活躍した、90年代半ばの日本ハムのエースピッチャー。球数や登板間隔を気にする助っ人投手が多い中で、完投能力も高かった。
手元で変化するムービングファストボールを武器とする内角攻めを得意とし、来日2年目にロッテに在籍していたエリック・ヒルマンからチェンジアップを習得し投球の幅が広がった。
トム・クルーズにそっくりなルックスと長い金髪姿も話題であった。
1996年のオールスターゲームに出場した際には、イニング間のパフォーマンスタイムにヒルマンとともにグランドキーパーの格好で登場し、スタンドを盛り上げた。
成績
通算投手成績
通算:11年 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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MLB:6年 | 73 | 12 | 1 | 0 | 7 | 8 | 0 | 1 | .467 | 147.2 | 66 | 81 | 80 | 64 | 3.90 |
NPB:5年 | 124 | 120 | 39 | 9 | 55 | 49 | 0 | - | .529 | 843.0 | 252 | 364 | 379 | 337 | 3.60 |
タイトル・表彰
関連動画
関連項目
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