概要
2018年9月のNintendo Directで発表された『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』(2019年1月発売予定)。ダイレクト内では、キノピコとトッテンが新たに使用キャラになることが明らかにされた。
そしてキノピコの新能力として紹介されたのが、この「キノピーチ」である。キノピコはアイテムの「スーパークラウン」を取得することによってキノピーチに変身し、二段ジャンプや空中浮遊ができるようになる。また落下ミス時に一度だけ自動で復帰できるという機能もあり、全体的に初心者向けの性能となっている。
マリオシリーズ本編でキノピコが使えるだけでも十分なのだが(マリオランは知らん)、別のキャラクターへ変身するというインパクトはファンには十分すぎるものであった(なお、マリオやルイージが互いに変身し合うのはスーパーマリオ64DSという前例がある)。自らピーチ姫を尊敬するあまり自身がピーチ姫になってしまった、ということなのだろうか。
キノピーチのデザインは全体的にピーチ姫のものに近いが、王冠やドレスの模様はキノピコ由来であり、また髪型をよく見るとキノピコのトレードマークといえるおさげの形が残されている。ちなみにキノピーチの英名は"Peachette"といい、単純にピーチ姫(Peach)とキノピコ(Toadette)を合わせただけのものなのだが元々女性であるPeachに女性を表す接尾語の-etteをつけたものという冷静に考えるとよくわからないことになっている。
一部の界隈では変身アイテムのスーパークラウンに目をつけ、キノピコ以外のキャラクターをピーチ姫化させるのを想像する者もいるようである。その結果、クッパや他のキャラが大変なことになってしまった。 → クッパ姫/ピーチ姫化
その後
「NewスーパーマリオブラザーズUDX」から約4年後に「スーパーマリオブラザーズワンダー」が発売し、キノピコもプレイアブルとして続投した。だがヨッシー・トッテン以外はキャラクター差を付けておらず、キノピーチの一部能力はバッジに持っていかれた。さらにプレイアブルにピーチ姫・デイジー姫が連なり、キノピコが姫の姿に変身する必要性が無くなったため、今後本編に登場する線は非常に薄くなった。
一方でスマートデバイスアプリ「マリオカートツアー」には最初期からURとして収録されており、そのゲームのコースの内容等をDLCとして反映させている「マリオカート8DX コース追加パス」の最後の収録キャラとして抜擢された。キノピコが本編マリオにて初プレイアブルで得た姿が、かつてデビューしたマリオカートシリーズに追加バリエーションで里帰りするという不思議な経緯をたどることになった。8DXで本人と変身した姿の両方がいるキャラはマリオ・ピーチ・クッパに続いてキノピコが4人目である(「ほねクッパ」を変身とみなした場合、そう扱わない場合は3人目カウント)。
関連動画
関連項目
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