キバオウとは、川原礫作のオンライン小説作品の「ソードアート・オンライン」の登場人物である。
概要
原作小説では、2巻で名前が登場する。
ギルド「アインクラッド解放軍」の副リーダーを務めているが、軍をまとめるやり方が乱暴で、同調する幹部プレイヤーと共に街区圏内でも徴税と称して恐喝まがいの行為などを行っていた。
後にアインクラッド解放軍からキバオウ一派もろとも除名されることになる。
後(時系列的には上記の出来事の前)にソードアート・オンライン・プログレッシブにも登場。
この頃はディアベルの誘いに応じて第1層ボス攻略に参加したプレイヤーの一人。
会議中に初心者が大勢死んだのは元ベータテスターの責任だと、元ベータテスターに謝罪を求めたりするなど、元ベータテスターに偏見を抱いている。その場はエギルの割り込みにより収まったが……
実はディアベルによってキリトが元ベータテスターで、ボーナス狙いの立ち回りを頻繁に行っていたことを知らされていた。敵意すら覗かせる態度でキリトに接していたが、ボス攻略戦での出来事により多少関係は軟化している。
なおSAOPに置いてはギルドリーダーという立場からか、主要人物に昇格している。
多少融通が利かないところはあるものの、面倒見が良く、癖のあるギルドメンバーをまとめているほか、ビーターとして攻略組から爪弾きにされてしまったキリト(SAO)の立場も第1層攻略後にはしっかり理解するなど、かなりの人格者であり、またリーダーシップも持っている人物として描かれている。それだけに原作2巻やアニメ11-12話での出来事が信じられないと思う視聴者も多いはず。
一応プロットにおいては解放軍の前身となるALSが25層攻略時にラフコフの謀略に掛かり主力の大半を失う大損害を出しており、最前線を去っている。この大敗で彼は精神に異常をきたしたのか、MTDと合併して軍を組織した後にかつての面影を失い、地位に執着するようになった模様。
エピソードが時系列順となったアニメ版では、プログレッシブに相当する第2話で登場。
上記の行動に加え、ボス攻略後に「ディアベルが死亡したのはキリトがボスの行動を知っていた上でその情報を知らせなかったせい」という言い掛かりをするプレイヤーが彼に替わっている(原作ではモブが言った)。この行動は周囲にも一部の元ベータテスターに対する偏見を強め、「ビーター」という呼称を生むことになる。
アニメ11-12話では原作の朝露の少女に相当することもあって、後編にあたる12話でも回想シーンで登場した。
退場の経緯ゆえかその後のALO編以降のエピソードには出演できておらず、スピンオフである『ソードアート・オンライン異伝 キバオウはん!』やゲームの一部で姿を見ることができる程度である。
ニコニコ動画では
とまぁ原作では名前以外ではほぼ出番がなかった彼ではあるが、2話で見せた関西弁の口調に強烈な性格と行動、さらにある場面で使用された「なんでや!~」という汎用性が高い台詞のせいでネタキャラとして愛されることになった。そのため再登場の可能性があった12話は彼の登場に(ネタ的な意味で)期待が集まったのだが、原作どおりの空気っぷりを発揮して、ある意味で望みを絶たれてしまった。
ニコニコの公式放送や関連動画などでは場面によってコメントに多数のキバオウを装ったコメントが湧くことが確認されている。また姉妹作のAWでも、ディアベルに声がそっくりだった人物が登場した際に、どういうマジックを使ったかはわからないが動画内のコメントで登場した。
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関連項目
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