キャッサバ(Cassava; Manihot esculenta)とは、キントラノオ目トウダイグサ科イモノキ属の熱帯低木。特に可食部であるその芋をいい、これから採れる澱粉はタピオカの原料になっている。
概要
南米が原産地と推定されているが、現在の国別生産量トップ一位はナイジェリア。ブラジル、タイ、インドネシア等でも高い生産量を誇る。栽培が容易で作付け面積当たりのカロリー収量が栽培作物としては最も高いため、アジア、アフリカ、アメリカ大陸の低緯度地域で広く栽培されている。一方、有毒な青酸配糖体を含むため水にさらす、発酵させる、化学的に処理するなどして毒抜きをしないと食べることができない(一部の品種についてはそのまま食べることが可能)。
食品としてはそのまま調理して食べるほか、加工してタピオカ(澱粉)の形で利用される。よく知られたものとしては粒状に加工したタピオカパールを入れたデザートやタピオカミルクティーなどがあるが、抱水性が高い性質を利用して加工食品(冷凍うどんやもちもち食感のあのドーナツ等)に加え、独特のもちもちした食感を与えるために用いられる。日本が輸入する加工澱粉の過半を占めているのもタイ産のタピオカ澱粉である。
キャッサバから取れるタピオカでんぷんは工業原料としても重要であり、糊や紙パルプの増粘剤として用いるほか、発酵させてバイオエタノールにした後、酢酸などの原料となる。
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