キャットウーマンとは、DCコミックス社のバットマンシリーズに登場するキャラクター。
本名:セリーナ・カイル。
概要
原作コミック
猫をモチーフにしたレザー材質の衣装に暗視ゴーグルをつけた女怪盗。一応ヴィランに分類されるが根っからの悪人というわけでもなく、いわゆる義賊的な側面が強い。人は殺さないことを信条としていたり、バットマンと対立したかと思えば共闘したり、犯人探しのヒントを与えたりしている。
性格はまさに猫のように気まぐれでイタズラ好き。大富豪ブルース・ウェインをバットマンと知らずに異性としての感情を抱き、度々どこかへ姿を消す彼にヤキモキさせられている(やがて正体は彼女も知るところとなったが)。
『バットマン:イヤーワン』では元々腕っ節の強い売春婦で、バットマンに影響されてキャットウーマンになったと設定された。その後日談となる『バットマン:ロング・ハロウィーン』『バットマン:ダーク・ビクトリー』にも登場し、失踪後の消息を描く『キャットウーマン:ホエン・イン・ローマ』という外伝もある。
DCコミックスではキャットウーマン本人が主役の単独誌を持っていたり、ヒロインチーム「バーズ・オブ・プレイ」にも加わっていたりする。2011年のDCリランチ後はジャスティスリーグ・オブ・アメリカに加入するなど、かなり優遇されている模様。
映画
1992年公開の映画『バットマン・リターンズ』ではゴッサムの名士マックス・シュレックの秘書を務める野暮ったい女性として登場。演じたのはミシェル・ファイファー。怪盗ではなく、自らを陥れたシュレックへの復讐を目論む妖艶な悪女という位置づけだったが、やはりブルース=バットマンとは複雑な関係であった。
2012年公開のダークナイト三部作完結編『ダークナイト ライジング』ではアン・ハサウェイ演じる女怪盗セリーナが登場(劇中でキャットウーマンとは呼ばれない)。猫を被って周囲の人間を騙したり、ブルースの資金を奪ったりとやりたい放題であったが、最終的にはバットマンと共闘、クライマックスでゴッサム市街をバットポッドで疾駆したりと大活躍した。
なお、2004年にも彼女を主人公にした同名のスピンオフ映画(演:ハル・ベリー)があったが、バットマンシリーズとは世界観がリンクされてないほぼオリジナルのもので、評価はお世辞にも高いとは言えずファンの間では半ば黒歴史と認知されてる模様。
関連項目
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