キャプテン・ラヴとは、「本命のためにひたすら女の子（とその他）を振る、振りまくる」という、他に類を見ないディープな恋愛ゲームである。と同時に、きわめつけのバカゲーである。
概要
ゲームは選択肢を選ぶことで進む、いわゆるアドベンチャー。「論激バトル」という、時間制限付きのバトルがあるが、やることはやはり選択肢を選ぶことである。
キャラクターデザインは知る人ぞ知る漫画家「雑君保プ」。1999年、プレイステーション用ソフトとして発売され、2001年には廉価版が出た。現在入手するのはかなり難しいと思われるので、どこかで見かけたら購入を検討すべきかもしれない。
ちなみに、「キャプテン・ラブ」ではない。「キャプテン・ラヴ」である。間違えないように！
あらすじ
主人公はある経験から女性と恋愛にトラウマを持ち、「愛の共産化」をめざしカップルを妨害する秘密組織「ラブラブ党」に属し、幹部として活動している。しかし大学入学後のある日、雨宿りする1人の女の子と出会う…。なんと第一話で早くも彼女と恋に落ち、ラブラブ党離党を考え始めた主人公だが、事態はとんでもないほうへ転がりはじめるのだった。
キャラクター
●主人公
やたらにモテる。愛の共産化とかいいながらリア充そのもの。爆発しろ、といいたいが、そのモテっぷりこそがこのゲームの悩みの種。友人の策略により、謎のマスクマン「キャプテン・ラヴ」として、ラブラブ党員と戦うことになる。ただし口ゲンカで。
微妙すぎるエンクミボイスと、東京タワー好きというコメントに困る趣味を持つ女の子。スカートもやけに長い。
主人公＝プレイヤーと開始後３０分ほどで恋に落ちることになる。以降、彼女のよくわからない心理にひたすら振り回される日々が始まる。
多くのプレイヤーにとって、「微妙だけど彼女一筋じゃないとクリアできない」という、なんとも不思議な立ち位置のヒロイン。逆に、愛美が可愛くてしょうがない、という人にとっては、このゲームはとてもクリアが簡単になる。
愛美の親友で主人公とも仲のいい女友達。サバサバした性格でゲームの雰囲気作りに一役買ってくれるが、６話に至ると、このゲームのクリアを阻む強大な敵として立ちふさがる。君ははたして、彼女をきっぱりフることができるのか！？
主人公の友人で映研部部長。主人公のため…と言いつつ実際は自分の映画のために主人公にキャプテン・ラヴスーツを与える。かなり無茶苦茶な性格であり、自分が楽しいと思うことは何でもやり、周りの迷惑も顧みない。
●カミイ
ある条件を満たすとプレイできる「隠しシナリオ」に出てくる女性。挫折したロック歌手で、無愛想で影のある、しかしセクシーな美女。魅力的な敵（サブヒロイン）たちの中でも、最大級の強さを持つとされる。自信がないなら、隠しシナリオに行ってはいけない！帰ってこれなくなるぞ！
とても優しくて柔らかい心を持った素敵な人。やはり最強の敵キャラの1人。
問題は、先輩が女性ではないということだが…まあ、小さな問題だよね。
ラブラブ党の首領にして主人公の担当教授、しかも愛美の父親でもある。つまり、諸悪の根源。娘を溺愛しているが、その愛はあまり通じていないようすで、怒らせては家事をサボタージュされ、おかずは納豆のみ、という生活を送っている。
●アイアン関
序盤に登場するラブラブ党員。
ドゥ・ストップ・恋！英語風に言うと ドスコーイ！
という、意味不明なギャグが印象的。
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関連項目
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