キャプテン翼3とは、1992年にテクモから発売されたサッカーシミュレーションゲームである。正式名称は「キャプテン翼Ⅲ~皇帝の挑戦~」。
概要
前作「2」のフォームがFCだったのに対し、今作以降はSFCのソフトとなった。それに伴いグラフィックやサウンドなどが大幅に向上し、さらに新たなモード「オールスター」が追加された。
システムはそれほど大きな変更は行われていないが、相手選手全てに名前が付き、また前作から登場した一部のオリジナルキャラクターに新必殺技や顔グラフィックが追加された。もちろん今作からの新キャラクターも何人か登場する。
新モード「オールスター」では、自分で自由にメンバーを選んで試合を行うことが出来る。ただし、使用可能キャラの一部はシナリオで会っていないと使えなかったり、技を覚えていなかったりする。また、使えるキャラのほとんどは日本・ブラジル・ドイツのキャラで、あとは原作出身のキャラクターや新キャラが少数いる程度である。例え独自の必殺技を持っていても、使用することが出来ないキャラの方が多い。
ちなみに、1P側「キャプテンズ」は全日本ユース最終曲、2P側「ウィングス」はドイツの曲が使用されており、ユニフォームもそれぞれのものとなっている。
ストーリー
ワールドユースの激闘を終え、ブラジルに戻った翼は、サンパウロFCを率いてリオ・カップ2連覇を目指していた。
一方、翼とともに戦った日本のエースたちは、世界各地に散らばり、己の実力に磨きをかけていた。
彼らの前に、かつてワールドユースで激突したドイツ代表の選手たちが続々と現れる。
ドイツ代表の目的は何か?
不気味な謎を残したまま、 日本代表の選手たちは、幻のワールドカップ「ユニバーサルユース」に向け、再び大会の地・ドイツに集結する。
登場人物
全日本
- 大空翼
本作の主人公。前作に引き続きサンパウロFCに所属し、再びリオ・カップ優勝を目指してジウらとともに戦う。前作で編み出した必殺技「サイクロン」を武器に不動のエースとして君臨するが、脚へのダメージは着実に蓄積されていた。 - 岬太郎
今作ではフランス・シャンゼリゼに所属。チームメイトのナポレオンとともに、シェスター率いるモンマルトルに立ち向かう。 - 日向小次郎
日本のエースストライカー。若島津とともにメキシコでプレイしており、そこでドイツのカペロマンと遭遇する。 - 若島津健
全日本のゴールキーパー二番手。空手を駆使したセービングでメキシコシティーのゴールを守る。
PA内で浮き球になっている時の必殺技「あびせげり」が追加され、シュートを撃たれる前に敵選手もろともボールを蹴り飛ばす事ができるようになった。
本作ではガッツがある間は能力的に若林を上回っており、最後まで若島津をスタメンで戦い抜くことも十分に可能。 - 松山光
北海の荒鷲。今作ではイングランドのヨークシャーに研修に来ており、同じく研修にきていたカルツと大会で勝負する。
味方を全速力で敵陣に移動させる「なだれこうげき」と必殺タックル「イーグルタックル」 を使用可能になり、攻守ともに活躍できるオールマイティな選手に改良された。 - 若林源三
全日本のゴールの守護神、通称「GSGK」。上記メンバーでは唯一のプロ選手で、カルツのいないハンブルガーSVを率いてシュナイダーのバイエルンと戦う。
ドイツとの決勝戦では「ネオファイヤーショットは俺が必ず止める!」と豪語するが、その結果は……。 - その他の全日本メンバー
三杉・立花兄弟・次藤・佐野・早田・石崎・来生・滝・井沢・新田・反町・沢田・高杉・浦辺・小田・中山・森崎が全日本メンバーとして登場する。
登場チーム
ブラジル
- サンパウロFC
翼の所属チーム。前作と変わらず、バビントン・ジウ・ドトール・アマラウ・レナート・タハマタ・バチスタ・リマ・プラトン・マリーニが登場。 - コリンチャンス
サトルステギとリベリオが所属。ともに必殺技を持っており、最初の相手ながら手ごわい。 - グレミオ
ウルグアイ代表のダ・シルバと、ドライブシュートをとめることに定評のあるクラウディオ・メオンが所属。 - フラメンゴ
カルロス・サンターナとサンタマリア、そしてオーバーラップしてくるDFジェトーリオが脅威のチーム。三人とも必殺シュートを狙ってくる。
その他
- シャンゼリゼ
フランス。ナポレオンと岬が所属。攻撃力があるがディフェンスが心許ない。 - モンマルトル
フランスに研修にきていたシェスターが率いるチーム。必殺シュートを持つ選手はいないが侮れない。 - メキシコシティー
日向と若島津が所属する。彼ら二人以外は平均的なチーム。 - モンテレー
メキシコ。テオドール・カペロマンが研修に来ているチーム。彼に積極的にパスを出してくる。 - ヨークシャー
イングランド。松山が所属。キーパーに不安を抱えるが、松山の「なだれこうげき」によるカウンターが主力。 - マンチェスター
イングランド、カルツが研修に来ている。必殺シュートは無いものの、とにかくキーパーの所為で……。 - ハンブルガーSV
ドイツ。カルツが研修に行った為に必殺技持ちが一人もいない。若林という砦が頼りなチーム。 - バイエルン
ドイツ。「皇帝」カール・ハインツ・シュナイダーが率いるも、彼以外はぱっとしない。もっとも、その「彼」が問題すぎる。
各国ユース
- オランダユース
前作でシュナイダーと並び評されるイスラスと、DFのリブタが厄介なチーム。 - フランスユース
エル・シド・ピエールとナポレオンのコンビが凶悪。最初に戦う時は二人ともいないものの、一応原作キャラであるボッシが必殺シュートを持っているので注意が必要。キーパーは、かの有名なアモロである。 - アメリカユース
初登場のオリジナルキャラ、ミハエルが主力のチーム。ローズと名の付く必殺技が厄介だが、石崎とのイベントが重要となる。 - ウルグアイユース
ラモン・ビクトリーノとダ・シルバが所属。原作キャラ+オリキャラの合体技が見れる数少ないチームである。 - ベルギーユース
後の「IV」で脅威となるラムカーネが所属。後半になるまで色々な意味でお話にならない。 - 韓国ユース
キムとシャのコンビが強力なチーム。何故かペナルティエリア内でよく低い浮き球になる。 - 中国ユース
リ兄弟の必殺技とGKルーの必殺セーブが驚異的なチーム。何故か高い浮き球が(ry - イングランドユース
一応原作キャラのロブソンと、オリキャラのロリマーによる攻守に優れたチーム。バウンドショットってどういうことなの……。 - イタリアユース
「黄金の右腕」ことジノ・ヘルナンデスがゴールを守る。FWにはランピオンがおり、空中戦は危険。 - アルゼンチンユース
「天才」ファン・ディアスが率いる強力なチーム。彼以外にもパスカル・ガルバン・サトルステギとタレント揃い。序盤で頼れる仲間だったバビントンも中盤の要として代表入りしている。 - ブラジルユース
11人中9人が必殺技持ちという強豪。リオ・カップで戦ったカルロスたちと再戦することになる。サンパウロFCのアマラウ・ドトールも参加。 - ドイツユース
東西ドイツが統合され、ひとつのチームとして参加する。海外に研修に出ていたキャラが合流し、チーム全員が一丸となって挑んでくる。
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関連項目
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