キャプテン2とは、ちばあきお原案コージィ城倉作画の漫画である。
概要
キャプテン2 | |
漫画 | |
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原案 | ちばあきお |
作画 | コージィ城倉 |
出版社 | 集英社 |
レーベル | ジャンプ・コミックス |
掲載 | グランドジャンプむちゃ →グランドジャンプ |
掲載期間 | 2019年4月- |
巻数 | 既刊11巻 (2024年3月時点) |
漫画テンプレート |
作者ちばあきお氏の体調不良により1979年に連載を終了した「キャプテン(漫画)」は墨谷第二中学校野球部に所属する4代目キャプテン近藤茂一が春の選抜大会が終わった所で最終回としたが、原案は残されていた為ちば氏の容体が回復したら続きを書く構想をしていた。しかし1984年にちば氏が他界した為「プレイボール」同様、キャプテンも未完状態となっていた。
しかし長男「千葉一郎氏」とグランドジャンプ編集者の協議の元、2019年に「グランドジャンプむちゃ」にて「キャプテン2」が約40年ぶりに連載がスタートした。作画はプレイボール2に引き続きコージィ城倉氏が担当。プレイボール2同様ちば氏の原案を踏襲し「なにも足さない・何も引かない」というコンセプトのもと、キャプテン連載終了の続きから描かれている。
2021年5月号まで掲載されたのち「グランドジャンプ」へ移管。2021年5月12号より完結したプレイボール2と合流し、「キャプテン2」としてキャプテン2の続き・プレイボール2完結後の続きが描かれている。またプレイボール2同様、生前ちば氏が書き残した週刊誌の表紙・扉絵・窓絵をアレンジを加えて引用しているほか、ちば氏の短編漫画や初期作品の登場した人物の一部が本作に登場している。
2024年3月19日発売のグランドジャンプ8号にて、谷口監督率いる墨高野球部は悲願の甲子園出場を果たす。「谷口が学生時代に甲子園出場」という願いは叶わなかったものの、監督としてそしてかつて墨谷二中野球部のキャプテンを務めた丸井・イガラシ・近藤の4人と共に甲子園の土を踏む事となり、故ちばあきおが描くことが出来なかった甲子園での全国大会をコージィ城倉氏が描く事となった。そして奇しくも墨高野球部が甲子園出場を果たした2024年は「阪神甲子園球場開場100周年」と同じ年であった。
ストーリー
- ちばあきお氏の「キャプテン」のあらすじはコチラ
- ちばあきお氏・コージィ城倉氏の「プレイボール」「プレイボール2」のストーリーはコチラ
- キャプテン2はまず近藤が中学生活を送ったのち高校へ進学し、プレイボール2へ合流する流れとなっている。
- このストーリーには「キャプテン2」の序盤「プレイボール2」の終盤のネタバレが一部含まれています。
墨谷第二中学校野球部(以下墨二中)をイレギュラーでありながら最初に全国制覇を成し遂げ墨谷高校(以下墨高)に進学した「伝説のキャプテン」こと谷口タカオ、指の怪我も克服し墨二中で2代目キャプテンに就任した丸井・3代目キャプテンに就任したイガラシと共に、墨高野球部キャプテンとして高校生活最後の夏の東京大会予選に挑んでいるその裏では、4代目キャプテンに就任した近藤茂一率いる墨二中野球部が夏の全国大会出場を目指す所から物語は始まる。
「自分が卒業したあとどんな遺産(legacy)を後輩達に残すか」という考えの元、全員野球で夏の大会に臨む近藤は、副キャプテン牧野から「このままでは夏の予選は勝ち進めない」と平日ながら1週間の強化合宿に臨むこととなり、そのスケジュール計画を学校に提出する事となり頭を悩まされていた。しかも前キャプテンの一件もあり練習時間を長時間設ける事が出来なかった。[1]
考えた末「就寝7時間・練習時間朝夕込みで5時間・勉強2時間」という文武両道路線で学校側も納得してくれた(当然牧野達は大反対したのだが、無理に飲んでくれた)また両親が近藤に家庭教師を付ける事とした。それがワセダ大学英文科で元墨谷高校サッカー部のキャプテンだった相木だった。
相木は強化合宿のスケジュール表を見て「練習時間が無駄に長すぎる」と指摘したうえで「練習時間を短く、実践的練習が多くければ楽しくなりやる気(motivation)も上がる。そして長時間練習はけが人を輩出するリスクがある」と伝授。これを聞いた近藤は頭にあった練習内容を一転、長いランニングとアップを短めにしその分バッティングと短距離ダッシュを長めにとり、集中力(concentration)を高め1球1球の密度を高くし、グランドをフルに活用し短いサイクルで練習する方法に切り替えた。また相木の友人でコクガクイン大学神動科で同じく元墨谷高校サッカー部でエースストライカーだった今野も協力し、彼が所属するコクガクイン大学軟式野球同好会でやる「ランナーサードに対し金属バットで高いバウンドを打つ」方法や「一球に集中して丁寧にさばけばイレギュラーにも対応できボールが体に当たる事も少なくなり、結果怪我も少なくなる」のを教わる。近藤は練習に内野2人・外野2人にノッカーを設け、一つのポジションの処理が終わったら次のポジションに走り処理・・・と三⇔二・遊⇔一と外野も内野同様一つのポジションが終わったら次に走り・・と左→中→右と守備練習でぼーと立ってる時間を削減でき、また全体ノックも二人のノッカーで回し一人が時計回し・もう一人が反時計回しと、グランド全体が打球と送球と人が飛び交っているにも関わらず集中力を上げて練習しているので、ボールが人に当たらずまた全員のグラブさばきがすごく丁寧なので、今までの合宿だと包帯だらけになるのに対しこの練習方法に変えてから怪我人が0人となった。合宿後もこの練習方法は続けられ、また今野は野球同好会のメンバーを誘い指導も行ってくれた。その結果先代キャプテンが行ってきたシゴキの猛練習から集中力と効率を重視した練習に切り替え、練習時間を削減してもそれ以上の練習効果を得られる事に成功し、そして余った時間は勉強に当てる事にし文武両道路線に切り替える事ができた。
また近藤は丁寧な指導も忘れておらず、ベンチ入りしない部員にも目を配っていた。特に投手には変化球ではなくストレートを重視するように指導している。が、それが大きく言えない部員が一人いた。それがJOYこと佐々木だった。春の選抜大会で近藤が退場の後にJOYが投げて守ってもらった・・という弱みを握られており、JOYも「俺は他の奴とは違う、自分のやり方を邪魔されたくない」と思ってた。言葉がダメなら実力行使・・・でも先輩(誰かとは言わないが)のようにバットでぶっ叩いたら今の若いものはすぐ辞めてしまう可能性がある・・・だったら真剣勝負でわからせようと、ショートバッティングでJOYが投手近藤が打者の時に近藤が「変化球も混ぜて投げてこい」と言いJOYはありとあらゆる変化球とストレートを投げるが、最大限集中力を高めた近藤の前には全打球フェンス越えもしくは直撃になってしまい、そのうえで「変化球ばっ投げてるからストレートの威力が落ちるんだ、もっとストレートのキレを磨く練習をしろ!」と激を飛ばし、JOYも考えを改めた。
そして迎えた夏の大会地区予選、墨二中は順調に勝ち上がり、最大の強敵の目されていた青葉対江田川の試合は江田川が勝利して決勝で墨二中と江田川の対戦に。しかし墨谷二中との力の差は歴然で、また江田川のエース井口が卒業した穴を埋める事が出来ず、隅二中が勝利し春夏連続で全国大会進出を決めた。ちなみに『まともに』春夏全国大会出場したのは近藤が初めてである。 [2]
そして同時に野球部全員の成績も上がるという功績も残した。
そして迎えた夏の全国大会、球場には丸井の姿も当然いた。丸井は「厳しさこそが上達へのレベルアップ」という考えに対しその根底から変えた近藤の練習に丸井は大激怒していた。
試合の方は順調に勝ち上がり準々決勝まで駒を進めた。相手は春の選抜で乱戦を惨敗した富戸中学だった。試合は墨二中が初回から練習通りの頭脳的なプレーで先制点を奪い、小刻みに加点していく攻撃で試合は進み、投げては近藤が7回まで完封4点リードしていた。この小刻みな試合を見た丸井は「こじんまりすぎる」と不満を残しつつもチーム全体が、そして近藤自身がレベルアップしている事を認めざるを得なかった。そして8回からは近藤に代わりJOYがマウンドに上がる(当然丸井の不満が爆発した)が、この交代に奮起した富戸中は8回に2点、最終回に同点に追いつく。それでも近藤はJOYと仲間たちを信じ続投。そしてそれに答えるかの様にJOYはストレートを投げ続けた。これがJOYを目覚めさせるきっかけとなり「ストレートにこだわらないと自分の殻を破れない事、そして投手としてレベルアップ出来ない事」を・・・試合は健闘むなしく惜しくもサヨナラ負けとなった。しかし近藤はキャプテンとしてロードマップに示した通り「チーム層の薄さの改善」「練習内容の合理化」「JOYの成長」という大きな遺産を残すことが出来た。その遺産はやがて翌年の春の選抜で全国制覇という形で花開くこととなった。
大きな遺産を残した近藤は丸井から「墨高へ来い!!」と言われ次のステップ「墨高で高校野球」へ進むこととなる。野球部引退後は相木の指導の下猛勉強の末、墨高の入学試験に合格。また牧野・佐藤・曽根達も墨高の入学試験に合格した。
さて時を少し遡り谷口キャプテン率いる墨谷高校はというと・・・
夏の東京大会予選準決勝で延長の末サヨナラ負けとなった墨高野球部。キャプテン谷口は次のキャプテンに丸井、副キャプテンに半田を指名し野球部を引退した。谷口はこれ以上両親に負担をかけたくない・・と大学を受験せず、家業である大工の弟子入りをする事を決心しており、部長の「大学に行ってほしい」という説得にも応じなかった。しかし人生の視野を狭めすぎと感じた倉橋は彼にもう一度甲子園を目指してほしい・・・と自身の先輩である川北商業高校の田淵監督と墨高野球部部長に「谷口を墨高の監督にしてほしい」というお願いをする。こうして谷口は田淵監督・部長・両親・そしてそのお膳立てをした倉橋の説得の元、谷口は予備校に通いながら墨高野球部の監督に就任する事となった。[3]
一方キャプテンに就任した丸井だが、中学時代にやらかした「あの行為」を高校でも行ってしまいその結果、秋季大会は1回戦敗退。排斥はされなかったものの丸井の練習内容に疑問の目が向けられてしまいチームが内部分裂してしまってた。
そんな事情を知らない近藤達4人は晴れて墨谷高校の生徒となり入学後野球部に入部、野球部にはかつて伝説のキャプテンと言われた丸井・イガラシ・谷口監督・そして近藤と墨二中の元キャプテンが揃った野球部の中で近藤は新たな舞台「高校野球」に飛び込むのであった。
谷口は野球から離れていた期間、自身の体重が増えた事でウエイトが乗り、飛距離が伸び投球にスピードと重さが付いた。お花茶屋高校から「練習中に体を大きくするメニュー」を聞いた谷口はナインに従来の「練習試合を含めたバッティングは基本竹のバットで行う」とさらに「どんぶり飯を食べて夏までに3キロアップ」を目標とし、新生谷口監督の下、墨高野球部は夏の大会に向けて新たなスタートを切ったのだった。
キャラクター
- ここでは「キャプテン2」を前提としたポジションで紹介。「プレイボール」「プレイボール2」時代のポジションはコチラ
- 「キャプテン」時代のポジションはコチラ
- 学年基準は「近藤が高校生」という基準で記載しています。その為中学時代の近藤のポジションは「キャプテン」を参照
都立墨谷高校
- 近藤茂一(投、右投右打)
墨高野球部の1年生。このシリーズの中心的人物(主人公か?と言えばそうではない)で墨谷ニ中の4代目キャプテン。丸井キャプテン時に墨二中野球部に入部しピッチングを丸井の前で披露し驚愕させた。丸井はイガラシに近藤の育成を任せ、イガラシの良いように育てられた結果イガラシに次ぐ第二のエースにまで成長。またイガラシキャプテン時、夏の全国大会で全国制覇を決めるサヨナラヒットを打ったのも彼である。4代目キャプテンも実は「消去法」で近藤になったという…剛速球かつ重いストレートが売り。お調子物で自己中心的な性格で中学時代は周りから反感を食らう事もあったが、キャプテンに就任してから性格が真面目?になった。後輩の面倒見が良い。言葉使いが関西弁で先輩を呼ぶ際「○○さん」で呼ぶのに対し井口だけは「井口はん」と呼ぶ癖がある。(中学生の時は先輩後輩に限らず○○はんと呼んでいた。)近藤の父と家庭教師の相木の入れ知恵で、これまでの墨二中の問題点を改善し練習内容を合理化し文武両道を成功させた。墨高に進学すると硬球には早い段階から慣れてたものの「硬球の怖さ」が他人以上に表面に出てしまっていた。それを見た井口は、練習後に近藤を誘い特訓させた。また練習試合に登板し「下半身が中学生のまま」と見た松川は、近藤と一緒に鍛えるべく長距離ロードを毎日行っている。それらが功を制し1年生で唯一レギュラー入りを果たす。
アニメ「キャプテン」「プレイボール」では中学時代に谷口との接点があるが、漫画では墨高野球部に入部して初めて谷口と顔を会わせる事となる。 - 谷口タカオ(監督、右投右打)
墨高野球部の元キャプテンで墨二中の初代キャプテン。ポジションは投手で、弱小だった墨高野球部をひたむきな努力でどん底から這い上がり一躍強豪校に成長させた。卒業後は午前は予備校に通い午後は野球部の監督という2足の草鞋を履いている。大学合格後は選手として復帰する事も視野に入れている。監督に就任した事により野球以外の部分で苦労しているが、自身が得た知識と技量・そして経験を後輩達に指導している。
3年生
- 丸井(二、右投右打)
野球部のキャプテン、墨二中出身の2代目キャプテンで中学時代から谷口を誰よりも尊敬している。努力家ではあるものの短気な部分がある。中学時代はパワーヒッターだったが、高校になってからは技巧タイプになりとにかく塁に出る事を意識している。秋季大会の一件で丸井節は封印し、後輩には優しく接しようと努力している。またキャプテンという役割に悩みながらも野球部をまとめている。墨二中の試合にも当然顔を出している。 - 半田(左、右投右打)
野球部の副キャプテン。入部の時は谷口と同じ学年であったが、何故か話の途中で鈴木と一緒に1学年降格してしまったという…戸室が引退してからは彼が守っていたレフトにコンバートした。入部時は野球の経験はあったものの才能がまったくなく谷口・倉橋共に育成に手を焼いたが、持ち前のやる気で次第に上達していき、守備・打撃共に2年生からレベルアップした。特に金属バットの扱い方は誰よりも上手で真芯に当てるバントとそこからのバスターはチーム1とも言われている。また偵察能力と情報分析は谷口と同等にレベルが高く半田の偵察情報で幾度となく墨高のピンチを救った事がある。副キャプテンに就任した事により谷口監督以外「半ちゃん」と言われることはなくなった。 - 加藤正男(一、左投左打)
墨二中出身の内野手。数少ないサウスポーである。2年生の時は補欠が多かったが、井口が投手・捕手の二刀流を目指す事となりファーストに復帰した。 - 島田(中、右投右打)
墨二中出身の外野手。2年生からポジションは変わらず、3年生になっても相変わらず俊足と鉄壁の防御は変わらない。 - 松川(投・三、右投右打)
隅田中学出身の投手。中学時代に谷口と対戦した事がある。3年生になって谷口が背負ってた背番号「1」を引き継ぐ。倉橋の後輩で誰よりも彼を尊敬している。2年生ではリリーフが多かったが、3年生では先発の機会も増えた。しかし城東との練習試合で5失点も取られたことが悔しく、再度下半身を鍛え直す為近藤を並走者として往復20kmのロードを毎日行っている。 - 鈴木(三、右投右打)
半田と一緒に野球部に入部。そして半田同様話の途中で一学年降格してしまった。松川が投手の時にサードに入る。入部時は鈴木の方が実力が上だったがいつのまにか半田の方が実力が上になってしまった。
2年生
- イガラシ(投・遊、右投右打)
墨二中出身の3代目キャプテン。墨二中を全国制覇に導いた一人で「完璧主義」「勝利への執念さ」「厳しさこそ上達への一歩」という考えは高校生になっても変わらない。2年生にして4番を任されている。全ポジションを守れるユーティリティープレイヤーであるが、とりわけ投手に関してはチームの中でダントツにセンスがいい。城東との練習試合ではそのバッティングセンスを生かしランニングホームランでサヨナラにしている。 - 井口源次(投・捕、左投左打)
江田川中学出身で野球部唯一の左投げ投手。イガラシとは小学生からの同級生。1年生では投手・ファーストを任されていた。イガラシ同様2年生にしてクリーンナップ3番を任されている。入部した近藤から「井口はん」と呼ばれ内心腹が立つものの、近藤の弱点を早い段階から見つけ、かつて練習後に神社で丸井に鍛えてもらったように、近藤を練習後に神社で鍛えたり、高校生としてのピッチングを指導したりと後輩に対し面倒見が良くなった。近藤との特訓で球を受けているうちに本格的に近藤の球を受けたくなり近藤の女房役(捕手)を丸井に志願、ちょうど捕手萩原の肩の弱さを問題視していた谷口は井口の強肩を生かし投手・捕手の二刀流で起用する事となる。しかし投手・捕手を兼任した事により、左投げ捕手特有の弱点と、持ち玉である変化球が顕著になるという弱点が発生するのだが・・・また捕手の経験がほとんどない為、城東戦試合後にイガラシに鍛えてもらっている。 - 久保(右、右投右打)
墨二中出身の外野手でかつてイガラシキャプテン時に墨二中を全国制覇に貢献した一人である。1年の時はコーチボックスに立つことが多かったが、半田がレフトにコンバートした事によりライトを任されている。 - 片瀬(右・打投、右投右打)
リトルリーグ出身の投手。主に練習ではバッティングピッチャー、試合では久保の補佐としてライトを任されている。1年の時は久保と同じくコーチボックスに立つことが多かったが、大島戦で初めてライトに入った際、実力不足が災いし同点に追いついた苦い経験を持っている。2年になってからはいかに・・・ - 那須(二・遊、右投右打)
萩原・平山に遅れる事2年生にしてベンチ入りを果たす。イガラシが投手の時にショートに入る。 - 萩原(捕、右投右打)
1年生では捕手の控えとしてベンチ入りしていた。2年生で倉橋の後釜として正捕手になる・・・はずだったのだが、肩が弱く盗塁を刺すことが出来ない弱点があった。そこに井口が捕手を務める事となりまた2番捕手になってしまう。しかし井口が投手の時はマスクを被る。 - 平山(捕、右投)
萩原と同じく1年生で補欠としてベンチ入りしていた(ポジションは明かされていなかった)2年生では主にブルペンでの捕手がメインで地区予選準決勝で試合デビューするが、試合経験がすくないのかバッテリーを組んだ井口から度々指摘を食らう。 - 阪田(捕控)・旗野(左)・永住(中)・芳村(二)
同時期に入部した4人、旗野と永住がベースコーチとしてベンチりしている。
1年生
- 牧野辰也(捕控、右投)
墨二中出身の捕手で副キャプテンを務めていた。名前は今シリーズで明かされており、アニメ版キャプテンで牧野の声を担当していた名前が由来とされている。中学時代は近藤の性格で手を焼た事もあり度々衝突もあった。高校では練習でマスクを被る事がある。 - 曽根光央
墨二中出身の外野手。同じく名前は今シリーズから明かされており、アニメ版キャプテンで曽根の声を担当していた名前が由来とされている。中学時代に近藤・牧野が退場となり捕手として入った経験がある。 - 佐藤基広
墨二中出身の内野手。同じく今シリーズから名前が明かされた。
- 豊田隆二・角俊介・飯沢康平・織田大・野坂三郎・東海林琢磨・仁羽未来
同時期に入部した7人
OB達
- 田所
谷口の2年先輩で谷口が1年生の時に野球部のキャプテンを務めていた。ポジションは捕手で中学時代は投手の経験もあった為、東実戦で谷口の疲労を案じ投手としてリリーフとして登板したものの・・・卒業後は家業である電気屋を継ぐ傍ら、OBとして野球部に差し入れを行ったり河川敷のグランドを貸し切って野球部に提供する等サポートを行っている。また墨高の試合には全て顔を出している。 - 倉橋 豊
谷口の同級生でポジションは捕手で田所の後継としてマスクを被った。かつて墨高に入学した際に野球部に入部したものの、野球部の体たらくぶりに嫌気がさし野球部を退部、しかし地区予選の試合を見てた倉橋は谷口が徹した「諦めない気持ち」が彼の心を動かし再度野球部に入部。その後は副キャプテンとして、そして谷口と良きバッテリーとして一緒に野球部を引っ張った。川北の田淵監督の後輩で谷口に墨高の監督になるよう田淵監督にお願いしたのも彼である。野球部引退後は浪人しての再受験を目指している傍ら、墨高の試合には川北戦以降顔を出している。 - 元墨高応援団の二人
谷口キャプテン時に試合で応援のリードを取っていた二人。卒業後も応援団のOBとして球場に現れ後輩たちにゲキを飛ばしている。
墨谷第二中学校
- イガラシ慎二(三、右投右打)
イガラシの弟で兄同様全ポジションを守れるユーティリティープレイヤーではあるものの、走・攻・守は兄と比べて劣る部分がある。性格が兄とは違い愛想が良い。近藤引退後5代目キャプテンになったとかならなかったとか・・・ - 松尾直樹(二、右投右打)
イガラシキャプテン時代、選抜メンバーを獲得したものの過酷な練習に母親(通称:教育ママ)に口出しされてしまい、一度はレギュラーから外されるものの塾をサボって猛練習した結果レギュラーに返り咲く。その直後練習中に大怪我を負う事故が発生。事態を重く見た校長が選抜出場を辞退させた事がある。完治後は再びレギュラーに返り咲く。長打力はないが小技は完ぺきで守備も機敏安定してる。 - JOY(投、左投両打)
本名は佐々木で入部時に「JOY」と書いたTシャツを着ていた事から皆からそう呼ばれている。入部時野球は未経験で一度は近藤達から突き放されいたが、見事に這い上がり投打共にその才能を十分に発揮し見事レギュラーを勝ち取る。春の選抜で近藤が退場になった際にリリーフとして登板、それ以降気持ちが天狗になりかけていたが、近藤が実力行使でJOYをねじ伏せさらに「ストレートにこだわれ」と言われてから以降ストレートを投げ続けた結果、見事殻を破り墨二中の絶対的エースまで成長した。
これ以外の登場人物は「キャプテン(漫画)」を参照
富戸中学校
- 杉本(投、右投右打)
静岡県伊豆代表の中学校。春の選別の際、悪口に敏感で瞬間湯沸かし器並みににすぐキレやすいタイプだったが、夏の大会では精神的にも落ち着いた??なのか近藤の小声の悪口でも詰め寄る事がなくなった。そしてJOYがリリーフで登板した時、杉本がサヨナラヒットで富戸が勝利した際、JOYの才能とそれを見越した近藤の采配を認め「今までの事は水に流そう」と近藤と固い握手を交わした。
都立お花茶屋高校
- 杉本(監督)
お花茶屋高校野球部の監督で化学の先生でもある。短編漫画「校舎うらのイレブン」に登場する主人公。化学の先生といえど元々は体育大学をトップで卒業しているのでスポーツの考え方はずば抜けており、万年初戦敗退とはいえその鍛え方は谷口も驚き「実績を積んだら化けるかもしれない」と思った程である。
キャプテン丸井から谷口の体重が増え打球と送球が復帰以前より強くなった事から「野球部員にも強制的に体重を増やしたい」と提案されるが、さすがに監督と言えど他人の食生活までは面倒が見れなかった。しかし谷口が通う予備校の系列校で元お花茶屋高校野球部の予備校生から「うちの部では練習中に体を大きくするメニューを取り入れている」と聞き同校を見学したいと申し入れ、杉本監督から体を大きくするメニューについて色々教えてもらう。その数日後、元野球部OBから大口の寄付金と遠征用のマイクロバスを寄付する申し出があり、杉本監督は「対外試合は毎月1回」というルールを改め、この寄付金を使って甲子園常連校並みの設備投資や土日は遠征による練習試合を行うこととし、弱い学校としか練習試合が組めない墨高とは正反対で強豪高の2軍チームとの練習試合で負けても価値ある経験を手にする事になる。
また夏の地区予選大会に向けて練習試合を週7試合組み、昼間は練習試合夜はナイター設備を使っての練習を行い、それでも強豪校に近づくためにトリックプレイや頭脳プレイと言った練習を積極的に行いそれらを試合で使う事で決勝まで勝ち上がってくる。決勝では相手高の先発投手を徹底的に対策し「すでに手の内の中」としたが、最後の最後で自らの策が仇になりさらに相手校の究極の作戦で策が崩れてしまい・・・ - 蕪木(投、右投右打)
お花茶屋高校のエースで準決勝まで登板し投げ切ってきた。決勝戦では大路が先発となり、蕪木はベンチスタートとなるがこれもお花茶屋の作戦で、大路の遅すぎる投球で翻弄され勝てるはずだった・・のだが・・・ - 沙羅(三)・塗崎(右)・猫田(遊)・委川(左)・出旗(中)・台保(捕)・粕目(二)・目方(一)・大路(投・左投)・大路修二(投、右投)
お花茶屋高校のベンチ入りメンバー。蕪木を含め名前は全て「校舎うらのイレブン」に登場する名前が由来となっている。。OBから貰った寄付金と監督の熱意で野球部を強くした上、トリックプレーやだましプレーといった頭脳プレイで決勝まで勝ち上がってきた。また学力能力が高く「目から学習する能力」が得意な為、相手高のバッティングの良い所を瞬時に真似て自分の物にしてしまう。
城東高校
- 小倉(監督)
墨高の谷口監督・川北高の田淵監督同様、高校を卒業してすぐ野球部の監督に就任した。元墨高野球部でOB田所と中学生からの同期である。冬の間基礎練習を中心に力を入れてきた為、投手・打撃共にレベルアップを図り墨高との練習試合では無駄のない動きで墨高の打線を封じた・・のだが竹のバットから金属バットに変えた途端・・・またこの練習試合では墨高ナインの今後の練習の道筋を与えた。 - 松下
城東高校の卒業生で、谷口と同じ隅二中野球部の同期。中学・高校共に投手として活躍してた。谷口と同じ予備校に通い、谷口が監督をやっている事を見習って城東高校の練習に顔を出しノッカーを行っている。そして谷口から教わった「負けない心」「努力する大切さ」「あきらめない気持ち」を説してノックをし続け後輩達に「執念さ」を指導し続けた結果・・・ - 栄川(投、左投左打)
城東高校のエース。準決勝まで一人で投げ抜き専修館との対戦では投げ勝ったものの、エースに頼ってきた為が疲労があったものの「執念」で準決勝の先発を任され8回まで登板した。 - 旭丘(捕、右投右打)
城東高校のキャプテンで4番を任されている。井口同様強肩が強くまた分析能力が高い。 - 桑原(二)・松森(一)荘司(右)・石坂(左)・風間(遊)・新岡(中)・増田(三)・小窪(投、右投右打)
城東高校のベンチ入りメンバー。墨高との練習試合以降、松下から教わった「諦めない気持ち」と「執念」を教えに、粘り強いプレーと根性で試合を勝ち進んできた。
谷原高校
- 長松(投、右投)
右投のアンダースロー投手で4番を任されている、エース村井引退後背番号1を引き継ぐ。全国の強豪校ととの練習試合を含め50イニングス連続無失点を更新中だったのが松川の強打で左手を・・・ - 筒井(捕、右投左打)
佐々木の後釜としてマスクを被る。ドカベンの某捕手同様右投左打の選手であるが、井口の投球に翻弄されてしまい・・・ - 末永(左)・弘田(右)・江島(一)・若林(三)・芦岡(二)・千田(遊)・坂川(中)・中森(投、左投)
1回戦にベンチ入りしていたメンバー。井口と近藤に全員凡退してしまう。
川北商業高校
- 茂野(投、左投左打)
川北のキャプテンで前キャプテン小野田の背番号1を引き継ぐ。巨体な体格から投げるストレートを重い球を得意とするが、変化球が苦手である一面を持っている。 - 緒方(一)・井萩(二)・神広(三)・丹羽(遊)・村生(中)・片平(投、右投)
プレイボール2では様々な仕掛けで魚を追い込むかのごとく、墨谷を色々な手で追い込んだ「磯ガラス」チームから一変、キャプテン2では体格がでかくウェイトがあるパワー重視のメンバーで構成するも、「小兵墨谷」の前に完封されてしまう。
東都実業高校
- 佐野(投、左投左打)
青葉学院出身の左投げ投手で丸井とは同期でありライバル関係にあたる。中学時代から投手としての才能を遺憾無く発揮し、その実力は「エリート級ピッチャー」と言われる程で、中学2年から1軍のエースを任され、高校に進学しても1年生秋にはベンチ入りして試合に登板、2年生ではやくもエース・そしてキャプテンを任されるほどの実力の持ち主である。そしてキャプテン・プレイボールシリーズでは谷口・丸井と対戦回数が一番多い選手になり、谷口には敬意を払う反面、丸井にはライバル心剥き出しである。墨高との試合では谷口が1年生の時に対戦した夏の予選以外、夏・秋通じて「1点差の壁」で負けてきた東実は、丸井との高校生活最後の対戦で「1点でも多く・そして1点をもぎ取る」為に練習内容からチーム構成まで一新させて墨高との対戦に挑む。 - 福島(中、右投右打)
1番打者ではあるが走・攻・守全て揃っており、特に走者に関してはチームの中で一番の俊足で強肩の井口でもスチールを刺せないくらい足の自信がある。その速さを生かし捕手の経験が浅い井口を引っ掻き回した。 - 塚本(左)・柳沢(二)・大竹(一)・青塚(捕)・石島(右)・大山田(中)・聖沢(三)
夏の地予選のベンチ入りメンバー。今年は「一点をもぎ取る」為に念密な練習を試合直前まで行い、昨年(プレイボール2)同様、井口をターゲットとし小技な作戦と左捕手の弱点を突き、1点をもぎとったものの、東実とは違い大会期間中一切の練習を行わずオール休みとしベストな状態で大会に挑んだ墨高はその直後に・・・
専修館高校
- 百瀬友基(投、左投左打)
専修館高校のエースで百瀬の弟にあたる。左投げ・キレのあるカーブ・スピードのあるストレートは兄とそっくりで、違う所は眼鏡をかけてる所だけである。兄百瀬は順当に勝てば準決勝で墨高と当たり、弟に2年前(谷口が2年の時)の屈辱 [4]を弟に晴らしてもらいと願ってるが、相手校の「執念さ」に追加点が取れず・・・
明善高校
昨年(プレイボール2)の夏の地区予選の優勝校で甲子園出場を果たした高校。キャプテン2では準決勝でお花茶屋高校と対戦する。9回裏にお花茶屋の空振りで明善の勝利が決まった・・と思った矢先に明善の小さなミスで試合は思わぬ結末を迎える事になり・・・
静岡工業高校
静岡県の高校で甲子園出場の経験を持つ実力校。谷口監督が実力のある高校との練習試合が組めない中、部長がダメ元で掛け合ったら練習試合が出来る運びとなった。しかし部費では野球部全員の交通費を出すことが出来ず、結局全員自腹で静岡まで遠征するも着いた途端大雨になり回復の兆しが見られず結局試合は中止に・・・ショックを隠し切れないまま東京に帰るとコッチでは快晴だったのが谷口のショックをさらに追い打ちをかけてしまうが、丸井達が懸命に励ます。
コクガクイン大学軟式野球同好会
今野が所属する軟式野球同好会。東都大学リーグに所属する硬式野球部からドロップアウトした人達がほとんどで、中には野球名門高校出身や甲子園出場の経験者も数多くいる。近藤が墨二中キャプテン時は今野が「谷口の後輩」という事もあり同好会のメンバーを誘ってコーチを引き受けくれた。高校に進学し墨高野球部に入部してしばらくしてから相木・今野と道端で会い、その中で「強い高校と練習試合が出来なくて困ってると先輩達が言ってた」と聞いた今野が自ら「力になりたい」と近藤を通じて谷口に練習試合を持ちかけた。またアジア大学元野球部やコマザワ大学元野球部を助っ人として参戦し墨高ナイン達に色々なアドバイスを行いレベルアップを図った。
その他登場人物
- 近藤茂太
近藤の父親で自動車修理工場「近藤モータース」の代表取締役。墨二中の試合の時は自社のマイクロバスで選手を送迎したりしている。元高校球児で甲子園経験もあり、ノンプロ(社会人野球)でも経験がある。相木や今野が野球に関する指南役となってからは成長を促す意味で自分で考える様に突きつける様なる。 - 相木
墨谷高校の卒業生で現在ワセダ大学英文科に進学。墨高時代はサッカー部のキャプテンで谷口をサッカー部に加入した事がある。スポーツに対する考え方が合理的である。近藤の家庭教師としてまたサッカーの目線から墨二中の練習内容の入れ知恵を行い、練習の合理化と文武両道を両立させた立役者でもある。 - 今野
相木の友人で同じく墨谷高校の卒業生。家業である神社を継ぐ為にコクガクイン大学神道科へ進学。墨高時代は相木と同じくサッカー部のエースストライカーで「シゴキの今野」と部員から呼ばれていた。大学に進学してからはサッカーではなく軟式野球同好会に入部。墨二中のコーチや墨高の練習試合の相手を買って出た。また今野が住む神社の境内で「顔は見えなかったが野球バカの親子が毎晩下手くそながら野球の練習をしていて、ある日妙ちょくりんな工作マシンを持ってきてものすごい特訓が毎晩続いた」というエピソードがあり、それが谷口と父親である事は今野は知らなかった。無論谷口・丸井・井口・近藤が練習後に神社の境内で特訓してたのが実は今野の神社というのは本人達も知らないし、井口・近藤はこの神社で谷口が特訓しるのも知らない。 - 市川記者
毎朝新聞の記者で近藤の父の現役時代の事を知っている。墨二中が文武両道に切り替えた事で近藤に進学論争をふっかけたりと際どい質問をしたりするが、その上で歴代のキャプテンの中で近藤が一番結果を出していると評価している。当然墨高の取材も怠っていない。 - 三原記者とカメラマン
大東京新聞スポーツ部の記者。墨二中を取材し続けてるので野球部とは顔見知りである。春の選抜で散々な試合内容で「今のキャプテンでは野球部の成長は望めない」と踏んでいたが、いざ近藤に会ってみると人間的に成長してた事に驚く。ちなみに「キヤプテン」では毎朝新聞だったのがなぜか「2」では新聞社も名前も変わってしまったという・・・ - 牧野リカ・梅原サチ子
谷口が通う予備校の生徒達。二人ともお花茶屋出身で谷口がお花茶屋高校で体を大きくする練習メニューを聞いた際、牧野リカが米を、梅原サチ子が肉を格安で提供してくれる事となり、ついでに墨高で炊事係りも引き受けてくれたのだが・・・
ちなみに牧野リカはちばあきお氏の初期作品「リカちゃん」の主人公。生まれながらにして目が見えず、角膜を移植することで視力が回復したのだが、その角膜を提供してくれたのは実は・・・
そして梅原サチ子は短編漫画「お兄ちゃん(おんちゃん)」の主人公の一人。売れない画家である兄とイタズラ好きの小学生の3人が小さな家で平凡な生活を送っていた。ある日兄の作品がビエンナーレ展に入賞し小さな家から大きな家に引っ越しする事となったのだが、大きな家に引っ越したことで生活環境が変わってしまい・・・ - 百瀬
元専修館高校のエースで高校卒業後一浪しながらも立教大学へ進学。1年生ながら東京6大学野球春季リーグで1打席ながら登板した実績を持つ。
関連リンク
関連項目
脚注
- *3代目キャプテンイガラシは春の選抜大会全国制覇を目標に掲げ、1日10時間練習という過酷なスケジュールと練習内容を設けたが、新聞記者に公にされ世間の目から疑問視がもたれ、さらに部員の一人が大怪我を負い事態を重く見た校長が選抜出場を辞退させた経緯がある。
- *谷口時は夏の地区予選で決勝で青葉に敗れたが、青葉のルール無視がばれてしまい再試合で勝利しいきなり全国制覇となった。丸井時は春は地区予選1回戦敗退、夏は地区予選で優勝したものの部員の体力を全てを使い切り、また選手層の薄さが災いし夏の全国大会を棄権。イガラシ時は春の選抜は部員に負傷者を出してしまい校長から出場を辞退させられた、夏の大会は順調に勝ち上がり全国制覇を成し遂げた。
- *部長からは監督費として月5万円を支給しそれを予備校代に当てる事。その対価として「国公立大学合格」と「甲子園出場」を命題とした。
- *谷口が2年の時、百瀬の投球に手も足も出なかったが、東実が託した偵察ノートから百瀬の弱点を見出しサヨナラで墨高が勝利した。
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