キャンパス(campus)とは、一般的には大学の敷地(校地)のことを意味する。
概要
日本においては、主要大学では複数のキャンパスを有していることが多く、学部によってキャンパスが異なることを学部割れ、学年によってキャンパスが異なることを学年割れなどと称する。
キャンパスが1つだけの場合はワンキャンパスと呼ぶことが多く、学習院大学や成蹊大学がそれに該当する。
主要キャンパスが都会にあっても、自分の通うキャンパスが主要地域から大きく外れているというケースも多々あるために、事前にどのキャンパスに通うことになるのかということを把握しておかないと、後で泣きを見る可能性が高いため、その点に留意した上で進路とする学校を選んだ方がよいだろう。
概観
都心では、狭い用地において多くの学生を収容できなければいけないために、校舎がビルのように発達するケースがよく見られる(明治大学や法政大学など)。
一方、地方では、非常に広大なキャンパスを有し、それゆえ移動にかなりの時間がかかるケースも見られるため、その点も考慮の上で活動した方がよいと思われる。
伝統あるキャンパスでは、古くからの建物が残っており、それらがキャンパスの価値に大きく寄与していることがある。
建物によっては文化財等に指定されており、大学側もアピールの一つとして宣伝等をしているケースがよく見られる。
設備
大学のキャンパスの設備で主に見られるものとしては、講堂やホール、また学食がある。
また、コンビニエンスストアや生協またはそれに準ずるものが用意されており、学生の生活において重要な役割を果たしている。
場所によってはファーストフード店が入っているところもある。
学生の体調管理のために、トレーニングルームを設置している他、また学生相談室のように生活面や精神面のケアやアドバイスをするために用意されている施設もある。
体育館や運動場のような運動施設もあるが、これら施設は広い敷地を要するために、使用キャンパスとは別の場所に所在していることがある。
交通
大学のキャンパスにおいては、主に電車やバス等の公共交通機関を用いることを推奨しており、むしろ車や二輪自動車での通学を認めていないことがある。
しかし、豊橋技術科学大学のように、自動車での通学を認めており、キャンパス内に駐車場があるケースもある。
自転車を利用する学生も多いが、学生により自転車マナーの悪さ(主に放置自転車)ゆえに、近隣住民等からクレームがくることもあり、大学側も張り紙などで注意を呼び掛けている。
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関連項目
- 大学
- 校舎
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