キングD・マインドとは、星のカービィシリーズに登場するキャラクターである。
概要
ニンテンドー3DSのダウンロード専用ソフト『みんなで!カービィハンターズZ』に登場したキャラクターで同作の真のラスボス(表向きのラスボスはランディアEX)。最終エリア「大決戦」で発生する鬼ランククエスト「ラストバトル」でカービィハンターズに追い詰められたダークタランザが召喚した黒い鏡から現れる闇の王。
外見は『星のカービィ トリプルデラックス』に登場したブラックデデデに似ているが頭にはダークマインド第一形態が被っているものと同デザインの兜を被り、両肩からは巨大な二対のトゲが生えている。そして羽織っているガウンの背中と持っているハンマーの底面には目玉のような模様が描かれている。
目に映るもの全てを敵と判断して攻撃する非常に凶暴な性格の持ち主で召喚されて早々に呼び出した張本人であるダークタランザをハンマーで粉砕し、そのまま眼前にいたカービィハンターズに襲い掛かってくる。
戦闘では最初はニューデデデハンマーを装備したブラックデデデと同様の攻撃を使用してくるが吸い込み攻撃がオミットされていたりニューデデデハンマーから発射されるものがミサイルからスターバレットに変わっている等、細かく変更されている部分もある。また、ブラックデデデの場合は体力が減少して行動パターンが変化する後半から使用していたベリィブラックマターを前半の時点から使用するようになっている。
体力が減少するとニューデデデハンマーが砕け散り一度ダウンするが、すぐに起き上がり新たに召喚した巨大なアクスを手に取って後半戦へと移行する。
実はキングD・マインドが本領を発揮するのはこの後半戦からでアクス装備後は早々にステージ中央へと移動して腹部が膨張すると共にブラックデデデの手足や頭の部分はガウンと両肩のトゲを残して収納され、裂けた腹部からはダークマインド第二形態に酷似した紫色のコアが顔を覗かせる。ここから画面をバウンドしながらの噛みつき突進→ステージ奥に移動して更に巨大化→再び噛みつき突進という行動を3回繰り返し、その後はステージ上部に移動してキングD・マインド最大の技「キングD・ビーム」をぶっ放してくる。このビームは最初は四人いるカービィハンターズの誰か一人に狙いを定めて発射し、2回撃ち終わった後はステージの端から端まで万遍無く焼き払うように照射し続ける。キングD・ビーム終了後は腹部の縮小と共に収納されていた頭と手足を再び出現させ、アクス装備後のブラックデデデの行動パターンに切り替わり非常に予備動作の短いアクストルネイドや3連続アクスボンバーといった大技を次々と展開してくる。なお、カービィハンターズの必殺技「フレンドメテオ」を発動させるための四枚の石板のかけらはこのクエストでも出現するが、キングD・ビームが終了するまではどれだけ攻撃を加えても石版は三枚までしか出現しないという意地悪な仕様になっている。
キングD・マインドの攻撃をかいくぐり膨大な体力を削りきれば今度こそ力尽き、その場で消滅してクエストクリアとなるがこれで完全決着とはならず真の最終クエストが解禁される。
極鬼ランククエスト「真 ラストバトル」では更なる強化版として闇の鏡から鈍い光沢を全身から放つキングD・マインドが出現。星型の結晶が散りばめられた幻想的なステージでカービィハンターズと雌雄を決することになる。
強化版としての新たな追加技はないが体力と攻撃力が通常版から凄まじく増大しており、特に攻撃力はレベルMAXかつ最高ランクのプラチナZ装備であっても最大体力の3~5割程を消し飛ばすという異常な火力になっている。さらに後半戦移行時に確定で行う噛みつき突進の際に腹部から覗かせるコアは橙色に変化して完全にダークマインドそのものになっており、キングD・ビームは最初のカービィを狙って発射するビームの回数は3回に増え、その後の長時間照射ビームはステージを一往復半にまで延長して攻撃範囲もより広がっている。これらの凶悪極まりない猛攻を凌ぎキングD・マインドの体力を削りきれればようやく勝利となりクエスト完全クリアとなる。
地に崩れ落ちたキングD・マインドはカービィハンターズによって送り込まれた力と念によって全身に亀裂が走り、闇の鏡もろとも粉々に砕け散るように消滅した。本作の事件の元凶でもあった闇の鏡が破壊されたことでようやくカービィハンターズの戦いは終わり真のエンディングを迎える。
キングD・マインド戦の戦闘BGMは前半戦の時点ではランディアEX戦と同じ「巨大なボスとの決戦(キャッスルロロロのアレンジBGM)」が使われているが、後半戦ではキングD・マインド戦のみの専用BGMに変化する。TDXのブラックデデデ戦BGM「王位の復権:D.D.D.」と鏡の大迷宮のダークマインド第二形態戦BGM「ラストボス / 第2形態」のリミックスアレンジになっており、「王位の復権:D.D.D.」のイントロ部分から始まりつつもそのイントロを取り込むように「ラストボス / 第2形態」のメロディが挿入され力強く主張するようなリミックスになっており、外見こそブラックデデデがベースだがあくまでも本体は腹部に隠れているダークマインドの方であることを強調するかのようなメロディ構成になっている。
戻ってきた闇の王
Nintendo Switchのダウンロード専用ソフト『スーパーカービィハンターズ』でもストーリークエストの表向きのラスボスとしてまさかの再登場。
本作の黒幕であるアナザーナイトメアがカービィハンターズを葬る切り札として異空間ゲートから召喚したが、やはり他者に使役されるような性分ではないらしく召喚者のアナザーナイトメアを問答無用で殴り飛ばし、そのままカービィハンターズとの対戦になだれ込む。行動パターンに大きな変化はないが登場が早まったためプレイヤー側の装備が充実していない場合もあり、キングD・ビーム終了時まで四枚目の石板が出現しない仕様も健在のため今回も手強い相手となっている。
キングD・マインドを撃破すると一度目のエンディングを迎えるが、本作のキングD・マインドは真のラスボスではないためこれで事件解決とはならず、吹っ飛ばされてもなお悪事を働くアナザーナイトメアの行方を追ってカービィハンターズの戦いはまだ続くこととなる。
カービィハンターズZで真のラスボスを務めた強化版は「キングD・マインド リベンジ」という名称でマルチプレイ対応のわいわいクエストに登場。こちらも行動パターンに変化はないがわいわいクエスト自体がストーリークエストをクリアしたプレイヤーのために用意されたやりこみ用クエストという側面もあるため体力と攻撃力は更に増大しており、対戦おすすめレベルは87というとんでもないものになっている。しかし、本作ではZ強化した装備を更に強くするSZ強化もできるため高ランクのSZ装備を用意できれば受けるダメージをカービィハンターズZの時より減らす事も出来るようになっている。
因みに本作では闇の鏡は存在しないためか通常版も強化版も出現時には異空間ゲートから現れ、撃破時にはそのまま倒れて消滅する。
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