キンシコウ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物の擬人化キャラクター)である。
概要
中国山間部の一部地域にのみ生息する金色(どちらかというとオレンジ色)の猿・キンシコウ(ゴールデンモンキー)のフレンズ。西遊記の主人公である孫悟空や、インド神話の神・ハヌマーンのモデルと言われている。彼女自身も西遊記や孫悟空のモデルだという噂を知っており、周囲から天竺に行ったかどうかの真相を聞かれても誤魔化している。曰く「謎はけものを魅力的にする」。
なお、孫悟空のモデル説はソレを言った人が後に勘違いだったと訂正しているが、既に話が一人歩きして広がってしまったという。
丁寧語口調で礼儀正しい態度を取る娘(漫画版は除く)で、温和で優しい性格の持ち主。自己紹介画像でも穏やかな笑顔を見せている。
外見
孫悟空のモデルとされているためか、中華風デザインの服を着て、頭には緊箍児(きんこじ)のような金色の輪っかを填め如意棒を専用武器として所持している。金色の美しい髪をポニーテールに纏めている。
黄色と白色2色のハイレグ衣装となかなかに過激でエロい。腰周りに申し訳程度のスカート状のヒラヒラが付いている。ニーソックス着用。お尻からは金色の細長い尻尾が生えている。
ゲームでの扱い
クール属性(青)のレアリティレベル3のフレンズとして登場。コストは300・攻撃タイプは近距離・サイズはM。ゲームにおいては特定グループに所属していない。固有スキル「如意棒大乱舞」は敵軍団のうち先頭1体に自身の攻撃力の8倍のダメージを与える効果。得意武器を振り回す無双乱舞で敵に大ダメージ。
師と仰ぐ謎の人物に武術や技の数々を伝授されたようで、実力には自信あり。アイアイとは同門の兄弟弟子の関係にある。尊敬する師や周囲の期待に答える・人々を守るという責務を完遂する事に拘っており、常に自らを鍛え続けているストイックな真面目っ子。その性格故に壁にぶち当たり悩みを抱え込んでしまう事も。
鍛錬を怠らず常に特訓の日々を続けていたが、自らが理想とする強さの域に到達出来ず葛藤するスランプ状態に陥っていたある日。たまたま特訓のために木を叩いた所、その木の枝で眠っていたマレーグマが落下してしまう(何時もなら気配を察して落下させるような事にはならないが、焦っていたためマレーグマの存在に気付かなかった)。
そのまま流れでマレーグマに自身の気持ちを吐露。話を聞きながらもぐーたらするマレーグマを後目に「師や皆の期待に応えられるという確信」を掴むべくセルリアンの群れに突っ込みまくり、ついには「戦い馴れている場所(森林)で戦っても勝てるのは当然」として「自分が不利な地形(水場)で大量のセルリアンを相手に1人で戦う」という無謀な戦いに出てしまう。案の定ピンチに陥るキンシコウだったが、助太刀として駆け付けたアイアイとマレーグマの援軍を得てなんとか勝利する。
戦闘後、不甲斐ない故に2人の手を煩わせてしまったと落ち込むキンシコウにアイアイは「師の下で修業している時よりも強くなった」と励まし、一緒に戦って強くなりたいとお願い。皆と一緒に戦う事で何時もよりも強くなれると知ったキンシコウはソレを承諾。これからは仲間を頼りつつ一緒に強くなる事を目指すのだった。
漫画での登場
月刊少年エースで連載されていた漫画「けものフレンズ -ようこそジャパリパークへ!-」においては、第9話のメインゲストキャラ。1ページ目にして「木の上で眠っていてうっかり滑り落ちる」という間抜けな姿を見せ、「これが猿も木から落ちる…だ」と格言っぽい事を言っている。
「私の人生は鍛錬に始まり鍛錬に終わる」などと語っておりストイックな武人キャラかと思いきや、「娘 さるかに合戦の猿が悪役で描かれたことについて 猿一族がどれだけ迫害を受けることになったか知っているか?」「桃太郎の部下で一番強いのは猿だと思うのだけどキジや犬の立場も考慮して今から小一時間議論してみないか?」などと、唐突に脈絡のない話題を投げかけ続ける、エキセントリックな変人キャラ。
アニメでの活躍
![]() |
サル目 オナガザル科 シシバナザル属 キンシコウ Golden snub-nosed monkey |
第11話「せるりあん」で登場。セルリアンを退治しジャパリパークの平和とフレンズを守る集団「ハンター」の1員。リーダーのヒグマ・同僚のリカオンと共にジャパリパーク各地を駆け巡りセルリアンと戦っている。
穏やかな性格のお姉さん的性格。サーバルの攻撃が通じなかったほどの防御力を持つセルリアンも一撃で倒せるほどの高い実力を持つ。自らの武力を誇る事はせず、誰に対しても丁寧語で温和に接する。責任感が強い故に常にピリピリし他者にも強く当たってしまうヒグマの優しさも理解しており、ヒグマと他者との折衝役でもある。
セルリアンに襲われてピンチだったかばんちゃんとサーバルを助けセルリアンを撃破、窮地を救うという形でお披露目。ヒグマと共に本体の巨大セルリアンを追跡中のリカオンと合流し、そのまま超巨大セルリアンとの戦闘に突入。敵のコアを露出させる所までは漕ぎ付けたものの、キンシコウ自身はダメージを受け気絶してしまう。戦闘は火口から噴き出たサンドスターローをセルリアンが吸収し更に巨大化した事で討伐失敗となり、セルリアンは夕日に反応し戦線離脱させられてしまう。キンシコウは命に別状は無かったようで、リカオンに担がれて一時撤退している。
超巨大セルリアンをそのまま放っておけば被害が出てしまうとして、ヒグマ達ハンターはかばんちゃん一行とアライグマ・フェネックコンビと共同戦線を張る事に。作戦会議にはダメージから回復したキンシコウも参加している。
第12話「ゆうえんち」では当初は後方に下がっていたが、我慢出来なかったのか援軍のフレンズ達が合流した頃にはリカオンと共に参戦している。リカオンとのコンビプレーでヒグマを空に打ち上げ強烈な一撃に繋げ、かばんちゃん救出に貢献している。
ラッキービーストと船ごと超巨大セルリアンは海に沈み消滅した後は、海に消えたラッキービーストの捜索に協力。戦闘終結から1ヵ月後に開催されたセルリアン撃退&かばんちゃんが何のフレンズか判明記念イベントにも参加し、冒険の旅に出るかばんちゃんの船出式にも立ち会っている。
ちなみに、ハンター所属フレンズの中で彼女だけおにいさん・おねえさんに紹介されていない。その面で言えば不遇である。
ぱびりおんでは
「誰も傷つけたくないんです。」
2018年5月2日から観察可能になった。 けもトークの枠の色は青。
ヒグマ、リカオン共々セルリアンハンターとして活動している。
なお彼女のけもトークでリカオンが先立って名前だけ登場し、同年6月下旬に実装された。
セルリアンハンターながら、実は誰も(セルリアンも)傷つけたくないと思っている。
ちなみにアイアイとは同門で同じ修行をした仲のようだ。
珍しい行動は「なんだかのってきました(ふわふわした雲)」
孫悟空よろしく黄色い雲に乗って華麗にポーズを決める。
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