概要
地球征服の野望を抱いてドクロ星からやって来た怪人。本名は「シャレコウベ」。骸骨姿で、白髪。額には「骨」の文字がある。赤いスカーフがトレードマーク。「ムヒョヒョ~」という笑い声で、語尾に「~だわさ」「~わいな」と付ける独特な喋り方をする。
レスラーとしての実力はたいした事は無いが、科学者としては優秀で様々な発明品を作り出して悪さをしていた。もっとも、舎弟のイワオからは「頭脳がキン骨マンというのが心配」と思われるほど、抜けたところがある。骨で構成された体のため、体のパーツを分離することができ、バラバラになっても死なない。むしろすぐにバラバラになるほど、体は脆い。
作品初期の「怪獣退治編」でのキン肉マンの宿敵であり、悪だくみを企ててキン肉マンを倒そうとする。だが、肝心なところで詰めが甘かったり、自滅して失敗するのが定番になっている。テリーマンに左脚を切断するほどの重傷を負わせた張本人だが、作品がシリアス路線になっていくにつれてフェードアウトしている。それでも知名度が高いのは、アニメではギャグキャラとしてレギュラーとなっていたからだろう。
『キン肉マンⅡ世』では年老いた姿で登場。なぜか悪行超人にカウントされており、ボーン・コールドという息子がいたことが判明する。もっともキン肉マンに負けた腹いせで幼い息子を虐待するろくでもない父親だったらしく、妻には逃げられ、息子が悪の道へと進むきっかけとなってしまった。
プロフィール
原作での活躍
作品最初期にあたる「怪獣退治編」における敵キャラであり、舎弟のイワオとコンビを組んで様々な作戦を立て、キン肉マン打倒に燃える。発明品や怪獣たちをけしかけることでまだ当時は弱かったキン肉マンを追い詰めることもあったが、テリーマンの邪魔立てなどもあってことごとく失敗に終わっている。
第20回超人オリンピック編では、大会の混乱とキン肉マン打倒のために暗躍。一次予選ではカニベースと結託し、二次予選では透明化して超人たちの邪魔をし、最終予選のバトルロイヤルでは超人たちを洗脳してキン肉マンを襲わせているが、ことごとく失敗。
準決勝の際は、ラーメンマンに勝利した直後のキン肉マンを超人用のライフルで狙撃するが、誤ってテリーマンの左足を撃ってしまう。この負傷がきっかけでテリーマンはロビンマスクに敗れただけでなく、左足を失うほどの重傷を負い、以降は義足になってしまう。
刑務所に収監され、脱獄した後はラーメンマンに捕まるが、ロビンマスクにビビって逃げようとしたキン肉マンに平手打ちをし、活を入れる。
アメリカ遠征編では、超人同盟のスカル・ボーズと結託。セスナに乗せたイワオをリングに突っ込ませてキン肉マンとロビンマスクを亡き者にし、チャンピオンベルトを奪おうとする。計画が失敗に終わると、怪人結社の会長としてイワオとブラックシャドー(自らが作った人工超人)の凸凹ブラザーズを全米超人タッグ選手権に出場させる。ブラックシャドーが宇宙一凶悪コンビに破壊された後は、自らがイワオとのパートナーとして出場するが、いいところなく全敗に終わる。これがキン肉マンとの最後の直接対決となり、すでに超人プロレスで頭角を現し始めたキン肉マンとの実力差が歴然としていることが証明された形となった。ザ・マシンガンズと宇宙一凶悪コンビの戦いにも介入し、テリーマンの義足を奪って逃げようとする。義足を取り返そうとする少年ロバートを痛めつけるが、ジ・エンペラーズによって阻止される。
その後、100万円クイズに出場し、キン肉マンとミートに勝利して優勝をしたのを最後にフェードアウト。観客席に姿が確認できる程度となっていた。キン肉星王位争奪編の頃には改心していたようで、イワオと共にネプチューンメッセージによって大阪城へ駆けつけている。
読み切り作品「キン肉マンvsテリーマン」では、イワオ、ブラックシャドーと共にキン肉星へ帰ろうとするキン肉マンの見送りに姿を見せている。
そして新シリーズにおいて驚きの再登場を果たす。ザ・マンより超人墓場に呼ばれてキン肉マンたちの前に姿を見せると、かつての自らの罪を涙ながらに土下座をしてテリーマンに謝罪。そしてバックランド爺さんが遺した設計図を基に新しい義足を作り、テリーマンに渡す。
アニメでの活躍
アニメでは怪獣軍団のボスとして登場し、初期はキン肉マンの敵という立場だった。イワオとのコンビでキン肉マンに挑んだり、影から妨害しようとするがことごとく失敗。第20回超人オリンピックでテリーマンに負傷はさせたが、左足を失うことにはならなかった。その後、西隅田川署の五分刈り警部によって逮捕され、収監されるが脱獄。悪だくみをしようとして五分刈り警部に追いかけられるやり取りが繰り広げられる。
原作と違って作品からフェードアウトせず、ギャグ要員として最後までレギュラーに定着していた。7人の悪魔超人編の頃には正義超人を応援する立場になり、天敵だった五分刈り警部といつの間にか仲良くなってイワオと合わせた3人でコメディパートを担当する。その中でミスター・カーメンのミイラパッケージからブロッケンJr.の身代わりになったり(元々ミイラなので原作のレフェリーと違って死なない)、魔雲天と共に谷底に落ちたテリーマンを救出しかつて左足を負傷させた罪滅ぼしをするなど意外と役に立っている。
黄金のマスク編以降は、叔母のキン骨オババが登場し、4人で本編と関係のないところで尺を貰い、ギャグパートを展開。テレビアニメオリジナルの地獄の極悪超人編では裏超人界出身であることが明らかになる。
キン肉星王位争奪編では、再びイワオと2人だけでギャグパートを担当するようになる。刑務所に収監されており、ひたすら脱獄作戦を繰り返して失敗していた。
キン肉マンⅡ世での活躍
キン肉マンがキン肉星に帰った後、ミートの依頼によって超人保存装置を作り、コールドスリープに協力。
火事場のクソ力修練編で年老いた姿で登場し、父親であるミンチの死に落ち込むミートを励まし、キン肉万太郎が戦っているノーリスペクト最後の1人ボーン・コールドが自分の息子であることを明らかにする。ボーン・コールドが万太郎に敗れリングから落下したときは息子を受け止め、涙ながらに過去の虐待を謝罪。真っ当に働いて稼いだ金をボーンに渡すと、自らの暗殺を依頼する。だが、ボーンは殺し屋は廃業したことを理由に断り、親子は和解する。
おもな発明品
- モンスター・ガン
- 撃った対象を巨大化させたり、怪獣化させる銃。作中では天丼のエビを天丼怪獣に変えたり、テリーマンの恋人である翔野ナツ子を巨大化させたり、動物園の動物を巨大化させたこともあった。
- 透明ガン
- 撃ったものを透明化させる銃。第20回超人オリンピック第2予選のウェイトリフティングで使用し、スペシャルマンが失格になるきっかけとなった。
- コントロールガン
- あびせた者を服従させることができる銃。第20回超人オリンピック最終予選のバトルロイヤルで使用し、超人たちにキン肉マンを襲わせようとした。
- 超人用ライフル
- 超人を狙撃することができるライフル。キン骨マンの発明品の中ではもっとも殺傷力が高い。テリーマンの左脚に、義足となってしまうほどのレスラー生命にかかわる大怪我を負わせた。
- ブラックシャドー
- 全米タッグ選手権に出場するイワオのパートナーとして生み出した人造超人。パワーはビューティー・ローデス、残忍さはラーメンマン、技はロビンマスク、頭脳はキン骨マン。頭脳のせいで暴走しイワオを襲撃したこともあった。宇宙一凶悪コンビによってバラバラにされ、破壊される。
- 超人保存装置
- ミートの依頼によって作りあげた超人をコールドスリープさせる装置。ミートは自らキン肉ハウスでコールドスリープによって眠りにつき、後にキン肉万太郎と出会うこととなった。
声優
キャラクターソング
関連動画
関連項目
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