ギアッチョとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物である。
CV:西村朋紘(PS2ゲーム「黄金の旋風」) / 鈴木達央(PS3ゲーム「オールスターバトル」) / 岡本信彦(TVアニメ)
ニコニコ大百科が掘れるかっつーのよーーッ!チクショーーッ
ジョジョの奇妙な冒険・第5部「黄金の風」に登場。
ギャング組織「パッショーネ」内「暗殺チーム」の一員。メローネに続く暗殺チーム第6の刺客として、ヴェネツィアでジョルノとミスタを襲撃した。
極度のキレ性持ちであり、特に言葉の言い回しや表現に関して気に食わない部分があると唐突にブチキレる偏屈な性格をしている。初登場時から既に以下のように
ヤツらを探し出すために………『根掘り葉掘り聞き回る』の…『根掘り葉掘り』……ってよォ~~~
『根を掘る』ってのはわかる……スゲーよくわかる
根っこは土の中に埋まっとるからな…だが「葉堀り」って部分はどういう事だああ~~~っ!?
葉っぱが掘れるかっつーのよ―――――ッ!
ナメやがってこの言葉ァ超イラつくぜェ~~~ッ!!
葉っぱ掘ったら裏側へやぶれちまうじゃあねーか!
掘れるもんなら掘ってみやがれってんだ!チクショ――ッ
などとのたまいながら運転中の車内で一人暴れるといった奇人ぶりを見せ、読者にそのキャラクターを印象づけた。
その後、復元したペリーコロの写真をもとにブチャラティ達の行き先を特定すると、ボスの指令でヴェネツィアへの道を急ぐジョルノとミスタを襲撃する。
だがその際もやはり、戦闘真っ只中にも関わらず一人ブチギレていた。
フランスの「パリ」ってよォ………
英語では「パリスPARIS」っていうんだが
みんなはフランス語どおり「パリ」って発音して呼ぶでも「ヴェネツィア」はみんな「ベニス」って英語で呼ぶんだよォ~~~
「ベニスの商人」とか「ベニスに死す」とかよォ――なんで「ヴェネツィアに死す」ってタイトルじゃあねえーんだよォオオォオオオ――ッ
それって納得いくかァ~~~おい?
オレはぜーんぜん納得いかねえ……なめてんのかァ―――――ッ このオレをッ!
イタリア語で呼べ!イタリア語で!
チクショオ――― ムカつくんだよ!コケにしやがって!ボケがッ!
その異常な執念でリベルタ橋、ヴェネツィア運河、サンタ・ルチア駅前とどこまでもジョルノ達を追撃。やがてライオン像に隠されていた目的物のDISCを先に奪う事に成功するが、ミスタとジョルノの決死の覚悟による死闘の末、街灯鉄柱の尖った破損部分に首を突き刺され敗北、死亡した。
先述のように変人ではあるが、戦闘においては相手の攻撃に対し都度冷静な戦術を取っており、その印象的なキャラと後述する圧倒的なスタンド能力など、様々な要素から高い人気を誇る人物である。
ちなみに、名前の「ギアッチョ(Ghiaccio)」とはイタリア語で『氷』の意味を冠する言葉。
超低温は「静止の世界」だ・・・
- ホワイト・アルバム
【破壊力:A / スピード:C / 射程距離:C / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E】 -
- ギアッチョのスタンド。パワードスーツのように全身に身に纏う形式をとる、珍しいスタンドである。
- 能力は「超低温」。周囲へ及ぼす低温効果は生半可なものではなく、物体・液体を瞬時に凍結させることはもちろん、気体まで超低温で固体化させることができ、その温度は絶対零度に近いと推測される。
- 超低温によって空気中の水分を凝結させ装甲のように身に纏っており、スケート選手のごとく滑走しながら対象をどこまでも追撃できる。
- 弱点は頚部後方に呼吸のための通気口が開いていることだが、その気になれば空気穴を塞いだ上で凍らせた酸素を内部に取り込んで呼吸可能であり、一切の隙がない。
- 戦闘後半では、スタンドパワー消費と引き換えに凍らせた空気を防護壁のごとく周囲に展開する『ホワイト・アルバム・ジェントリー・ウィープス(静かに泣く)』という技を披露し、ミスタの銃弾をことごとく反射した。
- シンプルな能力ゆえ汎用性があり強いという事を示す好例とも言えるスタンドである。
- もっと詳細な内容は別項「ホワイト・アルバム」を参照。
超低温は「静止の世界」だ……
低温世界で動ける物質はなにもなくなる 全てを止められる!
オレの「ホワイト・アルバム」が完璧なのはそこなのだ!
爆走する機関車だろうと止められる!荒巻く海だろうと止められる!
その気になりゃあなあ―――ッ
イタリア語版のギアッチョの場合
上記のセリフが海外ではどのように訳されているのか?と考える読者は多いと思われるが、第5部の舞台であるイタリア(イタリア語版「ジョジョの奇妙な冒険」)では、台詞が以下のように書かれている。
Brutta faccenda.. Credo che per trovarli...
(やな任務だぜ・・・ やつらを見つけるには・・・)...dovro indagare un po'... ma sara come cercare un ago in un pagliaio...
(もうちょいよく調べなきゃいけねーな・・・ しかしそんなもん、麦わらの山から1本の針を探し出すようなもの・・・)Tsk... Un ago in un pagliaio...
(チッ!麦わらの山に針1本って・・・)Che modo di dire idiota...
(すっげー馬鹿な言い回しだ・・・)Non ha assolutamente senso...
(全っ然わけがわからねー・・・)Chi e l'idiota che va a lavorare con l'ago su un pagliaio...
(どこのどいつだ、麦わらの山の上で針を使って仕事するなんて馬鹿は・・・)...e poi LO PERDE? E soprattutto, perche diavolo dovrebbe mettersi A CERCARLO?!
(しかも針を『なくす』だぁ?その上なんで針を『探さなきゃ』いけねーんだ!?)NON POTREBBE ANDARE A PRENDERNE UN ALTRO, QUEL BRUTTO IDIOTA?!
(もう1本もらいに行けねーのかーーーッ、馬鹿かそいつはーーーッ!?)QUANTO CAZZO COSTERA UN AGO DEL CAVOLO?! E UNA PERDITA DI TEMPO INUTILE CERCARLO IN PAGLIAIO!
(たかが針1本いくらするっつーんだよ~~~ッ!?麦わらの中を探すなんて時間の無駄じゃねーかァーーーッ!)E DOVE MINKIA L'E ANDATO A TROVARE QUESTA MERDA DI UN PAGLIAIO, AL GIORNO D'OGGI?!
(どこにいんだよッ、いまどきそんなクソを麦わらから探すなんてカス野郎はッ!)COSA STRAKAZZO DOVEVA CUCIRE SOPRA UN PAGLIAIO, QUEL KOGLIONE INTEGRALE?! QUESTE COSE MI MANDANO IN BESTIA!
(麦わらの上で縫い物してたってどんなクソ野郎だよッ、どんなクソ馬鹿野郎だよッ!超イラつくぜーーーッ!)
台詞も凄いけど、日本語訳もさらに凄い。翻訳した方、ディ・モールト・グラッツェ!
各ゲーム作品でのギアッチョ
PS2ゲーム『黄金の旋風』
敵キャラとして登場。原作と同様に、ヴェネツィアへ向かう道路上でのチェイス戦とサンタ・ルチア駅前の直接対決という2つの戦闘パートが用意されている(メローネ戦はまるごとカットされていたのに)。
激走する車上での迎撃戦を行う前半戦では、銃撃で転倒させると「根掘り葉掘り聞きまわるのよォ~」「フランスのパリは~」と怒りをぶちまけながら猛スピードで追いついてくる。
後半戦では前方からの銃撃が一切通用しないばかりか、時折ジェントリー・ウィープスを発動し銃弾を反射してくるが、原作と同様の展開でギアッチョを鉄柱へ固定させれば、身動きを封じた上で前方からの銃撃が有効になるので、連続射撃で一気に追い込むことができる。
ちなみに原作でライオン像の中に隠されていたDISCは像の脇にむき出しで置いてあった。
フリーゲーム『ディアボロの大冒険』
高難易度ダンジョンにて敵キャラの1体として登場する。
スピードスケートで倍速行動し、通常の攻撃以外にも時々冷凍攻撃を仕掛けてくることがある。そのため、倍速行動の場合は「攻撃→凍結」の順番で攻撃される場合ハメが成立してしまい、一切行動できないまま追い詰められていく事も少なくないので、あらかじめ冷凍攻撃を防ぐ手段を準備しておくこと。
原作と同様に防御力も他の敵と比べても群を抜いて高く、加えて上述のジェントリー・ウィープスによって全ての射撃・アイテム投げを反射してくるので有効な攻撃手段は限られており、本作における難敵の1人として認識されている。
(一応、新バージョンではヘヴンズ・ドアーが効くようになったのでいくらか戦いやすくはなっているが)
PS3ゲーム『オールスターバトル』
PCではないものの、ギャラリーモードのシステムボイスとして登場。
劇中での言語への異常なこだわりっぷりからか、ライブラリ「ジョジョ辞典」の担当になっている。
モードを開くと「なんでオレがジョジョ辞典の担当なんだァ~~~~~!?それって納得いくかァ~~~~~~!?」「ジョジョの豆知識を楽しみやがれッ!ボケがッ!」とやはり一人猛烈にブチギレている姿を見ることができる。演じる声優の喉を壊さんばかりの力演っぷりは一聴の価値あり。
その他、ついでの知識
- 初登場時に口にした「根掘り葉掘り」という言葉については、小説「恥知らずのパープルヘイズ」のあとがきの中で著者・上遠野浩平は「落ちた葉っぱはそこいら中に埋まっていますから、土を掘り返せば葉だらけです。いくらでも“葉ほり”できます」と語っている。それって納得いくかァ~~~?詳細は別項「根掘り葉掘り」にて。
- 「空気中の水分を瞬時に凍結し、氷を鎧のように纏ったり触れたものを凍りつかせる」という能力から、似たような力を持つ『スーパーマリオギャラクシー』のアイスマリオや『メトロイドプライム3』のランダス等とはよく比較されるようで、また「最強の氷(冷気)使いは誰か?」という議題になるとギアッチョの名前が挙がる事も多い。
あれがメローネから報告のあった「ニコニコ動画」か・・・
しかし逃がさねえ・・・ 関連動画はこのギアッチョが必ずマイリス登録する・・・
ニコニコ市場へ飛び込んでみなよーミスタァ! おめーの商品が売れ残るか、オレの商品が売れ残るか 賭けてみるのも悪くねぇーッ
「コミュニティ」!やはりッ!ニコニコミュニティだッ!
やったぞッ!これでオレたちが「オーナーの正体」をあばきに行けるぜッ!
生暖けえ関連項目が・・・ オレの記事の後ろから・・・ 生・・・ 生ナマァァァ!!
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