ギガンとは、ガンダムシリーズのメカニックデザイン企画『MS-X』に登場するモビルスーツである。
概要
GIGAN ギガン |
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型番 | MS-12 |
頭頂高 | 13.9m |
重量 | 71.1t |
出力 | 736kw |
推力 | 48,000kg |
装甲 | 超硬スチール合金 |
兵装 | 180mm無反動砲 |
4連装120mm砲 |
ペズン計画で開発された特異な拠点防衛用MS。
遠距離支援用として開発を受け、大型実弾砲を2門装備。副座式コクピット(火器・操縦分担)を採用している。
脚部は脚ではなく三輪の走行ユニットで、踏破性も高く重力下の機動性に優れる。
事実上、ギガンは移動砲台的な役割を担うため射点が特定され辛く、火力の維持という面では最適であった。
一説に三輪は現場の間に合わせ(生産性を高める)の意味もあるらしいが、主力量産機の開発計画が優先された事によって極少数の生産に留まった。
カラーバリエーションは3種。内、グリーンverは一部の形状が他2種と異なる。
初出はTV版没案。これはストーリーブックに掲載されたトミノメモで確認できるが、どうやら打ち切られなければア・バオア・クー戦で登場予定だったらしい。
宇宙用ギガン
ギガンは陸戦用の性質が強いが脚部のスラスターから宇宙空間でも運用できた。中には脚部をブースターユニットに換装した宙域戦仕様のギガンも存在したという。
後発の派生作品では宇宙用のギガンがファンサービス的な出演を果たした。
MS-12R リック・ギガン
逆襲のギガンティスに登場する宇宙用ギガン。木星圏で確認された「伝説巨神」を巡る騒乱で投入された。恐らく一年戦争時の設計を色濃く残していると思われるが、作品自体が非公式である。
ギガン[袖つき]
アニメ版「ガンダムUC ep7」に登場。
脚部ユニットを大型プロペラントブースター、腕部の砲をビームガトリングに換装した袖付きの仕様。実は一部機と形状が異なるグリーンカラーverをベースにしている。
UCは公式作品だが袖付き仕様の宇宙用ギガンは0090年代の技術で改修されており、一年戦争時のギガン宇宙仕様とは全くの別物なので注意。
関連動画
関連項目
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