ギガントとは、以下の意味がある。
- Me323ギガント・・・100人乗っても大丈夫なドイツ輸送機
- 宮崎駿監督のアニメ作品、未来少年コナンに登場した大型7発機→空中要塞ギガント
- しょこたん用語・・・ギザの上位変化にあたり「超」などの意味で使用される
ここでは1について説明する。
概要
第二次世界大戦においてアシカ作戦目的で作られた大型グライダー”Me321”に6発のエンジンを付けて自力での離陸を可能とした輸送機であり、実に15tもの貨物を運搬可能な化け物機体である。
愛称の”ギガント”とはドイツ語で「巨人」を意味し、その破格ぶりを表わしている。
当時の他国の輸送機の積載量は、輸送力の大きい機体で3~4tであり、また、旅客機からの改造も多かったため機体側面にカーゴドアを設けるのが常識であった。そのため、空挺部隊の輸送や食糧・弾薬など比較的小単位の物資の輸送に従事するのがせいぜいであった。(無理をすればジープ程度の軽車両は積めたが、側面についたドアのため、小型でもトラックのような車両は積めなかった。)
対して、ギガントは大型物資の搬入出に備えて機首に観音開きの扉とローディングランプを設置しており、自走可能な車両はそのまま乗り込むことが可能であった。関連動画中でも荷物を積載したトラックを丸ごと輸送したり、牽引砲とその牽引車両や人員、果ては軽戦車をも空輸する様子が描かれている。
300km/hに満たない最高速度と鈍重な運動性能であった為、輸送任務中に撃墜される事も多かったが、当時の空輸の概念を覆すポテンシャルを有しており、大戦後の軍用輸送機の設計にも大きな影響を与えた。
フィクションに与えた影響
特徴的な外観を持つ本機は、「風の谷のナウシカ」に登場するバカガラスという輸送機のモデルにもなったと言われている。アニメ版では風の谷の襲撃シーンでかっこいい登場シーンを披露してくれたがこれもギガントと同じく巨体で鈍重な為、輸送中に4機ともペジテのアスベルが駆るガンシップに撃墜されている。(なかなかの爆発っぷり)
関連動画
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外部リンク
関連項目
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