ギザ十とは、
のどちらかを表します
概要(1)
かつて日本銀行が発行していた縁がギザギザになっている10円硬貨の事で、 「ギザギザの十円」略して「ギザ十」である。 2017年現在では、同じく縁にギザギザが掘ってある100円硬貨と視覚障害者向けに区別するため発行はされていない。
縁が掘られた理由は、 「偽造防止」などもあるが、 かつて、硬貨から地金を取る行為がありこれを防止する目的で掘られている。 これは金貨や銀貨また小判などにおいて見られることがあるが、10円硬貨が作られている銅自体はその質量4.5gに対し銅の価格は1gあたり0.5円ほどとそれほど高価では無いため、 どちらかと言えば慣習や習わしまたは飾りとして掘られている。
なお、昭和のテレビ番組では、とある公衆電話が他所と違い黄色だったことと少なくなったギザ十の希少価値を掛け合わせ「ここから恋人に電話をすると結ばれる」といったネタを放送することなどもあった。
ちなみに、現代では見かけなくなったことで年々希少価値が上がっていることから古銭商が貨幣価値より高く買うといった場合もある。 例として完全に発行されていない昭和31年を除いて、最も流通量が少ない昭和33年の2500枚発行でそのうち状態が良いもので500円程度であるが、 よほど状態が良くないかぎり価値は10円~20円程度と硬貨だけに高価になることはなく非常に安くなっており古銭商までの道のりで使うガソリン代や手間代などを考えると割に合わないことが多い。
見つけたらちょっぴり幸せ
概要(2)
日本国内においてゲーム「ポケットモンスター」が流行り、後にアニメ作品となった。 このアニメ作品の中で、同ゲームのキャラクター「ピカチュウ」が声優「大谷育江」によって演じられ、愛らしい鳴き声を演じ一大ブームとなった。
この「ピカチュウ」のイントネーション(発音)が、「ギザ十」と似ている事で空耳する
会話においてノイズが乗った状態で聞くと、 「ギザ十が電光石火を放った」「ゆけ!ギザ十10まんボルトだ!」と聞き間違いを初めとし、 その逆で「コンビニでピカチュウのお釣りを受け取った」「自販機からピカチュウが出てきた」「ピカチュウをソースで磨くとピカピカになった」と逆空耳することもある。
関連静画
関連項目
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