曖昧さ回避
- 「魔法陣グルグル」のキャラクター。本項で記載
- 「ファイナルファンタジーX-2」のキャラクター
ギップルとは、衛藤ヒロユキの漫画『魔法陣グルグル』シリーズに登場する「風の精霊」である。断じて風の妖精ではない。
テレビアニメの声は第一作と第二作が高乃麗、第三作が櫻井孝宏。
概要
闇魔法の最高峰・闇魔法結社からククリの旅の案内役としてお供に付けられた精霊。
初登場は単行本2巻第15章。この時は単に精霊としか紹介されず、風の精霊と明かされるのは終盤の15巻とかなり遅い。本人は「言ってませんでしたっけ?」などとのんきだが、ずっと一緒だったニケたちは驚きつつも「2巻で言えよ」とツッコんでいる。
アニメ第一作でも風の精霊と分かるのは後半になってから。最終回ではエナが光魔法「風のつるくさ」を発動するとき、風の精霊としてギップルを召喚し力を貸し与えてもらっている。その性質上、直後にゲイルがギップルを踏み台にしたせいでギップルの魔力供給が途絶え、エナの魔法も切れてしまった。
最古参の仲間の一人なのに、なぜか最終回どころか最終巻にすら一切登場しない。正確には描かれてはいるが、本編ではなく150章の扉絵にでかでかと描かれているだけ。15巻で魔王ギリのいるザン大陸に上陸した時点で出演しなくなってるのは、危険な場所を避けたい性質からか。
能力
戦闘能力はなく、マントを拡張して野宿用のテントに変化したり、空間圧縮によるテント容量分のアイテム収納、触手による魔力(感情)感知、といった戦闘以外のサポートを行うのが役目。
マントの中身は黒ふんどし一丁で何かと使用をためらわせる。初めて中に入った人は天井にぶら下がる異様な光景に叫び声をあげる。ニケやククリも最初は引いていたがすぐ慣れたらしく、便利だと言っている。
戦いが始まりそうな空気になるとさっさと逃げ出してしまうが、戦闘時以外でも他属性の精霊の存在や親族の法事を理由によく同行を拒否、しまいには道案内役なのにしょっちゅう道に迷う、など全体的に役立たずのレッテルを貼られることが多い。
風の精霊だけあって風を起こしたり、魔法の煙等に対する空気の浄化能力も持つ。ただ、どう見ても屁をこいてるようにしか見えないのが難点
続編にて、テント時の呪いよけ能力(ただし顔が怖い)や、魔力感知能力と同じ手段によるレベル、スキル測定能力があることが判明。
特徴
風の精霊らしく清らかな空気が大好き。よどんだ空気を感じるとなんでも清浄するが、その方法はマントの中から清らかな風を吹きかけるというもので、その姿はどう見ても屁をこいてるようにしか見えない。この特技で敵のガス攻撃から味方を守ることもあるが、やはり屁を吹きかけられてるようにしか見られず、全く感謝されない。
「クサい」セリフや空気を極度に嫌い、クサい場面に長く居すぎたりクサい台詞を聞き続けると死んでしまうらしい。そのくせクサい台詞や場面に過敏に反応しては瞬時に現れ勝手に悶えるため、ニケに召喚手段として利用される。その嫌悪振りはすさまじく、時にはストーリーの流れを無理矢理変えるほど。反応するクサさの対象は他人に限らず、自分でクサい台詞を発して勝手に自滅、悶絶することもある。
これらの特徴は風の精霊の親玉「風の王」にも共通していて、クサイ雰囲気を感じれば風の精霊総出でクサがり、クールな顔してテントを張ればふんどし姿のリアル頭身男の裸体が頭上にぶら下がる。これにはギップルに慣れたニケたちもさすがに耐えられず、眠れないまま朝を迎えている。
気合を入れるとき「ギップリャ!」と声を上げる。巻末のおまけ漫画ではギップルの触覚を強くつかむとこの声を発する、という無駄な豆知識が得られる。
(このかけ声は読者からの応募で決まった。【提供:神奈川県の浅見くん】)
関連動画
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関連項目
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