ギブソン フライングV単語

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ギブソン フライングVとは、ギブソン社より発売されているエレクトリックギターである。

概要

言わずと知れた変形ギターの元祖である。1958年にエクスプローラーと共に発売されたが、その奇抜すぎるルックスに時代が追いついて来れる筈も無く、2年間で生産中止となる（作られた本数は僅か98本）。60年代に入ると時代が追いついたのか、あるいは珍しい物好きが食いついたのか、アルバート・キング、ロニー・マック等のブルースミュージシャンが使用し始め、67年にはスペックを一新したフライングVが発売。70年代に入るとポール・スタンレー、マイケル・シェンカー等のHR/HMのミュージシャンが使用し始めたことにより安定した人気を獲得し現在に至る。

ギブソン フライングVはマイナーモデルや細かなスペックの差を除けば大きく二種類に分かれる。一つは58年タイプ。木部にコリーナが使用されており、弦は裏通しタイプとなっている。80年代に復刻されており、現在でもカスタムショップ製のものが稀に出回るが、コリーナの減少により価格が高騰している。　　もう一つは67年タイプ。木部はマホガニーに変更され、ピックガードのサイズも大きくなり、テールピースもストップバータイプになっている。58年タイプに比べて圧倒的に手に入り易く、使用者も多い。サウンドについては、両者ともアグレッシヴな見た目に反して甘く太い音となっている。ブルースからハードロックまで幅広いジャンルで使用されている。

座って弾きにくいと思われがちだが、一部のモデルには滑り止めが付いており座って弾く際の安定性も向上している。

主な使用者

• アルバート・キング
• ロニー・マック
• ジミ・ヘンドリックス
• キース・リチャーズ
• ビリー・ギボンズ
• ポール・スタンレー
• マイケル・シェンカー
• ルドルフ・シェンカー
• レニー・クラヴィッツ
• カイ・ハンセン（ガンマ・レイ）
• 大村達身
• 稲葉浩志

関連動画

 

 

関連項目

• ギブソン
• 初めて買ったギターはまっ白いフライングVで買ったその日にケンカでたたき壊しました!