ギャオス(Gyaos)とは、
ここでは、1について記述する。
概要
蝙蝠(コウモリ)をモチーフにした怪獣。が、平成シリーズでは鳥の意匠を強調されることが多い。
直立歩行が可能で全体的にコウモリを意識した体躯と翼、歪んだ初心者マークのような頭頂部、尖った鼻先と後頭部、等の特徴を持つ。
口から発射する300万サイクルの「超音波メス」が最大の武器。人肉や血液を好んで食す。
初出は1967年公開の『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』。
ガメラとゴジラが比較されるようにギャオスもラドンと比較されることが多いが、立ち位置的にはキングギドラに近い。
種類もキングギドラほど多くはないが亜種が存在する(宇宙ギャオス、イリス等)。
各作品・シリーズのギャオス
昭和ギャオス
第3作『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』、第5作『ガメラ対大悪獣ギロン』、第8作『宇宙怪獣ガメラ』に登場。
漫画のような大きな目と、ぴんと張った背筋が特徴。
富士火山帯の噴火によって二子山(実在のものとは無関係)の地下空洞で覚醒。上空を通るヘリコプターなどを襲って人肉を食べていたが、やがて人里に出現して被害を出す。
手先が器用なのか、市街地に降り立った際には、人を手でつかんで食べていた。人間を満足そうに食べる様は、当時の子供達に衝撃を与えた。ガメラには人を襲う・食う怪獣は複数存在したが、露骨に好んで食べた怪獣はこれが始めてである。
超音波メスを発射するメカニズムとして、首の骨が音叉型になっているというファンキーな設定のせいで、横を向けない可哀想な体になっている。飛ぶときも前を見据え、直立不動で一心不乱に飛ぶ。
紫外線と熱に弱く、3作目では人類の作戦によって日光に晒されてしまい、ガメラによって富士山火口に引きずり込まれて死亡した。
5作目では、惑星テラで繁殖していた、銀色の体を持つ亜種・宇宙ギャオスが登場。敵怪獣ギロンのかませ犬であり、見事な輪切りにされた。非常に肉が臭く、倒したギロンもたじろいでしまうほど。
平成3部作ギャオス
1作目『ガメラ 大怪獣空中決戦』、3作目『ガメラ3 邪神覚醒』に登場。
- 1作目
古代アトランティス文明が遺伝子操作によって生み出した怪獣であり、1万年間眠っていたが、地球環境の変化により覚醒した。日本では、五島列島の姫神島に存在しており、目覚めた直後は共食いをしつつ生きていた。十分に成長しきった時には最後の3羽になっており、その後は島民を一人残らず食い尽くして成長していった。当初は光に弱く夜行性だったが、成長の過程で目に遮光板のようなものを獲得し日中でも活動可能になった。
日本を混乱に陥れたが、最終的にはガメラによって3匹とも殺された。 - 2作目:
直接登場はしておらず東京タワーの上にギャオスが載っている写真のみの登場。ただし今作でのある行為が3作目の一斉覚醒に繋がった。 - 3作目:
変異型のイリス、1作目とほぼ同型だがより凶暴なギャオス・ハイパーが登場。
五島列島に限らず世界各地で眠っていたことが判明(この可能性は1作目のラストで示唆されていた。)し、それらが一斉に覚醒し始めて世界単位で被害が出る様子が描かれる。
物語では渋谷上空にガメラとともに2羽が出現し、交戦の結果2羽ともガメラに撃退されるが巻き添えで渋谷は壊滅的な被害を受けた。
今作ではギャオスについて、アトランティス文明の中でも、人間は早く滅びた方が良いと考える過激思想の一派によって作られたのではと推測されている。特にイリスは、ギャオスに対抗する存在=ガメラを滅ぼすための怪獣であり、劇中では人間の遺伝子を取り込んで強力に成長。ギャオスの面影が殆どない、ほぼ人型の巨大怪獣と化し、ガメラを瀕死の状態へ追い込んだ。
最終的に、ガメラは右腕を失いつつもイリスを撃破したが、世界中のギャオスもまたガメラを追って日本へ飛来していた。ボロボロのガメラ(と、恐らくは自衛隊も)が、数千~数万のギャオスの群れとの戦いへ向かう場面で、平成シリーズは終了している。 - 4作目は公式的なものではないが林家しん平が直訴したことより、金授受を行わないなどの条件で
大映が作るのを許可した。この作品ではなんとガメラの火球を無効化する強力なギャオスが誕生した。
『小さき勇者たち〜ガメラ〜』
『小さき勇者たち』では、劇中より30年ほど前――1973年の時点で、4羽のギャオスが存在した。出自・正体は一切不明だったが、伊勢湾にてアヴァンガメラと交戦。4羽がかりで追い詰めたが、敗北を悟ったガメラが自爆したことでもろとも消し飛んだ。
しかし、破砕した肉片を食べた生物(恐らくはエリマキトカゲ)が突然変異を起こし、30年後の現在になって活性化。人を襲う巨大怪獣「ジーダス」となってしまった。
『GAMERA -Rebirth-』
アニメ『GAMERA -Rebirth-』にも登場。平成版のように多数の幼体から成長して成体となる。デザインは頭頂部の端がツノのように曲がっており、舌や尻尾も過去個体よりも長いなど、まるで悪魔を思わせるような容貌となった。
本編で最初に現れる怪獣で、ニューギニアにあるユースタス財団の採掘基地で大量の卵が存在し、調査に訪れた職員をすでに孵化していた幼体が超音波メスで殺害・捕食する。その後日本にも中型に成長した群れが襲撃し、出動した米軍の戦闘機に何体かは倒されるものの直後に大型の個体が出現。混乱の最中、さらに別の巨大な怪獣「ガメラ」が現れ中型ギャオスを攻撃し群れは壊滅する。大型個体も応戦し、ガメラの火球を避けつつ攻撃していくが、接近して超音波メスを放とうとした所でガメラに捕まれ壮絶な攻撃の末投げ飛ばされ火球を受けて倒された。
<ネタバレ注意>
エスギャオス
物語の終盤に現れた変異個体。作中最大の体躯を持ち、目も複数あるなど非常に禍々しい見た目をしている。巨大化した事で攻撃力は高くなった一方、胴体が異常に肥大化しているため飛翔能力を失っている。
作中ではバイラスが倒された後、バイラスが取り込んでいたカプセルの中から脱出しエミコを殺害。バイラスを捕食して急速に成長し成体になり、コード保持者ボコを狙ってガメラを治療する石垣島を襲撃する。自衛隊の艦隊を撃沈させ戦車隊を蹴散らしボコの捕食を目前とした所でボコの危機を前に活性化し立ち上がったガメラと交戦。ガメラは火球を連発しエスギャオスを怯ませるもののエスギャオスは舌を伸ばしてガメラの口に何かを注入しガメラは苦しみだす。援軍の米軍の攻撃によって舌から逃れたガメラは超高速回転ジェットでエスギャオスの体を引き裂きついに倒された。しかし…
漫画版(外伝 ver2.5)
海棲ギャオスが登場。
外見的には基本的に平成3部作のギャオスと同様だが、翼が巨大なヒレに発達している上、若干細身で流線型になっている。『モスラ2』に登場する水中モードモスラのようなデザインを考えてもらうとわかりやすい。
太平洋で船舶を襲っていた。事件調査のために出動した海自の巡視船に襲い掛かったところにガメラが立ちはだかり、激しい水中戦~海上戦を繰り広げる。
水中から超音波メスを乱射してガメラを苦しめたが、巡視船の作戦によって海上に誘導されてしまったところにプラズマ火球を喰らって爆死した。
ガメラ2000
平成3部作のパラレル設定である今作では遺伝子操作によって作られた多彩なバリエーションが登場する。
異次元に幽閉されていたアトランティス文明の生き残りが造り上げたもので変わった物では犬型のギャオスドッグ、アルマジロ型のギャオスアルマジロ、空飛ぶエイの様な姿のギャオスレイ、羽の生えた人型のギャオスス;M(KIND)等
他にオリジナルに近い姿の物では体当たりで攻撃するギャオスソルジャー:アロー タイプ、ストレートプラズマを発射するギャオスソルジャー:グラインド タイプ、双頭のネオギャオス、3体のコンビネーションで襲ってくるギャオス3も登場。
ボスであるバイオニックギャオスは全シリーズ通しても最大で下半身から生えている触手部分だけでもガメラの数倍あり最終形態では翼を広げて空を飛び攻撃してくる。
登場作品
- 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス : 1967年公開、ガメラシリーズ第3作目。超音波怪獣ギャオスが登場。
- ガメラ対大悪獣ギロン : 1969年公開、ガメラシリーズ第5作目。亜種の宇宙ギャオスが登場。
- ガメラ 大怪獣空中決戦 : 1995年公開、ガメラシリーズ第9作目。超遺伝子獣ギャオスが登場。
- ガメラ3 邪神覚醒 : 1999年公開、ガメラシリーズ第11作目。亜種のギャオス・ハイパー、イリスが登場。
- 小さき勇者たち〜ガメラ〜 : 2006年公開、ガメラシリーズ第12作目。オリジナルギャオスが登場。
- ガメラ4 真実 : 落語家の林家しん平の自主制作映画。アルビノギャオスが登場。
- GAMERA -Rebirth- : 2021年公開、Netflixアニメ。ギャオス・エスギャオスが登場。
他にも、『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』、『ガメラ対大悪獣ギロン』、『ガメラ対大魔獣ジャイガー』、『宇宙怪獣ガメラ』ではライブフィルムにて登場する。
お絵カキコ
関連静画
関連立体
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- イリス(怪獣)
- ガメラ
- GAMERA
- ガメラ対宇宙怪獣バイラス
- GAMERA-Rebirth-
- ギロン
- ガメラ2 レギオン襲来
- ジグラ
- ジャイガー
- 大怪獣ガメラ
- 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
- 小さき勇者たち〜ガメラ〜
- ガメラ 大怪獣空中決戦
- バイラス
- バルゴン
- ガメラ3 邪神覚醒
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