ギャル男とは、
本稿では1を取り扱う。
ギャル男とは、かつて若い男子の間でカッコイイとされていたファッションスタイルである。
概要
1990年代後半から2000年代前半にかけて流行したファッションスタイル。主に男子高校生・大学生がこのファッションスタイルに身を包むことが多かった。それまではシブカジやストリートファッションが多かったが、不良(ヤンキー)ファッションを取り入れたり、サーファーファッションをベースにしたコーディネートを行う男子を扱う雑誌『Men's egg』が台頭したことで、これらのファッションに身を包む男子をギャル男と呼んだ。なお、不良ファッションをベースにした方はDQN系とも呼ばれていた。
DQN系の間ではカール・カナイのジャージやガルフィーのジャージを着ることが多く、制服もジョニーケイやブラックワン、マックスラガーの変形学生服を纏って登校する"私服の高校生"が多かった(元々、制服があった高校はそれっぽく改造したりアレンジしている奴がいた)。髪型もミディアムヘアにヴォリュームのあるヘアワックスを施すことで持ったような髪形になるようにしている。このときの髪の色は問わない。実はこのファッション、名古屋市の栄在住の男子の(当時の)流行ファッションがベースとなっている。
一方のサーファーファッションベースはサーフブランドのロゴの入った上着にベルボトムかブーツカットのジーンズもしくはダボダボのズボンを纏い、紙もロングの茶髪にするのが特徴。このあたりはムラサキスポーツで買い揃えることが多いので、DQN系に比べたらお値段的にも買い揃えやすい。Fineが愛読書。
ここからさらに分岐し、ヤマンバギャルを男体化したようなファッション(派手な髪色と色黒、奇抜なメイク、ALBA ROSAの服)のセンターGUY、若者風にアレンジされた(ハード)アメカジ、ワーク系、裏渋系、サーフ系、お兄系へと細分化された。また、ギャル男ファッションは栄を聖地となった。
総じて彼らは目立つことを心情としており、面白そうなことがあればすぐに飛びついた。その行動原理が悪い方向で働いた事件もあったため、世間からは決していい目では見られなかった。
しかし、時代が経つにつれてファッションもお兄系やサーファー系、ストリートカジュアルなどに分裂。面白い物事や人物がこぞっていなくなったこともあり、一般的にギャル男と呼ばれる層は次第に消えていった。
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