ギーグとは、ゲーム『MOTHER』および『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場する謎の宇宙人である。
概要
ギーグ本人の特徴として、誰もが持つ小さな邪悪な精神を増幅することができる。
そのため、悪しき心を刺激された世界中の人や動物達が凶悪化している。
『MOTHER』のギーグ
ニンテン!あなたのいちぞくには ほんとうに おせわになりました!
1900年初頭に地球外からやってきた宇宙人の子供。彼らにジョージとマリアが攫われており、その縁からかマリアはギーグを本当の子供のように育てていたという。作中では「本当の子供のように可愛がったのに」「尻尾を振ってた赤ちゃんだった…子守唄を…でも…」といったセリフしか出てこないため、詳しい関係はわからない。
ギーグからの攻撃は、通常攻撃と変わらず、ディフェンスアップや当時は物理攻撃も軽減してくれる「サイコシールド」で受けるダメージを軽減できる。ギーグに普通に攻撃を与えても通用しないが、エイトメロディーズはマリアが歌った子守唄で、ギーグに聞かせていたらしいからか、数ターン後に歌える歌を数回繰り返し、歌い終えると戦意を喪失するのはマリアを思い出すからかもしれない。
『MOTHER2』のギーグ
ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン・・・・・・
『1』と違う地球ではあるが、タイトルに「ギーグの逆襲」とあるように、この世界のギーグも一度撃退されている…ハズ。
本人は銀河系宇宙の支配を目的としているらしく、自分の計画の邪魔になる存在(ネス達一行)を抹殺しようとしている(超予言装置「知恵のリンゴ」は計画の失敗を予言している)。
ポーキーの持つ悪い心を感じ取ったのか、彼を自分の下へと導いている。
最終的にギーグ本人は「悪」そのものになってしまい、精神が崩壊している(「悪魔のマシン」はセーフティ装置と思われる)。ポーキーの乗る機械は彼が与えたものだろう。なのでポーキーと会った段階ではまだ意識があったと思われる。
シリーズの黒幕ではダントツの「異形」の存在で、過去の世界に進むプロセスでロボットの身体にネス達は姿を変え、ここにたどり着くまでに立ち塞がってきた敵とは明らかに違う雰囲気の姿はプレイヤーにインパクトを与えた。宇宙人というよりはもはや「怪物」「バケモノ」「巨大生命体」「精神体」といった存在である。例えるならばグラディウスシリーズのゴーファーやバクテリアンに近い。
第1形態は普通に攻撃しても与えた攻撃が跳ね返ってしまい、こちらがダメージを受けてしまう。
代わりに「じゅうそうびポーキー」を撃退し、その後ギーグが変貌するの第2形態以降は普通にダメージを与えても無効。
ポーキーの言う皮肉の「ある言葉」がカギとなり、使用すると第3形態になり、ギーグのディフェンスが安定しなくなる。
あきらめずにいれば自ずと・・・。
余談ではあるが、第2形態以降のギーグには実は敵キャラクターグラフィックがない。この項目の背景にもなっている不気味極まりない姿はただの背景アニメーションであって、実際に攻撃する際に攻撃対象のグラフィックは決定するまでは点滅するが、第2形態以降はそれがない事からも伺える。ちなみに、半ばイベントであるがシリーズで一度に5桁のダメージを叩きこめる戦闘はこれが初。
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