「オレのスピードについてこれるか!」
「クイックマン」とは、ロックマンシリーズ第2作目『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』に登場する8大ボスの1体、「DWN.012 Quickman」のことである。
概要
ゲーム的な扱いは次の通りである。
前作のエレキマンの特徴を受け継いだロボット。「自らが光速に近づく」というテーマのもとに製作されており、自身の主観時間を増大させ高速で移動することができる。動きの素早さと高いジャンプ力を自慢にしているスピード狂。特殊武器である小型ブーメラン「クイックブーメラン」を使い、正々堂々とした戦いを好む。タイムストッパー遮断装置に欠陥があり、ストッパーを使われると動けなくなるどころか体にまで負担をかけてしまう。ロックマン バトル&チェイス、アーケード版といったマルチジャンルにも多く登場しており、総じてスピードを重視した強敵である。また、効かない特殊武器で攻撃すると防御のポーズをとる。原案ハガキでの名前は「ブーメランマン」。
※詳しくは「Wikipedia:ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」をご参照下さい。
戦国武将・伊達政宗のような前立て(ブーメランだろうか)を頭に着けているが、眼帯はしておらず、赤い色をして通常よりもかなり高速で動くが、その速さが三倍かどうかは定かではない、高速戦闘ロボット。
登場シーンでカッコいいポーズを取ると角?がキラーンと光ったり、ステージ選択シーンで一人だけ右上に角?がはみ出ていたり、製作サイドに優遇だか何だか分からない特別扱いを受けている。
作品によってはイケメンライバルキャラ扱いが顕著だったり、自信満々すぎて頭が弱そうだったり、落ち着きのないロボット。 真の姿はマグロなので止まるとティウンしてしまう。
MD版ではバスター1ダメージになり、ますます強くなった。
そのMD版の彼のステージ曲は、名に反してテンポが遅くなってしまった。
ちなみに同リメイク版では、ステージセレクトで前立てがはみ出していない。
B&Cでは、カーレースでターボマンに勝てず、プライドを取り戻すためにレースに参加。マシンの名前はソニックフォーミュラ。軽量級。
B&Cでの担当声優は檜山修之(幽白の飛影,TORのヴェイグ・リュングベル、ゼルダの伝説のリンクの人)であるが、彼は戦国無双シリーズで伊達政宗を担当している。何のことはない、伊達マンの中の人はやっぱり伊達政宗だったのだ。
SPADでの担当声優は森久保祥太郎(GetBackersの天野銀次、Majorの茂野吾郎の中の人)であるが、ロックマン的にはX5~7におけるエックスの中の人と言った方ががわかりやすいかもしれない。ヒートマンとの二役。
※以下、ネタバレ含む
SPADでは最初に再生され、ロックマンの前に現れるときは自信満々で戦いを挑んでくる。ロックマンはワイリーが操られていることを訴え、戦う気持ちが揺らいでいたところに、現れたシャドーマンのシャドーブレードからロックマンをかばう。
その後ワイリーのことを託して力尽きるが、終盤戦で何の前触れもなく復活してくる。しかしいずれにしろ他のキャラクターに比べ印象強いキャラクターである。相変わらず優遇されている。
◆特殊武器
クイックブーメラン
(腕のスリットから3つのブーメラン状の武器を発射。一定距離ロックマンへ向かい、止まった後再びロックマンを目指し、今度は止まらず画面外へと消える。)
ロックマンが使うと、進行方向に一定距離進み戻ってくる武器となる。床に張り付いた敵退治などに有効。消費エネルギーは1/8(8発撃つと1目盛り)であり、2の全特殊武器中最も燃費が良く、威力も比較的強い。ボタンを押しっぱなしにするとロックマンがクイックブーメランを連射する。射程が短く、撃つ方向を変えられないのが欠点。
◆特殊武器が有効な相手
メタルマン(ダメージ4)、メガドラゴン・ガッツタンク(ダメージ2,無敵時間が無い為連続ヒットする)
◆攻撃力
◆武器相性
弱点武器:タイムストッパー(14ダメージ)、クラッシュボム(4ダメージ)、アトミックファイヤー(小玉2ダメージ、中玉6ダメージ、大玉10ダメージ)
無効武器:リーフシールド、メタルブレード、バブルリード、クイックブーメラン
回復武器:なし
その他:エアーシューター(2ダメージ)、ロックバスター(2ダメージ)
特記事項:無効武器を当てると防御姿勢をとる。この際半秒ほど硬直し、空中にいても一旦真下に着地し動きを止める。
◆外見的特徴
概要を参照。
◆ステージ
彼のステージは、定番トラウマである即死レーザー光線で有名である。通称うまい棒。2にはまだスライディングがないので、尚更シビアである。
タイムストッパーがあれば楽にクイックマンまで辿り着くが、途中で使ってしまうと、クイックマン戦で使えなくなってしまう。タイムストッパーがあれば楽にクイックマンが倒せるのに。
◆ステージ曲
◆傾向と対策
戦闘開始後にこちらへ大ジャンプか小ジャンプで向かってくる。
その後の行動は
1.ジャンプ→タックル
2.ジャンプ+ブーメラン→ジャンプ→タックル
3.ジャンプ→ジャンプ+ブーメラン→ジャンプ→タックル
の3種類の行動パターンをランダムに取る。
攻撃や移動も通常ブーメランと拡散ブーメラン、
通常ジャンプのほか大ジャンプや小ジャンプと複数のパターンを持つ。
1.離れすぎない(画面上半分以上は離れないほうがいい)
2.タックルをよけ、後ろから撃つ
3.凸に引っかかってるとき向かい側からひたすら撃つ
4.ロックマンの左右を大きくジャンプしているときに撃つ
といったことを抑えておけば比較的楽に勝てるだろう。
R&Fのデータ
ロックマンエグゼでのクイックマン
「2」、「トランスミッション」、アニメに登場。CV:茂木優。オペレーターは速見ダイスケ(CV:岡野浩介)。
武器は「クイックブーメラン」と頭部の「Vソード」。無属性。
「クイック」だからなのかせっかちな性格にキャラ付けがされている。
デザインは本家からあまりいじらずかっこよくアレンジされている。
ロックマンエグゼ2
非常に動きが早く、攻撃する時と攻撃前の高速移動時以外はロックマンの攻撃をガードする。
割と序盤で出てくるので子供時代苦戦した人も多いだろう。ただし、パターン自体は単調なのでコツさえわかれば簡単に倒せる。
しかし、V2、V3ともなるとさらに動きが早くなり攻撃パターンも増えて避け辛くなり、とたんに強敵となる。
おくデンダムを爆破し、デンサンシティを水没させようと企んだ。
阻止しようとしたロックマンにやられるが、実はクイックマン自体が起爆プログラムで、デリート時に自動的に爆弾が起動するようになっていた。
・・・が、爆弾はすでに炎山によって解体されており、爆発寸前にブルースに斬り裂かれてデリートされた。
終盤ではバックアッププログラムによって復活する。ちなみにその際も復活するたびカットマンとともにブルースにより何度も一撃で斬り裂かれるイベントがある。
ちなみに、クイックマンステージの「きばくそうちの電脳」のBGMはかっこよく人気がある。
バトルチップとして
暗転系のメガクラスチップ。「V2」、「V3」と強くなる。無属性。コードはQ。
クイックマンが現れクイックブーメランを放つ。範囲は横一列。
右端で往復して戻ってきた時もダメージがある。ただし、右端には1ヒットしかしない。
攻撃力は順に、「50」、「70」、「100」。2ヒットするので実質はこの倍のダメージを期待できる。
アタック+系のチップと使うとなかなかに強力。
トランスミッション
ゼロウイルスにより暴走し、銀行をおそう。ロックマンによって倒されるが、正気に戻っただけでデリートはされない。
ちなみに「トランスミッション」は時系列的に「2」の前なので、デリートされずにロックマンと2回戦ったことになる。
オペレーターの速見ダイスケはお礼として「クイックゲージ」をくれるが顔グラフィックは登場しない。これは発売が「2」の前だったからである。
クイックマンステージの「銀行の電脳世界」では本家のような即死レーザー光線がある。
これがなかなかシビアで、本家を知らず当時プレイし、トラウマとなった人もいるだろう。
クイックマンの強さ自体はそれほどでもなかったりする。ノーダメージで倒すのはやはり難しいが。
「2」と同じく通常時の攻撃は全てガードされる。
チップは「2」と同じような感覚で使え、2ヒットする。攻撃力は60で、消費MPは32。障害物を貫通する。
トリビア※未確認情報含む
- エレキマンがベースである。
- 原案の投稿葉書での名前は「ブーメランマン」だったらしい。
- クイックマンがタイムストッパーでダメージを受けるのは、光速に近い速度で移動しているため、時間を止められると自身の質量が無限大に近くなり、結果内部メカにダメージを受ける(一説にはブラックホールが発生するとも言われる)。と説明されることがある。
- どうでもいいがQUICKはドイツ語では北部方言で、「活発な」「いきいきとした」「元気な」という意味がある。
- TAS動画ではあまりにもあっさりティウンすることから「(死ぬのが)クイックマン」などと言われてしまう。
登場シリーズ
関連動画
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関連項目
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