<!--[クイーンさま]ト オ呼ビ-->
クイーンとは、ゲーム『DELTARUNE』の登場人物である。
以下、Chapter2のネタバレ注意。終盤の展開についてはスクロールで見られるようにしている。
概要
Chapter2で登場。シリアル番号「Q5U4EX7YY2E9N」のコンピュータ。長いので、基本的には「クイーン」と呼ばれており、本人も「クイーンさま」と呼ぶよう指示している。
闇の世界ではスリムな女性の人型の姿であり、目の部分はランサーやキングと似て黒く覆われている。頭の部分は後ろに長く、初代iMacと少し似た形になっている。
口調
日本語版では基本的には漢字以外はカタカナ表記。また、プログラム言語のコメントアウト(<!-- -->)[1]で台詞を囲って話している。句読点は付けず、強調したいところや区別したいところ、「ワタシ」「クリス」などの人称等は[ ]や[[ ]]で囲う。笑い声の「オーッホホホホホ」など、女王らしさもところどころに表れている。
コメントアウトで話しているのは日本語版のみであり、英語版では単語の最初の字が大文字で、ピリオドやコンマを使わずに話す。
目の部分に文字を表示することがある。例えば嘘をついているときは「ウソ」、本当のことを言っているときは「ホント」と表示される。面白いことが起こって笑っているときには「www」と目に草が生えるなど、たまにネットスラングも使う。
性格・行動
Chapter1の終盤で初めて登場したキングと異なり、Chapter2の序盤から登場する。ストーリー的には前章のランサーとキングを合わせた立ち回りをする。
序盤で世界征服のための下僕にする(ついでに顔をロボットに改造するかも?)としてノエルを捕らえてしまう。そのため、ノエルの仲間である主人公たちとは基本的に対立する関係である。さらに、隙さえあれば主人公たちも捕らえようとしてくる。
しかし、キングのようにライトナーの存在自体を憎んでいるわけではなく、ライトナーと楽しい時を過ごしている様子も見られる。特に感情表現をあまりしないクリスとは波長が合うとしており、一緒にゲームで遊ぼうとしたり、一時停戦して行動を共にしたりすることもある。
自身の目的のために強硬で独善的な手段に出ることがあるものの、ノエルが行方不明になったときは自身の野望より本人のことを心配しているなど、どこか優しさや人間臭さの見られるキャラクターである。それ以外にも、以下のようなコミカルな部分も多くみられる。
- 自身をバカな人間とは異なり賢いとしているが、クイーンの予測が外れて混乱することもよくある
- バッテリー液(酸液)をワインのように飲み、酔っぱらっていることもある
- 持っているものがやたらと爆発する
- クリスに道端のバナナを取らせようとする
- 何度もクイーンに会って機嫌を取ろうとする手下のバードリーが面倒になり、途中から身を隠すようになる
住民のクイーンに対する反応は分かれている。住民たちに突然ケーブルをつないで、「ケーブロイド」に姿を変化させて敵に差し向けている(?)[2]ほか、スイート・キャップ・ケーキというクイーンに対する反乱分子もいる。一方で、普通に行動しているケーブロイドや最終的にケーブロイドであることを受け入れる者もいる。他にも、執事のパレットラーたちは自由奔放なクイーンに従順であり、彼女の行動の後始末もしっかり行っている。
インターネットと接続することもでき、そこから多くのことを学んでいる。また、光の世界(モンスターやニンゲンが暮らす現実世界)で起こったことも知っており、図書館のパソコンからのものであれば、個人がインターネットで何を検索していたかも調べることができるようだ。
この項目はChapter2の終盤のネタバレが含まれています。 |
クイーンの最終的な目的は闇の泉を増やし、世界を闇で覆って誰も苦しまない世界を作ることである。光の世界のインターネットがダウンしており、モンスター・ニンゲンたちがゲームやSNS等を楽しめなくなってしまったため、闇の世界を広げて皆を幸せにすることを目指していた。そして、おそらく強いケツイを持つ全てのライトナーが闇の泉を作る力を持っていると推測し、ノエルを始めとするライトナーを捕らえようとしていたのである。
ライトナーの中でもノエルに固執していた理由は詳しく語られないが、車に乗っていたときの場面では、その理由を「ノエルは強いから」としていた。また、ノエルのことを詳しく[検索結果]等から知っているらしいので、その検索結果の内容もノエルにこだわった理由に関係しているのではないかと思われる。
追い詰められたクイーンは、巨大ロボットのギガクイーンに乗って主人公たちに襲い掛かる。しかし、バードリーやスイート・キャップ・ケーキ、ルールノーたちがボコリングマシンを巨大ロボットに改造、それに主人公たちが乗り込んで巨大ロボットvs巨大ロボットのパンチアウト風ゲームで決着をつけることになる。序盤でクイーンと遊んだゲームが実はチュートリアルだったという伏線にもなっている。
死闘の末、ノエルの強い意志の言葉を聞いたことで自分の誤りを認める。さらにラルセイから「咆哮」の話を聞き、その破滅的な内容に「(@0@)」という顔で驚く。実はクイーンも咆哮については全く知らなかった。この結果、世界征服は中止し、全員と和解した。
その後はキャッスルタウンに向かい、ランサーのお世話役になる。離れ離れの場所にいたキングとはなぜか顔見知りなようで、彼女は彼を「[キンキン]」、彼は彼女のことを「クインパ」と呼んでいる。
関連項目
- DELTARUNE
- キング(DELTARUNE)
- ランサー(DELTARUNE)
- ノエル(DELTARUNE)
- バードリー
- iMac
- コメントアウト
- パンチアウト!! - 途中でクイーンが用意するゲームのパロディ元と思われる
脚注
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