クシコス・ポストとは、ヘルマン・ネッケ作曲の曲である。
日本では「クシコスの郵便馬車」などとも呼ばれている。
概要
ドイツ人作曲家のヘルマン・ネッケがピアノ曲として作曲した曲。実はこの邦題はどういった経緯で付けられたか不明。というのも、「Csikos Post」自体が「郵便馬車」を意味しており、馬を使った曲芸のことであるとする説もあるので邦題の「クシコス」とは何のことなのかは解明されていない。
まさかドイツかハンガリーの地名と勘違いした?
日本では運動会のBGMとしてお馴染みであるが、母国ドイツを含め日本以外の国では余り知られておらず、ヘルマン・ネッケ自体も殆ど無名の作曲家であったようだ。そのため、この曲が作曲された年や経緯など、詳細ははっきりと分かっていない。更に、日本では同じく運動感では定番となるクラシックの楽曲「天国と地獄」と混同されたり、そちらと間違えられることもしばしば。
1910年に日本で出版された楽譜「クシコスの郵便」(セノオ音楽出版社刊)にて、宮内省式部職(当時)の山井基清が始めて日本に紹介したとの記述がある。その後、1960年代頃から運動会のBGMとして使用されるようになったようだが、その経緯はよく分かっていない。[1]
元々はピアノ曲ではあるが、吹奏楽用やオーケストラ用にも編曲されている。テレビなどではアクエリアスのCMに起用されたり、リンナイ『乾太くん』CMソングの元ネタとなったり、嘉門達夫による「地獄の運動会」の元ネタにされたりしている。
ゲームのBGMにも採用されており、ファミコン世代には『ヨッシーのクッキー』や『ダウンタウン熱血行進曲』が有名。他にも「豪血寺一族・先祖供養」ではアレンジ+オリジナルのヒドイ(褒め言葉)歌詞の入ったものと「セクシーパロディウス」(曲名:超高速BATH)ではアレンジされた楽曲が採用されており、ニコニコ動画では主にセクシーパロディウスに使われている方の曲を使った音MADが投稿され始めている。
また、初代REFLEC BEATにもアレンジバージョン「クシコス☆ポスト 青春SKAパンク ミックス!」が収録されている。アレンジャーは長らく公表されていなかったが、稼働開始から4年後、Twitterでの本人の発言によりwacであることが判明した。
意外なところでホラーゲームにも採用されており、『GO HOME』ではクリーチャーに見つかった際のBGMとして大音量で流れる。しかも、ご丁寧に違う音色のバージョンが用意されている。
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関連項目
脚注
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