クッパとは、
- マリオシリーズに登場するキャラクター。本項で記述する。
- クッパ(料理) - 韓国料理の一種。1のキャラクター名の由来でもある。(開発者が「クッパが食べたい」と漏らしたのがきっかけ)
- 漫画「砂漠の海賊!キャプテンクッパ」の登場人物。
概要
- マリオシリーズのキャラクター一覧 > クッパ
正式名称は「大魔王クッパ」。ご存知、スーパーマリオシリーズにおける最も有名なマリオのライバル。クッパ軍団(後述)及びカメ一族の総長であり、大魔王、大王、魔王などと自称している。クッパが自称しているこれらの単語からは「昭和~平成初期のRPGによくいる、勇者一行に倒されるラスボス」を思い浮かべる人も多いだろうが、実際に魔法を使う描写が見られることはあまりない。ただし、「強力な魔法が使える」という設定自体はれっきとした事実である(ファミコン時代のマリオシリーズでは「ピーチ姫がクッパの魔法を解く鍵となっていたためにさらわれた」(後述)、「スーパーマリオワールド」では「クッパの魔法でヨッシーを卵に閉じ込めた」、など)。また、「スーパーマリオ64」でキノコ城の一部の扉に封印を施すのにも魔法を使ったものと思われる他、「マリオ達の冒険の舞台となる地域の住民に呪いをかけて手下にする」といった能力もあるものと考えられる。ただし、幼少時(ベビィクッパ)には魔力はなく、魔法は主にカメックが使っていた。
息子のクッパJr.、部下のクッパ7人衆(旧:コクッパ)や多くの敵キャラを集めた「クッパ軍団」を率いてキノコ王国と抗争を繰り広げる。その際にピーチ姫をさらう事が多い(むしろそっちのほうが目的の節がある)。ピーチ姫をさらう理由については『スーパマリオブラザーズ』ではクッパのかけた魔法を解ける唯一の人物だったからというまともな理由だったが、後年になると理由もなく何となくさらうことが殆どで、中にはケーキを焼いてもらうためなどという、よくわからない理由もある。
クッパ軍団の組織は綿密かつ強固。世界征服が可能な程の豊富な資金・軍事力を持っている。マリオ無双で敗れる辺り、一騎討ちなど個々の能力では劣るとみられている。
『スーパーマリオブラザーズ3』ではクッパの子供たち、コクッパ7人衆が登場したが、『スーパーマリオサンシャイン』にてクッパJr.が登場してからは、クッパJr.が息子で、コクッパはクッパの部下達という位置づけとなっている。クッパクラウンというピエロみたいな顔をした飛行船に乗って登場することも多い。
カメを巨大化したような容姿で甲羅にはトゲがついている。巨体を生かした肉弾戦や口から吐く火炎ブレスでマリオを苦しめる。鋭い爪を使った格闘以外にも持ち前の怪力を生かした攻撃も多く、パンチを放つと岩を砕く事もできる。
また、ベビィクッパ時代からの得意技に大ジャンプからのダイビング攻撃(大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおける「クッパドロップ」)があり、上空から体重に物をいわせ相手を押し潰す。作品によっては攻撃の際に、着地点からやはり衝撃波が発生して追撃するというケースもある。そのため、アクション系のゲームでは基本的な戦闘力はマリオよりも高く、クッパを倒すためにはステージのギミックを利用して倒すという場合がほとんどである。
また、それ以上に生命力が異常なまでに強く、マリオ達に何度倒されても後の作品で復活してまた悪さをすることはよく知られている他、一部の作品では溶岩に突き落として完全撃破…と思ったら骨だけの状態(いわゆる「ほねクッパ」)になって復活してなおも襲い掛かってくるものもある。
本編以外では、マリオ達とスポーツに興じる他、RPG作品では味方としてマリオ達と共闘する事も多い。また、作品によって身体の大きさが異なり、マリオと同じくらいのサイズからマリオの何十倍近くあるサイズまで様々。
また、「くぱぁ」という愛称もあり、彼の部下であるミニクッパは「ロリくぱぁ」と呼ばれている。
2012年、ギネス世界記録で「世界一の悪役キャラクター」に認定。“ゲーム史上最も有名なゲームキャラクター”のマリオと合わせて、マリオシリーズが二冠を達成。
性格
スーパーマリオブラザーズ3など台詞が付き始めた時期は「オレさま」だったが、スーパーマリオRPG以降の一人称は「ワガハイ」。
基本的に、豪放にしてワガママだが、スーパーマリオRPGでは裏切った部下を許すなど懐の深い一面もあり、部下たちからは大層慕われているようである。
スーパーマリオRPGでは自分の居城を奪われた事でマリオと初めて共闘。大まかな性格が与えられてからはややツンデレの傾向にあり、スーパーペーパーマリオ、マリオ&ルイージRPG、マリオ&ルイージRPG3!!!など(不本意ながらも)マリオと共闘することも多い。特にマリオ&ルイージRPG3!!!では彼が主役と言っても過言でないほど、活躍の場が与えられているため、クッパファンは必見。
海外名
クッパの英語表記は『Koopa』であるが、海外でKoopaはカメ一族の総称、特にノコノコ(Koopa Troopa)のことを指し、クッパはBowser(バウザー)というニックネームで呼ばれる。
日本版のゲーム作品で(クッパを)「KOOPA」と英語表記されている部分も、海外版では「BOWSER」に書き換えられている。YouTubeなどで日本国外ユーザーから投稿された作品に「Koopa」という名前を見かけたら、それはノコノコのことであるので間違いないように。
これは『Princess Toadstool』や『Yossy』と違い、現在でも統一されていない。
ただし本名はKoopaであり、そのことを明示する場合は「King Koopa」あるいは「King Bowser Koopa」と表記される。
ちなみに、日本版のマリオシリーズ作品において「バウザー」の名が登場するのは、マリオカートWiiに登場するバイクでファンキーバイクWiiのお供「スーパーバウザー」と、マリオカート8でDLC「どうぶつパック」を購入することで追加されるフレーム「バウザートライク」だけである。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
2作目の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にて初登場。初代スマブラの公式サイト「スマブラ拳!!」で行われたアンケート「スマブラ2があるとしたら出て欲しいキャラ」では2位ピーチ姫,3位ワリオに100票以上の差を付けてダントツ1位を獲得。“やっぱりクッパは強かった”というコメントをアンケート実施者に残される。
空中ジャンプや回避で甲羅にこもる、爪でひっかく技が多いなど独自の解釈も多く盛り込まれている。ダッシュは四つん這いになって滑るというよくわからないモーションに。ダメージ・ふっとばし力ともに強力だが、隙も大きいので技の乱用は注意が必要である。シリーズを通して最も体重があるキャラクターとして君臨しているが、体の大きさも相まってコンボ耐性は劣悪。同作ではラスボスの一体としてギガクッパも登場する。
必殺ワザ
ギガクッパも同様のものを使用する。
- 通常必殺ワザ:クッパブレス
クッパの代名詞。前方に炎を吐くファイアフラワー要らずな飛び道具。ボタン押しっぱなしで吐き続けるが、威力が弱くなるので適当なところで切り上げること。シリーズを通して便利な近接飛び道具だが、ネス相手に乱用は厳禁。 - 上必殺ワザ:スピニングシェル
甲羅にこもって回転しながら相手に突撃。『DX』『X』では地上で出すと単発ヒット、空中で出すと連続ヒットになるが『for』以降はどちらも多段ヒット。シリーズを通してクッパの生命線といえるほど高い攻撃性能を持ち、シールドを解除して即スピニングシェルを出す通称「ガーキャンシェル」はシリーズを通して重要テクニック。半面、復帰技としての性能はだいぶ劣悪。 - 上必殺ワザ:クッパドロップ
『スーパーマリオブラザーズ3』の攻撃を完全再現。地上で出すと斜め上に飛び上がり、空中で出すとその場から重いヒップドロップを繰り出す。『X』以降は地上で出すと出がかりで角で相手を軽く浮かし、ヒップドロップに繋げるため扱いやすくなった。シールド破壊性能もなかなかのもの。 - 横必殺ワザ(DX):かみつき
至近距離で出すと相手をつかみ、それより遠い距離で出すと爪による打撃を繰り出す。つかみに成功するとボタン連打で相手をかじる。前入力で真上に軽く浮かし、後ろ入力で後方に放り投げる。すぐ振りほどかれるため、1、2回噛みついてさっさと投げるのが吉。 - 横必殺ワザ(X~):ダイビングプレス
相手をつかみ、回転しながらジャンプし相手をボディプレスで圧し潰すつかみ技。クッパらしからぬアクロバティックな動きが特徴。ふっとばし力はなかなかのもので、『for』以降は着地地点にいる第三者も吹き飛ばせるためタイマン、多人数対戦を問わず非常に有用な技。
3作目の『大乱闘スマッシュブラザーズX』では前作では「ひっかき/かみつき」だった横必殺ワザが相手を掴み大ジャンプして落下しながらのし掛かる「ダイビングプレス」に変更された。さらに最後の切りふだで「ギガクッパ」に変身する。持ち前の怪力ゆえに一度掴まれたらどうやっても振りほどく事ができず、先述の攻撃パターンの応用技として完成しているといったところか。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では直立となり、走り方が前作までのホバー走行から「ダッダッダッ」とアクティブに走るようになった。地味にマリオより速い。また、勝利ファンファーレがマリオ達とは別なアレンジの曲に変更されている。前作から続投した他のキャラ特にクターは前作での曲がそのまま流用されているが、変更されたのはクッパが初である。
直立となったことから多くの技が手足を使ったものに変更され、特に横スマッシュの「メガトンドロップキック」はリーチ、威力共に強烈の一言。半面、ツメや甲羅を使った技やアクションが激減しクッパらしさは薄れたともいえるが。
本作から特殊能力として「ひるみにくい体」を獲得。常時微弱なスーパーアーマー状態となっており、百裂攻撃程度ではひるまない。
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でも一部のワザのモーションが変更された事以外は基本的に前作に準じている。もともと各種行動のスキが大きかったので、ジャンプ踏切等のフレームが全キャラ均一になった恩恵を最も享受している。最後の切りふだは「ギガクッパパンチ」に一新。画面奥から狙いを定めて強烈なパンチをお見舞いする。また、対戦キャラクターとしてのギガクッパもDX以来久々にボスとして登場している。
シリーズにたびたび搭載されているアドベンチャーモードではいずれも扱いが少々特殊になっている。
『DX』のアドベンチャーモードでは最終ステージ「終点」にてプレイヤーを待ち受けるラスボスとして登場。この時、一定条件を満たしているとクッパが4Pカラー(黒)になって登場する。この状態でクッパを撃破すると真のラスボス「ギガクッパ」に変化してプレイヤーに襲い掛かる。
『X』の「亜空の使者」ではマスターハンドの手先となり「亜空軍」の最高幹部として登場。自前のクッパ軍団(クリボー、ノコノコ、パタパタ、ハンマーブロス、キラー、でかクリボー)を率い、多数のファイター相手に悪役ぶりをいかんなく発揮する。最終盤で同じく亜空軍幹部のガノンドロフの裏切りに遭い戦闘不能となるがデデデにより復活させられ、マスターハンドを操っていた真の黒幕の存在を教えられ仲間入りする。無条件でラストバトルに参加する数少ないキャラクターのうちの一体。
『SPECIAL』の「灯火の星」ではダンジョン「溶岩城」のボスとして登場。そのまま相対するかと思いきや、いきなりギガクッパに変身して襲い掛かるボスバトルとなっている。ギガクッパ撃破で正気を取り戻し仲間入りする。通常のファイターバトルが発生しないのはクッパと初期キャラクターのカービィのみ。また、やはりというかなんというか溶岩城にはピーチも捕えられている。真の最終決戦ではクッパの複製が登場し、やはりギガクッパに変身してくる。
ドット
お絵カキコ
関連動画
プレイ動画
スマブラ
描いてみた
募集中
テーマ
関連マイリスト
商品検索
関連静画
関連コミュニティ
ピコカキコ
関連項目
- マリオシリーズのキャラクター一覧
- マリオシリーズの関連項目一覧
- マリオ
- ピーチ姫
- クッパJr.
- クッパ7人衆(旧:コクッパ)
- ギガクッパ
- 骨クッパ
- クッパ???
- クッパ城
- 城クッパ
- クッパの国 クッパ城
- クッパ姫
- くぱぁ
- ツンデレ
- みんなのトラウマ
- クッパ(料理)
親記事
子記事
兄弟記事
- アイクン
- カメック
- ガボン
- キラー
- クッパ7人衆
- クッパJr.
- クリボー
- ゲッソー
- サンボ(マリオ)
- ジュゲム
- チョロプー
- テレサ(マリオ)
- トゲゾー
- ノコノコ
- ハンマーブロス
- バサバサ
- パックンフラワー
- ブンブン(マリオ)
- プクプク(マリオ)
- ヘイホー
- ボム兵
- メット
- ワンワン(マリオ)
▶もっと見る
- 21
- 0pt