クッパJr.とは、マリオシリーズに登場するキャラクターである。
概要
『スーパーマリオサンシャイン』で初登場したクッパの息子。小柄な体型をしており、牙むき出しの口が描かれたよだれかけをかけている。
初出の『スーパーマリオサンシャイン』では、さっそく悪事を働く。オリマー博士からマジックブラシを貰い、マリオそっくりのニセマリオに変身。ドルピック島をドロドロに汚しまわり、マリオにその濡れ衣を着せるというえげつない知能を見せ付けた。クッパJr.の目論見通りマリオは投獄されたが、清掃の名目で仮釈放。キレイに掃除された挙句、シャインも回収されるなど不利な状況に立たされる。そこでクッパJr.は方針を変更し、ピーチ姫をさらってしまった。ラストバトルでは温泉につかりながら父クッパともどもマリオに挑むが、浴場を破壊されて転落。ピーチ姫も奪還されて敗北に終わった。
その後は『Newスーパーマリオブラザーズ』や『スーパーマリオギャラクシー』などシリーズを重ねる毎に活躍の場を増やし、近年ではマリオカートシリーズなどのパーティゲームでも顔を出すことが多く、マリオファミリーの一員として定着しつつある。
もともとクッパの息子という設定だったコクッパの立場を奪った張本人。近年では、コクッパはクッパの息子という設定がなかったことにされており、クッパの部下という立ち位置に変更された。
マリオパーティシリーズによく登場していたミニクッパもクッパJr.の登場により危うい立場となり、『マリオパーティ9』ではミニクッパを差し置いて登場することになった。
マリオテニスシリーズでの活躍
マリオテニスシリーズでは『マリオテニスGC』で初登場。シリーズ毎に性能は異なるが、主にトリッキーやディフェンスタイプのキャラクターに分類されている。
その中でも『マリオテニス エース』では最強のキャラクターとして対戦界を大暴れし、プレイヤーの間で語り草となっている。
鈍足である弱点を差し引いても、その圧倒的な守備範囲(他キャラの約2倍)はバランスブレイカーであることは疑いなく、テクニカルショットであらゆるボールを拾いまくり、エナジーゲージが溜まる速度も極めて速い。実質、スペシャルショットも打ち放題である。
早い話、クッパjr.に勝つにはこちらもクッパjr.(もしくはワルイージ)で挑むしか方法がなく、オンライン環境はプレイヤーキャラがクッパjr.で埋め尽くされる有様であった。無論、公式がこの事態を静観することはなく、アップデートによりクッパjr.は大幅な下方修正を受け弱体化。現在はまともな性能に落ち着いている。
スマブラシリーズでの活躍
『大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS / Wii U』においては、3DS版のみ隠しキャラクター、Wii U版では初期キャラクターとして参戦。近年の作品でよく見かけるクッパクラウン(ちびクラウン)に搭乗しながら戦う。全員参戦が謳い文句の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でもファイターとして続投している。
クラウンに内蔵されたギミック (パンチンググローブ、ドリルなど)を駆使し、必殺ワザにはメカクッパを投げたり、クラウンから緊急脱出する上必殺技など、全体的にトリッキーかつ癖のある技が多い。
最後の切りふだはスーパーマリオサンシャインで登場したニセマリオに変身、画面に大きな×のマークを描く。視界が遮られるのはもちろん、他のプレイヤーがマークに触るとダメージを受ける。
クッパJr.の色換えはなんとコクッパの七人にチェンジできる。しかもそれぞれ声も違うという芸の細かさである。最後の切りふだでは全員ニセマリオに変身するけど気にするな!
類縁
- ベビィクッパ
子供時代のクッパ。主にヨッシーアイランドシリーズで登場する。 - コクッパ(現:クッパ7人衆)
クッパの息子(部下)たち。7人いる。詳しくは個別記事を参照。 - ミニクッパ
マリオパーティシリーズで登場するクッパの分身。主にクッパのサポートを行うが、プレイヤーキャラとして参戦している作品もある。クッパのアバター的存在であり、キャラクターとしての設定はほとんどない。
関連動画
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関連項目
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%AF%E3%83%83%E3%83%91jr.