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クラスターガンダム（F90Ⅲ,F90ⅢY、F90サード）とは、模型と雑誌の連動企画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 IN U.C.0123』の漫画版第二章・クラスターガンダム編の主役機である。
概要
| CLUSTER GUNDAM クラスター・ガンダム |
|
|---|---|
| 型番 | F90ⅢY |
| 頭頂高 | 15.0m |
| 重量 | 9.7t / 26.5t(全備) |
| 出力 | 4,550kw |
| 推力 | 120,760kg |
| 搭乗者 | ウォルフ・ライル |
| 備考 | バイオ・コンピューター |
| 兵装 | バルカン砲×2 |
| ビーム・バルカン×2 | |
| ビーム・ライフル | |
| ビーム・サーベル×2 | |
| メガ・ビーム・バズーカ | |
| ビーム・シールド | |
ガンダムF90の3号機がYタイプのミッションパックに換装した状態。ガンダムF91と並行して開発されていた次世代主力モビルスーツの試作機である。
F90のミッションパックはA～Zまで26種類が存在するが、中でもX・Y・Zは新造のF90Ⅲ説があり、設計レベルで異なることが示唆されているため、ミッションパックとしては”例外”扱いとなっている。
「コア・ブロック・システム（コア・ファイター）」を導入しているのが特徴で、F91時点では最速のFシリーズとの呼び声が高く、クラスターガンダムのコンセプトが速度を引き出すコア・ファイターに集約されていると言っても過言ではない。
本機を知る人物は「いつの日かコア・ファイターそのものがガンダムと呼ばれる日が来るかもしれんな」とコア・ブロック・システムの未来に期待を寄せていた。
一説にコア・ファイターの採用はアナハイム社が原因の一つとも言われ、アナハイム社の技術盗用計画である「シルエットフォーミュラプロジェクト」に頭を悩ませた結果、情報漏洩を防ぐためにデータ管理と管制中枢の役割をコア・ファイターに持たせた(後にガンダムF90・2号機の強奪及び敵勢力による解析や改修、インジェクションポッドの戦闘宙域での危険性も採用の要因として挙げられている)。
Y型は先述した通り本体の設計レベルで刷新された状態で、F90から継承したハードポイントを介さない「素」の状態のため、F90用ミッションパックの装着も可能（構造的に装備出来ないパックもある）。
ベース機である「3号機」の詳細は長らく不明だったが、後に漫画『F90FF』にて登場し活躍の場をもらうことになった。
───U.C.0123.3
カロッゾ・ロナの死後から24時間後、連邦軍のウォルフ・ライル少尉はサナリィの要請を受けてフロンティアⅠに残されたコア・ブースター及び機密データの回収に向かう。途中でクロスボーン・バンガードと遭遇し、追撃されるも脱出に成功。フロンティアⅠ付近の宇宙空間の指定ポイントに用意された新型MS「クラスターガンダム」と合体し、敵を撃破した。
機構
- コア・ファイター/コア・ブースター
- フォーミュラプロジェクト以降のMSサイズに合わせてコンパクトに纏められた、本機の中核となる小型戦闘機。胴体部に収納され、ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式（水平式）で挿し込まれる。増速パック（クラスターガンダムのメインスラスター）を装備することによってコア・ブースターとなる。
- F97「クロスボーン・ガンダム」は本機のコア・ブロック・システムを参考に開発された。
- バイオ・コンピューター
- 並行して開発されたF91と同じくバイオ・コンピューターと強制冷却システム（クラスターガンダムでは胸部と腹部の冷却用ラジエーターが該当）を搭載している模様。F91ではバイオ・コンピューターはMCA構造（Multiple Construction Armor）で複雑化が予想されたインターフェイス、それらの制御サポート用に搭載される。セーフティ或はコントロール装置の役割も有る。
- ウォルフは腕利きのため即座に最大稼働状態へ移行したが、そこで本機がいわゆる金属剥離現象（MEPE、質量を持った残像）を起こす事が判明したが、MEPEはMCA構造の副産物という設定もあるため、クラスターもMCA構造かそれに近い何かを採用している可能性もある。
- メガ・ビーム・バズーカ
- クラスターガンダムの装備の中では最大火力。バズーカに似た形状の携行兵装で、同系統の兵装が宇宙戦国時代にも活躍する。クラスターの名前も高威力のビーム集束から命名された。
- 両腰部のハードポイントに装備し、ヴェスバーのように扱うこともでき、エネルギー経路に繋いでいる為か腰部保持状態では威力が向上する。一説にF91の携行兵装と同等以上の威力とも。その威力故にクロスボーン・バンガードは同機をF91と誤認している。
F90Y改 プロトタイプ トップ・ファイター
模型情報Vol.169(1993年8月号)の大河原邦男のイラストが初出。「試製トップ・ファイター」とも。
ベスパ系もしくはリガ・ミリティア系に繋がるかもしれない機体で、上半身自体が頭部を埋め込んだコア・ファイターに変更されており、コア・ファイター自体がガンダムであるVガンダムに酷似した構造となっている。F90Y改はVガンダムに近いが、大河原的にはガンイージも意識している模様(これは元のクラスターのこともしれないが)
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関連項目
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