クラリスとは、PS4用ゲーム『新サクラ大戦』に登場するキャラクターである。
キャラクターデザインは久保帯人が担当。
ゲーム及びテレビアニメの声優は早見沙織。舞台版では沖なつ芽が演じる。
概要
誕生日 | 2月1日 |
年齢 | 16歳 |
出身地 | ルクセンブルク |
身長・体重 | 162cm42kg |
スリーサイズ | 83・56・82 |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | AB型 |
好きなもの | 文学、本屋巡り |
嫌いなもの | 騒がしいところ 綺麗事、ご都合主義 |
趣味 | 読書、文筆 |
攻略対象となるヒロインの1人。本名はクラリッサ・スノーフレイク。「帝国華撃団・花組」隊員。
本を読むのが好きな、知的で可憐な文学少女。本を通して色々なことを日々学んでおり、好奇心旺盛。読書中の集中力は凄まじく、周りが声をかけたり何をしても返事をせず、騒いでも一切気付かないほど。ルクセンブルク貴族の出身であり、スノーフレイク家に伝わる本を使った魔術「重魔導」の継承者で、強大な力を発揮できる。もっとも、本人は一族に伝わる力を破壊しかできないものと忌み嫌っている。本を読むだけでなく、自ら執筆することにも興味を持っており、いつかは自分も素敵な物語を書いてみたいと願っている。
金色のロングヘアで左側の先の部分だけ三つ編みにしている。白のブラウスの上に緑色のジャケットを着用し、緑と白のチェック柄のプリーツスカートといういかにもお嬢様といった出で立ち。武器である魔導書を鞄に入れており、危険な魔導書は鎖を用いて鞄に繋いでいる。
育ちの良さもあり、周囲に敬語で話し、一見おっとりとしたキャラクターに見えるが、実は毒舌家という一面もあり、プレイヤーの選択次第ではけちょんけちょんに言われてしまうことも。中でもエッチなことには人一倍厳しく、スケベな選択などをしようものなら、「地獄に落ちてください」と冷淡に罵倒されるだけでなく、意外な攻撃性をも見せる。
ちなみに、他人には言えない中二病的な妄想を秘密のノートに書き記しており、しかもそれを何故か帝劇のあらゆる場所に置きっぱなしにしている。他にも思いのままに書き綴ったポエムを一度は破り捨てたものの、処分方法が甘くそのまま全て中庭に撒き散らしてしまっていたため、偶然それを見つけた神山に解読されたうえ一言一句音読されてしまったこともある(ちなみに、神山本人はそれがクラリスのものと全く気付いていなかった)。ゲームを進めると、停留所前の本屋「押問堂」の傍にいる赤い着物の女性から「最近注目している、この本屋でしか本を売らない幻の作家」について話を聞く機会があるが、そのペンネームと作品の内容はどうも聞き覚えがあるもので……?
東雲初穂と共に新生帝国華撃団・花組の初期メンバー。それ故、すっかりと落ちぶれてしまった花組の現状に悲観的な見解を示しているうえ、何をやってもムダだという諦めモードに入り、今の花組を「落ちこぼれの集団」と述べるなど、物語の序盤はネガティブな発言が目立つ。しかし物語が進むにつれ、花組の公演作品「ダナンの愛」で初脚本を手掛けたことをきっかけに、自身が持つ「創造の力」に気付き、花組公演の脚本家を兼任するようになる。忌み嫌っていた「破壊の力」に関しても「力はその使い方次第。私は皆を守るために、この破壊の力を使う!」との強い信念をもって受け入れるようになった。
アクション紹介
バトルパートでは、深碧にカラーリングされた専用の「霊子戦闘機・無限(クラリス機)」に搭乗して戦う。背面に背負った魔導書が特徴的。重魔導によって繰り出される遠距離攻撃を得意としている。
魔導弾を飛ばす弱攻撃は近くの敵を自動ロックしてくれるため遠距離からの殲滅力が非常に高い。強攻撃は弱連派生のレーザー、強単発での竜巻3つ、ダッシュ強の竜巻、そして空中強の雷連打で攻撃範囲と射程に優れる。ただし強単発と空中強は目の前に判定がなく、強攻撃が全般的に発生が遅いため近距離戦は苦手。特に弾を飛ばしてくる敵だと長いモーションのスキを付かれて手痛い攻撃を貰ってしまう。味方が前線に張り付いていればこそ本領を発揮できる典型的な後衛タイプ。ボス戦はまず味方が張り付きこちらにロックが向いてないことを確認してから攻撃にうつること。その性質上、どうしても隙のできにくいボスを相手にする時は、神山機に交代することも選択肢に入れておこう。
必殺技は、敵をロックオンしてから重魔導の魔弾を無数に浴びせる「アルビトル・ダンフェール」。使用時の口上は「Grace de Diable!(悪魔の恵み)」。
最大15体の敵を同時にロックオン可能で、敵が多数存在するときは攻撃がそれぞれに拡散し、逆に少ないときにはその分収束するという性質を持つ。具体的に言うと、攻撃範囲内にいる複数の敵(上限15体)にロックオンしてから発動した場合、1体あたりに与えるダメージの総量は少なくなるが、それら全てに攻撃できる。逆に敵が1体しかいないときに発動するとその1体に全ての攻撃が命中し、一気に大ダメージを与えることが可能。前者を利用して、一部のボスが展開する小型機を手早く一掃し、反撃に転じるのも有効な戦法だ。また後者にしても、魔弾は極めて高い精度で対象を自動追尾するため、素早い敵が相手でも問題なくダメージを与えられる。それらの性質が相まって、ボス戦で発動すると一気に体力を削る有効打にもなる。なお一部のボスや、狂骨などのように体が複数パーツで構成されている大型の敵を相手にするときは、1体のみをロックオンしてもその標的が複数箇所に分かれてしまう。そういった敵にダメージを集中させたい場合には、事前に他の攻撃対象を掃討してしまうか、狙う敵のみを視点に入れた状態でロックオンし、それを確認したうえで必殺技を発動すること(後者は同時に複数出現するボスに対しても有効な戦法)。
合体攻撃は、「月がきれいだね・・・・・・」。図書室で本を取ろうとして神山と手と手が触れ、2人とも顔を赤らめるというさくら同様にベタな恋愛ものの出会いがあり、そこから甘い読書の時間が訪れるという文学少女ならではの演出が施される。
テレビアニメ版での活躍
ゲームの第二話以降と同じく、帝国歌劇団・花組の公演演目の脚本を担当している。時にはリハーサル終了後の空き時間なども利用して積極的に書き進めている模様。
帝劇最大の危機が訪れることを懸念し、クラーラの謎と秘密を探ろうとするあざみに協力を申し出、共に尾行を開始する。ただし、本音は脚本のいいネタになりそうだから。その際、成り行きで協力を申し出た司馬がこぼした「兵学校時代の神山との馴れ初め話」に何故かやたら食いつき、しかもよりによってそのタイミングが尾行の途中だったため、一時はあざみから窘められている。しかし、あざみの尾行がさくらにバレてしまったときには機転を利かせて見事にその場を乗り切り、一転彼女から尊敬の念を抱かれることに。
その後も二人でクラーラの尾行を続ける途中、彼女が降魔と鉢合わせた場面に遭遇。クラーラを保護してからあざみと共に反撃に転じるが、クラリスの重魔道には相手が並の残存降魔程度であれば生身で放ったとしても重傷を負わせるほどの威力があるにもかかわらず、この時現れた降魔には何故かそれが一切通用せずに困惑する。しかし、協力を申し出たクラーラと共に再度重魔導による攻撃を仕掛けると、それまでとは比べ物にならないほどの力が発現。無事降魔の撃退に成功した。
また、重魔導を「守るための力」として使うことを決意して以降、その応用を重ねたうえで活用している様子も見受けられる。魔方陣を展開し、自ら身を挺して高所から落下するあざみとクラーラを受け止めるためのクッション役を担ったり、無限に搭乗しての戦闘時には巨大な魔方陣をシールドに用いて敵の強烈な攻撃を一身に受け止めてみせた。そして、これがとある重要な役割を担うこととなる。
神山が欧州から一時帰国した際に振舞った料理は、彼女の母国ルクセンブルクの国民食「ジュッド・マット・ガーデボウネン(Judd mat Gaardebounen/豚肉肩ロースのソラマメ添え)」と、ムール貝のワイン蒸し。神山は「豚肉とムール貝」という意外な組み合わせに驚きつつも、食べる前から笑顔で「美味しそうだ」と称賛していた。
キャラクターソング
関連動画
関連項目
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