クラーラとは、テレビアニメ『新サクラ大戦 the Animation』に登場するキャラクターである。
CV:和多田美咲
キャラクターデザイン:Mika Pikazo
概要
莫斯科華撃団隊員。フルネームは、クラーラ・M・ルシュコヴァ。
テレビアニメ版オリジナルキャラクターであり、ヒロイン。
世界華撃団大戦後、謎の事故によって壊滅した莫斯科華撃団唯一の生き残り。詳しいプロフィールは謎に包まれており、本人も事故のショックで以前の記憶を無くしている。見た目の年齢は10歳前後の少女。
なぜか、降魔に狙われており、連れされかけたところを神山誠十郎によって保護されている。「クラーラには家族が必要」と考えた神山の提案により帝国華撃団・花組の見習い隊員として転属することになる。だが、彼女を狙ってしばらく姿を現さなかったはずの降魔が帝都に出現したり、謎の黒マントの怪人が拉致しようとしたり、今度はカミンスキーを新たなる隊長とする壊滅したはずの莫斯科華撃団が現れ、クラーラの引き戻しを要求する。行く先々で狙われるような事態に本人は「私は不幸を呼び込む」「私はここに居てはいけないんです」という意味深な発言をしている。
性格はおとなしくて、内気。人見知りも激しいようで最初は花組の隊員たちに対しても脅えている様子だった。それでも、隊長代理の天宮さくらに懐くようになり、他の隊員とも徐々に打ち解けていき、次第に笑顔を見せることが多くなっている。また、神山にはやたら心を開いている様子で、神山が一時帰国したときはいきなり抱き着くという行動に出ている。歌は苦手と言っているが、初めて見た帝国歌劇団・花組の舞台に感銘を受けたようで、自分が舞台に立つ姿を想像(しかもセンターに立っていた)するなど興味は持っている。
左目が赤く光り枯れていた桜の木に花を咲かせたり、クラリスの霊力を大幅に増幅させるなどの不思議な力を持っている。家族となったクラーラを守ること、そしてクラーラの秘められた謎がTVアニメシリーズの物語の柱となっている。
ここから先はアニメの重大なネタバレ成分を含んでいます。 未見の方はご注意ください。 |
新生・莫斯科華撃団に所属するレイラは実の姉。その正体はロシアで降魔の研究をしていた科学者であるナターリャ・ルシュコヴァがある上級降魔から採取したM細胞という細胞を利用して人間と降魔を掛け合わせて作り出した「ナディエージダ(降魔人間)」。産まれてくる子供たちが懸け橋となり、人と降魔が共に平和に暮らせる日がきっと来るのだと信じ、幾度の失敗を繰り返して産まれたのがレイラとクラーラの姉妹だった。
降魔としての力を発動させると、姉のレイラが黒い翼を持つのに対し、クラーラは白い翼を持つ。その力は姉のものを大きく上回る降魔人間の成功例と言えるものだった。カミンスキーは、今の世界を破壊して新世界を作るという野望を実現させるためにクラーラの持つ強大な力を手にしようとしていた。
その後記憶を取り戻すものの、カミンスキーの手に落ちてしまい、さらに姉のレイラが自らを庇って目の前で倒れた姿を見て暴走状態になりかける。しかし、さくらの必死の説得もあって正気に戻り、さくらたちの元へ帰ることになる。最終決戦では、桜武の姉妹機である「天神」に乗って花組の一員として戦うことを決意し、さくらと共に桜武と天神の合体を成功させゴーレム化したカミンスキーを打ち倒す。
関連項目
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