Crypt of the NecroDancerは、Brace Yourself Gamesが製作したローグライクのリズムゲームである。
概要
steamで配信されている、ローグライクとリズムゲームの二つの特徴を併せ持ったゲーム。2014年7月30日より早期アクセスゲームとして配信を開始し、2015年4月23日(時差のため日本では4月24日)に完全版がリリース。2015年10月4日のアップデートで公式に日本語対応された。日本円にして1480円で購入が可能。
また、BGMサウンドトラック集がゲームのDLCとして配信されているほか、iTunes Store等の楽曲配信サービスで購入することもできる。
さらに、スパイク・チュンソフトが販売元となりPS4版とPSVita版が日本国内で2016年1月18日に発売すると発表した。ダウンロード専用で,価格は1800円(税別)。CEROレーティングはB(12歳以上対象)となっている。PS4/Vita版では同販売元で販売されている「ダンガンロンパ」「風来のシレン」「喧嘩番長」シリーズより全11キャラのスキンでケイデンスをプレイすることができ、また「ダンガンロンパシリーズ」から全17曲が収録されることが決定している。なお本作はクロスバイ対応となっているので片方のプラットフォームでソフトを購入すればPS4/PS Vita版の両機種でプレイ可能。
2018年2月1日にはニンテンドースイッチ版も発売。
特徴
上記記載通り、自分⇒敵⇒自分のターン勢のゲームジャンル『ローグライク』と音楽に合わせてリズムを刻みながら遊ぶ『リズムゲーム』の特徴を併せ持ったゲームで、「1ターンが1ビート」とななって音楽に合わせて進むことになる。音楽は通常のBGMのほか、使用キャラクターによっては専用のリミックスBGMが用意されている。また、自分の持っているMP3ファイルをBGMにして遊ぶことも可能(曲名を半角英数にする必要がある)。
なお、画面下にある(奪われた主人公の)心臓がリズムをきざんでおり、心臓の左右にあるボーダーが赤になり、曲が終わりを迎えると強制的に次階へ移動させられる。
プレイヤーは武器やアイテムなどをダンジョン内で拾うことが可能で、アイテムや武器を駆使して先に進み、最下層に待ち構える様々なボスを倒すことでクリアとなる。
勿論、プレイヤーと敵対する相手にはそれぞれ特徴があり、2ターンに一度動くものや一定のターン動きを止めてくるなどその特徴は様々。
主人公はCadence以外にも9人のキャラクターから選ぶことが可能で、彼らもまたそれぞれ特徴を持ち合わせている。
ダンジョン内には敵以外にもプレイヤーにアイテムを売ってくれる店が存在する。
また、牢屋に捕らわれているNPCが存在し、彼らを救出することでダンジョン外(ロビー)で様々な部屋が開放され、ダンジョン内で手に入れた宝石と交換で強化やアイテムの開放などができるようになる。
序盤はNPCを開放しつつ、ノーマルモードとして用意された4つのゾーンをひとつずつクリアしていくことになる。また、ノーマルモードをすべてクリアした人向けにゾーン1からゾーン4まですべてのゾーンをぶっ通しで進むオールゾーンモードがある(クリアしなくてもチャレンジすることは可能)。以前はHARDCORE MODEという名前だったことから通称ハードコアモードとも呼ばれている。
オールゾーンモードと同様のルールで日替わりでプレイヤーが同じ構成のダンジョンに挑戦しランキングを競うデイリーチャレンジや死なずに周回できた回数を記録するデスレスモードなどの特殊なモードもある。
また、特殊な遊び方として2人で同時にオールゾーンモードにチャレンジできるマルチプレイ(ローカルのみ)があったり、DDRコントローラのようなダンスパッドを使用して遊ぶためのゲームモードも備わっている。
キャラクター
特徴の異なる9人と1匹のキャラクターがプレイヤーキャラとして使用可能。初めはケイデンスとバードしか使えないが、プレイを進めるごとに使用キャラクターが開放される。
- ケイデンス(Cadence) ・・・ 主人公。基本となるキャラで、様々な武器や防具、アイテムを使いこなす。
- バード(Bard) ・・・ BGMのビートに囚われず行動することができる。ハゲ。
- イーライ(Eli) ・・・ ケイデンスの父方の伯父。一切の武器が使えない代わりにボムを無限に使える。また、置いたボムを3マス先に蹴り飛ばすことができる。
- ドーヴ(Dove) ・・・ 自身で一切のダメージを与えられない代わりに固有武器のフラワーで敵を混乱させることができ、敵をひたすら避けながら進む。頭に載っているのは帽子ではなくハト。
- モンク(Monk) ・・・ 地面に落ちたコインを拾うと即死する。コインで道を塞がないように立ち回るテクニックを要求される。
- ドリアン(Dorian) ・・・ ケイデンスの父。初めからある程度装備が揃っているものの、2マス先に跳ねるブーツが固定装備となっていて移動に一癖あるキャラ。
- メロディ(Melody) ・・・ ケイデンスの母。範囲攻撃ができるゴールドリュートを固定装備に持つ。
- アリア(Aria) ・・・ ケイデンスの母方の祖母。ライフが0.5から増えない(=一度でもダメージを受けると即死)、武器はダガーしか装備できない、立ち止まるなどのビートを外す行為でも即死するという高難易度のキャラ。
- ボルト(Bolt) ・・・ 初めから射程が2のスピアを持つが、ビートが常に倍速という高難易度キャラ。実は女性
- コーダ(Coda) ・・・ 他9キャラのオールゾーンモードを通しでクリアするオールキャラモードを完走するとアンロックされる、モンク(コインを拾うと即死)とアリア(とにかくミスすると死)とボルト(ビートが倍速)の特徴を併せ持つ超鬼畜キャラ。
このうちケイデンス、メロディ、アリアにはストーリーが用意されており、各ゾーンをクリア後にムービーが流れるほか専用のボスが存在する。
アイテム(一部)
武器
- ダガー(Dagger) ・・・ 前方1マスにのみ攻撃ができるリーチが短い武器。プレイ開始時に所持している武器でもある。投げて攻撃することが可能。
- ブロードソード(Broadsword) ・・・ 前方3方向に攻撃が可能な広範囲武器。3マス全てに対し攻撃判定があり、複数の敵にダメージを与えることができる。
- ロングソード(Longsword) ・・・ プレイヤーの進行方向2マス分に攻撃が可能な広範囲武器。2マス全てに対し攻撃判定があり、複数の敵に同時にダメージを与えることができる。
- スピア(Spear) ・・・ プレイヤーの進行方向2マスの範囲にいる敵単体に攻撃ができるリーチの長い武器。ただし、ロングソードと異なり範囲内に2体いても1体にしかダメージを与えることができない。投げて攻撃することが可能。
- レイピア(Rapier) ・・・ 前方2マスに攻撃が可能な広範囲武器。スピアと同様に範囲内に2体いても1体にしかダメージを与えることができないが、1マス離れた敵への攻撃時は攻撃力が2倍になり、1マス前進しながら攻撃できる。
- ウィップ(Whip) ・・・ 前方5方向の範囲にいる敵単体に攻撃ができる武器。
- ボウ(Bow) ・・・ プレイヤーの進行方向3マスの範囲にいる敵単体に攻撃ができるリーチの長い武器。
- クロスボウ(Crossbow) ・・・プレイヤーの進行方向4マスの範囲にいる敵単体に攻撃ができるリーチの長い武器。ただし、3発撃つと、矢のリロードが必要になり、リロードされていない状態だとダガーと同じ前方1マスの範囲にしか攻撃することができない。
- ガラスのかけら(Glass Shard) ・・・ 前方1マスにのみ攻撃ができるリーチが短い武器。通常の落ちアイテムとは異なり、ガラス素材の武器を装備した状態で攻撃を受けた時のみこの破片が足元に落ちアイテムとして現れる(装備していたガラス武器は失われるので装備が無い状態になる)。シャベルの場合もガラスの破片が落下するが、その場合は武器ではなく掘削アイテムになる。
武器には上記の武器の種類以外にチタン製の武器や黒曜石製の武器などが存在し、回復する効果や多くダメージを与える効果などの特殊な効力を持っている。
その他
- シャベル(Shovel) ・・・ 壁を掘ることができる道具。武器同様、チタンのシャベルなども存在する。また、シャベル以外にも掘る道具が存在する。
- アーマー(Armour) ・・・ 主人公の防御力を上げることのできる防具。なお、ダメージは0.5ハート以下にはならない。
- トーチ(Torch) ・・・ ダンジョン攻略時の視界を広げるアイテム。トーチにもいくつかの種類が存在する。
- ゆびわ(Ring) ・・・ 様々な効果を持った装飾品。防御や再生など効果は様々。
まさかのコラボレーション
2019年6月14日、ゼルダの伝説とまさかまさかのコラボレーションタイトル
「ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説」が配信開始。
こちらではある事件の影響でケイデンスがハイラルに召喚されてしまうところから物語が始まり、
リンク・ゼルダ・ケイデンスの三人でハイラルを救う作品となっている。
関連動画
※完全版リリース前に投稿された動画もあり、現在の仕様と異なる場合があります。
実況プレイ(ゆっくり、VOICELOIDを含む)
カスタムミュージックを使用したプレイ
ローカルCo-opプレイ
DDRコントローラーを使用したプレイ
関連商品
関連リンク
関連項目
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