クリント・イーストウッドとは、アメリカの俳優、映画監督、政治家である。
出生地はアメリカ合衆国カリフォルニア州、サンフランシスコ。生年月日は1930年5月31日。
概要
俳優として
1959年放送のテレビドラマ『ローハイド』のロディ役で出演。それまではB級映画で脇役しか出演出来ないという苦労を送っていたが、このドラマの出演を契機に自身の知名度と人気を広めた。
1960年代にはセルジオ・レオーネ監督の招待で、『荒野の用心棒』(黒澤明監督の映画『用心棒』のリメイク作品)をはじめ、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』で3作品同一の主人公を担当。これらの映画でイーストウッドはTV俳優から映画俳優として評価される。
また1971年公開のアメリカ映画『ダーティハリー』にて型破りの刑事ハリー・キャラハンを演じ、アクション・スターの地位を不動にした。
2008年の『グラン・トリノ』を持って俳優引退を宣言するも、後日のインタビューで「演じたい役があれば(俳優に)戻ってくるかもしれない」と引退撤回を仄めかし、その言葉通り2012年の『人生の特等席』にて4年ぶりの出演となった。
監督として
1968年に映画制作会社マルパソプロダクションを設立。自身初の監督作品『恐怖のメロディ』をはじめ『荒野のストレンジャー』や『アウトロー』を立て続けに発表。三作品とも監督も兼ねて主演を務めてる。
1992年の『許されざる者』ではアカデミー賞の監督賞、作品賞、そしてゴールデングローブ賞の監督賞を受賞した。
2004年の『ミリオンダラー・ベイビー』でも2度目のアカデミーの作品賞と監督賞のダブル受賞を果たしている。
2014年の『アメリカン・スナイパー』では監督作として史上最大のヒット作となった。この作品は『プライベート・ライアン』を超えてアメリカで公開された戦争映画史上最高の興行収入額となる[1]。
2016年に実話を基にした「ハドソン川の奇跡」を監督・製作した。
政治家として
政治活動への参加も積極的であり、現在はカリフォルニア州公認の共和党員である。リバタリアニズムを主張しており、朝鮮戦争・ベトナム戦争・テロとの戦い・イラク戦争などの外征戦争に反対している。
(因みに自身も俳優になる以前に朝鮮戦争で軍隊生活を経験したことがある。)
1996年にはカルフォルニア州カーメル市の市長に当選。1期のみではあるが市長の職を勤め上げた。
映画撮影における表現の自由を尊重する立場から、ポリティカル・コレクトネスに対して強く批判的であり、男性誌『エスクァイア』のインタビューにおいて、ポリティカル・コレクトネスに異議を唱えるコメントを残している。
同インタビューではドナルド・トランプ大統領に関しては、その過激発言に対して「時として褒められたことではない」とする一方で「自分の気持ちを正直に言っているだけ」と評価しており、 彼の発言に対するメディアの過剰反応と批判を煽る報道に対し批判的な立場をとっている。
日本語吹き替え
イーストウッドの日本語吹き替えの大半は山田康雄が担当しており、イーストウッド来日時には本人からフィックスとして公認されていた程であるという。
1995年に山田が亡くなり、それ以降の作品では色々な俳優が引き継いでる。
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関連項目
脚注
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