クリームシチュー(和製英語: cream stew)とは、日本料理の洋食を代表するシチューの一種である。
概要
牛の生乳や生クリームで延ばしたルー(あるいはこれを裏漉ししたホワイトソース)をベースにした白いシチューで、ホワイトシチュー(和英: white stew)とも呼ばれる。具材はシチューの定番である肉(特に鶏肉が多い)・人参・ジャガイモ・玉葱・マッシュルームの他、彩りのいいブロッコリーやグリーンピース等を加えたり、肉の代わりにホタテを入れてクラムチャウダー風にすることもある。
大正時代に家庭向けの西洋料理として紹介され、太平洋戦争後に栄養価を高めるために脱脂粉乳を入れたシチューが「白シチュー」として学校給食に供されたことでよく知られるようになり、更に大手食品メーカーがクリームシチューミックスを売り出したことで一般家庭にも爆発的に普及した。今では単に「シチュー」と言えばビーフシチューかこのクリームシチューを指すくらいの家庭料理の定番であり、それ故のレシピの多彩さとも言えるだろう。
牛乳を使用したシチューは各国にあるが、クリームシチューはそうしたシチューを参考にしつつも、日本らしく汁もの兼ご飯のおかずとして成立するように、ルーでとろみが付けられ味付けも強めになっている。また、シチューをご飯に掛けるか否か、という点でしばしば議論になることもあり(参考: “ご飯にシチュー”論争再点火、かける派否定の有吉&マツコに反発も。 - ニコニコニュース)、往々にしてビーフシチューに比べて「掛ける派」に対する「掛けない派」の反発や抵抗が強い傾向にあるが、双方がいくら理由を並べ立てたところで所詮は好みの問題と云える。
ragoût blanc japonais au nattō fouetté
ともあれクリームシチューは日本で独自の発展を遂げた、立派な日本料理(洋食)なのである。
つまり、伝統的な日本のおかずである納豆が合わないはずがない。納豆はしっかりと糸を引くまでかき混ぜるのがポイントである。こーれ、ニッポンのージョーシキー!(え
関連動画
※クリームシチューそのものに関する動画は「シチュー」の項目を参照して下さい。
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