クレベリンとは、大幸薬品が出している雑貨である。
概要
二酸化塩素(ClO2)を主成分とする、殺菌、抗ウイルスの効果があると「されている」製品である。名前は「clever」と「clean」からの造語であり、商標登録もされている。
スプレー型や置くタイプ、ネームプレートなどに付ける持ち歩けるタイプなどがあり、特に2019年から始まった新型コロナウイルス騒動後に注目され、これを部屋に置いたり持ち歩いたりする人も見られた。
とはいえ、医薬品や医療器具ではなく雑貨扱いに法律上なっているため、薬機法に基づいた有効性、品質は確認されていない。このため、効果を疑問視する声もある。
二酸化塩素(ClO2)に殺菌作用があるのは事実であり、実際に消毒に用いられることもある化合物ではあるが、十分な殺菌が出来るほどの濃度が保たれているか、また長期間の使用により分解され化学変化しないのかなどについてはここでは保障しかねます(大幸薬品は濃度を保つことが出来ているとしている)。
2023年の景品表示法違反について
大幸薬品は「空間に浮遊するウイルス・菌を除去」と表示してクレベリンを販売していたが、2023年4月に消費者庁から景品表示法に違反しているとして追徴金6億円余りが課されることになった。
消費者庁は上記の表示の根拠となる資料を求めていたが、大幸薬品から提供されたデータでは密閉空間での効果は確認されたものの、一般的な環境での効果の裏付けとなる根拠は示されなかったという。
大幸薬品はホームページでこの件について謝罪し、景品表示法上問題がない表示に変えることを表明している。→「消費者庁からの課徴金納付命令について|プレスルーム|大幸薬品株式会社」
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