『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』とは、クレヨンしんちゃんシリーズの第21作目の劇場版である。
監督は、「TARI TARI」「レイトン教授と永遠の歌姫」を作った橋本昌和監督。
主題歌は、SEKAI NO OWARIが歌う『RPG』
今年最も焼きそばを食べたくなる映画に贈られる『日本ヤキソバー賞』の第一回受賞作品。
概要
‐これは、ある春の日、春日部で起こった奇跡と友情と空腹の物語である‐
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」から感動路線が続く傾向であったが、今年は原点回帰、ギャグ一直線のコメディ映画。
カスカベボーイズ以降9年ぶりとなるカスカベ防衛隊が活躍する映画で、さらにオカマキャラクターが久々に登場する作品でもある。
「四畳半神話大系」の監督で、クレヨンしんちゃんでは永らく設定デザインや原画を担当してきた湯浅政明が6年ぶりに原画に再登板されており、作画ファンにも必見。作画に詳しくない人でも一度見ればどれが湯浅氏のパートであるかはおそらく一発でわかるだろう。
脚本はカオスアニメでおなじみの浦沢義雄氏が初登板。同じくテレビシリーズを数多く担当しているうえのきみこ氏も共同執筆している。
ストーリー
春日部で開催された、B級グルメカーニバル。そこにグルメッポーイと名乗る人物が現れカーニバルを乗っ取り始めた。事態を重く見たソースの健は「伝説のソース」があれば何とかなると、恋人のしょうがの紅子にソースを持ってきてほしいと頼む。
しかし、途中でA級グルメ機構の妨害にあい負傷を負ってしまう。そこに偶然しんのすけたちが通りかかり、カーニバルに行くと聞いた紅子は、「ソースを健さんに届けて」とソースを託す。
しかしそれは想像を絶する大冒険の始まりだった・・・
カスカベ防衛隊は追手を振り切り無事にソースを届けることができるのか!?
登場人物
グルメッポーイ
「B級グルメなんかなくなれば・・・もう誰も焼きそばなんか食べられないんだからね」
A級グルメ機構の最高責任者で、今作の黒幕。 世の中から汚らわしきB級グルメを排除し、A級の世の中にしようとたくらむ。そのためにカスカベのB級グルメカーニバルをぶっ潰そうとする。
キャビア
世界三大珍味のキャビアをこよなく愛するロシア美女。マヨラーが大嫌いで、パニックになるとロシア語に戻ってしまう。巨乳である。
トリュフ
トリュフはおいしいものを絶対として、それを他人にも強要する厄介な男オカマ。エレガントを好み、下品を嫌う。非常に鼻の利く豚ピギー(CV:船木真人)を自在に操る。
フォアグラ錦
「ソースを渡すでごわす!」
フォアグラが大好きな相撲取り。自身も濃厚な味がこのみなため、フォアグラ化しつつある。
ソースの健
「B級グルメは庶民の味方でござんす・・・」
凄腕の焼きそば職人で、B級グルメ防衛隊のリーダー。決して高倉健ではない。恋人はいるものの、女性に対しては不器用。
しょうがの紅子
「あたし、健さんの都合のいい女じゃないんだから」
ソースの健さんの恋人。 伝説のソースをカスカベ防衛隊に託した。
下町コロッケどん
「A級のやつらに店を乗っ取られたコロ~」
川越シェフ
川越シェフである。それ以上でも、それ以下でもない。カーニバルに取材に行った際に事件に巻き込まれた。
スタッフ
- 原作/臼井儀人(らくだ社)
- 監督/橋本昌和
- 脚本/浦沢義雄、うえのきみこ
- 絵コンテ/橋本昌和、高橋渉、誌村宏明、宮脇千鶴、増井壮一
- 演出/佐々木忍
- キャラクターデザイン/原勝徳、末吉裕一郎
- 作画監督/原勝徳、大森孝敏、針金屋英郎
- 作画監督補佐/末吉裕一郎、間々田益男
- メカニックデザイン/高倉佳彦
- 音楽/荒川敏行、多田彰文、澤口和彦
- 音響監督/大熊昭
- 色彩設計/野中幸子
- 美術監督/高橋佐知、沖吉真由美
- 撮影監督/梅田俊之
- CGI/つつみのりゆき
- アニメーション制作/シンエイ動画
関連動画
関連項目
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