クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険とは、1996年4月13日に公開されたクレヨンしんちゃんの劇場映画第4作目の作品である。
概要
原作者臼井儀人が直接関わった最後のクレヨンしんちゃん映画。監督は本郷みつるで、次作「暗黒タマタマ大追跡」からは原恵一となる。
全体はファンタジー映画で、時にホラーやギャグがあり、クレヨンしんちゃん映画の中でも評価が高い作品。後半のババ抜きや追いかけっこで笑った人は多いだろう。
また、今作初登場の敵、ス・ノーマン・パーは人気が出たためか、今後のクレヨンしんちゃんでもたびたび登場するようになる。
あらすじ
群馬県に「ヘンダーランド」という遊園地ができた。だがそこは、オカマ魔女のマカオとジョマたちの秘密基地だった。遠足に来た野原しんのすけは謎の少女トッペマ・マペットに魔法のトランプ「スゲーナ・スゴイデスのトランプ」を渡され、地球征服計画を阻止してほしいと頼まれる。だがしんのすけは怖気ついてしまい、トッペマとの間に溝ができる。
その後、マカオとジョマの部下、ス・ノーマン・パーが野原家に来る。しんのすけは魔法のトランプでアクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんを呼び出しなんとか追い出す。
翌日、野原家はヘンダーランドに遊びに行くが、その際ひろしとみさえは人形とすり替えられてしまう。帰宅後、しんのすけは人形に襲われるがトッペマが助けてくれた。しんのすけはひろしとみさえを助けるため、ヘンダーランドに行くことを決意する。
はたして、しんのすけはひろしとみさえを助けられるのだろうか。そして、世界征服は食い止められるのか。
登場人物
トッペマ・マペット
背中にねじ巻きがあるからくり人形の女の子。トッペマ・クレイG・マペットの記事参照。の正体はマカオとジョマに乗っ取られたヘンダーランドの王女であるメモリ・ミモリ姫である。性格は落ち着いており、強い魔力を持っている。
マカオとジョマ
「「消えちゃえ~!」」
しんのすけの世界を支配するためにやってきた二人のオカマ魔女。丸刈り頭の方がマカオ、髪をお団子に結っている方がジョマ。マカオとジョマの記事参照。
クレイ・G・マッド
「仕方ねぇ…喰うか…」
マカオとジョマの部下。シルクハットにタキシードといった風貌で、ヘンダーランドサーカスの団長を務めている。正体は青い毛並みの狼男。じゃんけんのグーがモチーフ。
チョキリーヌ・べスタ
マカオとジョマの部下。黄色い水着のような格好に赤いハイサイブーツを履いた豊満な魔女。白髪長髪で褐色肌のセクシーな巨乳の美女で性格は悪くトッペマからは「手下の中で一番性格が悪い」とまで評されている。彼女の乳揺れで何かに覚醒した少年は多いのではないだろうか。じゃんけんのチョキがモチーフ。
ス・ノーマン・パー
「そう思わねぇか? ええ、小僧!」
マカオとジョマの部下で、雪だるまのような見た目をしている。ス・ノーマン・パーの記事参照。同じように呪いをかけられたヘンダーランドの王子であるゴーマン王子。
雛形あきこ
「私は雛形あきこ!」
実在する女優。スゲーナ・スゴイデスの魔法によって水着姿で出現した。当映画のエンディングテーマを唄っている。
スタッフ
- 原作/臼井儀人(らくだ社)
- 監督/本郷みつる
- 脚本/本郷みつる、原恵一
- 絵コンテ/本郷みつる、原恵一、湯浅政明
- 演出/原恵一
- キャラクターデザイン/原勝徳
- 作画監督/原勝徳、堤のりゆき
- 設定デザイン/湯浅政明
- 壁画デザイン/野村可南子
- 演出助手/水島努
- 音楽/荒川敏行、宮崎慎二
- 音響監督/大熊昭
- 美術監督/柴山恵理子、星野直美
- 撮影監督/高橋秀子
- 色彩設定/野中幸子
- アニメーション制作/シンエイ動画
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- クレヨンしんちゃん
- 本郷みつる
- クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(前作)
- クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(次回作)
- クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者(12年後に本郷みつるが監督を務めた作品)
- 待ちなさーい!!
- クレヨンしんちゃんの関連項目一覧
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